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エンジェル投資とは?やり方から出資をするメリットまで解説!

エンジェル投資

投資先にはさまざまな種類があり、投資手法だけでも数十種類。さらにその先の投資先になると、数千・数万という中から選択できます。

そのため「自分に合った投資手法・投資先がわからない」という人も多いのではないでしょうか。

そんな中でキャッシュリッチな方におすすめなのが「エンジェル投資」。

そこで今回は、エンジェル投資のやり方から出資をするメリットについて詳しく解説します。

エンジェル投資に興味がある人はぜひ参考にしてください。

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また、Founderでは起業家が身分証などを登録して本人確認をすることができます。

本人確認が済んでいる起業家はある程度信頼できるので、投資先を探す際の一つの指標になります。

単純に投資先を探す手段としても有用ですし、自社の新規事業を任せる社長を見つけるために利用するという方法も投資家にとっては大きなメリットになります。

目次

エンジェル投資とは?

エンジェル投資とは、投資家がスタートアップ企業に資金を出資して、出資先の企業が成長したときに配当・株式で受け取れる投資方法の一つです。

ゼロからビジネスを始めるのであればある程度まとまった資金が必要ですが、必ずしも全ての経営者が起業するための潤沢な資金があるとは限りません。

多くのスタートアップ企業の経営者たちは、銀行や国・自治体が主体となっている公的機関から借入、助成金、ベンチャーキャピタルを利用します。

エンジェル投資は、応援したいと思えるスタートアップ企業を個人もしくは組織が出資する形で応援できる仕組みで成り立っています。

元々、欧米で主流な投資ビジネスですが、最近では日本国内でも企業を希望する経営者とエンジェル投資家をマッチングさせる仲介ビジネスがあるほど急増しています。

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エンジェル投資のメリット

エンジェル投資のメリットは以下の通りです。

エンジェル投資のメリット
  • 節税になる
  • 高リターンを期待できる
  • 未来の実業家と繋がれる
  • 熱量が高い組織の経営に参加できる
  • 市場の発展に貢献できる

それぞれのメリットについて解説します。

節税になる

エンジェル投資は、一部資金を所得税から控除できるため節税効果が期待できます。

「節税をしながら投資する」といえば、iDeCo、NISA、ふるさと納税などが有名ですが、エンジェル投資はマイナーな節税投資として密かに注目されているのです。

エンジェル投資をすることで利用できる優遇措置は以下の通りです。

種類種類特徴
優遇措置A・該当するスタートアップ企業の投資額−2,000円(税込)をその年の総所得金額から控除される
・設立5年に満たない企業が対象になる
・控除の上限は「総所得金額×40%」もしくは「800万円」のどちらか
優遇措置B・該当するスタートアップ企業の投資額全額が同年の「株式譲渡益」から控除される
・設立10年に満たない企業が対象になる
・控除の上限はない
プレシード・シード特例・該当するスタートアップ企業の投資額全額が同年の「株式譲渡益」から控除される
・設立5年・営業損益0に満たない企業が対象になる
・控除の上限は20億円2023年4月1日より創設された新しい措置

スタートアップ企業に貢献しながら、所得税を減らす方法を探しているのであれば、エンジェル投資を検討しましょう。

高リターンを期待できる

エンジェル投資は、スタートアップ企業の創業期に低株価で株式を取得できるため、高リターンを期待できます。

少しでも高額リターンを狙うのであれば、多くの投資家たちが出資を決める以下のタイミングで投資を済ませましょう。

  • シード期:起業に向けた準備段階
  • エンジェル期:会社を立ち上げた初期段階

この時期の投資は出資額を最小限に抑えられる上、出資先のスタートアップ企業が証券市場上場やM&A買収すると、数十倍のリターンになることもあります。

ただし、出資をした全てのスタートアップ企業が大きく成長できるわけではありませんので、企業の将来性を見極める力が求められます。

未来の実業家と繋がれる

エンジェル投資をすると、他の投資家たちやベンチャーキャピタル間でのネットワーク構築がしやすいため、未来の実業家とのコネクション作りに役立ちます。

ベンチャーキャピタル(VC)とは、投資家が証券市場に上場していないベンチャー企業(新興企業)に出資する代わりに株式を受け取る投資ファンドを意味します。

同じようにエンジェル投資をしている人たちと交流する機会があれば、自分が持っていない発想で感化されたり、知人経由の非公開企業への投資チャンスが生まれたりするでしょう。

また、金銭面でのサポートをしてもらえた実業家たちから人望が集まれば、投資家としての信頼度も高まり、ビジネスも良好に進みやすくなります。

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熱量が高い組織の経営に参加できる

エンジェル投資のリターンは株式のみに限らず、経営に参加できる権利が含まれるケースも多いです。

そしてエンジェル投資家の中には、投資家を本業としている人の他に、自分でビジネスをしながら社会貢献の一環・人脈づくりで出資をしている人もいます。

経営権を得られるスタートアップ企業に出資をするのであれば、特定の分野に精通している人たちと交流できたり、自分の持つ能力を活かして事業を発展させたりできるでしょう。

ゼロから事業を始めるのであれば、資金調達の他に人材、環境などの準備が大変ですが、すでに基盤のある事業に参加できるのであれば初期段階の負担は軽減されます。

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市場の発展に貢献できる

エンジェル投資は、これからビジネスを始めたい新規の起業をサポートするため、特定の分野や日本国内のビジネス市場の発展に貢献できます。

最新技術を多く生み出している欧米諸国と比べて、日本は国から出される研究費や開発費が少ないため、海外に良い人材が流出している問題が指摘されているのが現状です。

応援したい事業分野があったり、革新的なアイデアをビジネス化しようとしている人たちに資金面でサポートをすれば市場全体の発展にもつながります。

発展が期待できる事業や熱意を持った実業家たちに対して社会貢献の一環としてエンジェル投資をする人たちもいることを知っておくと良いでしょう。

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エンジェル投資のデメリット

エンジェル投資のデメリットは以下の通りです。

エンジェル投資のデメリット
  • 成功率はそれほど高くない
  • 回収までに時間がかかる
  • 投資先の選定が難しい
  • 多額の資金が必要

それぞれのデメリットについて解説します。

成功率はそれほど高くない

エンジェル投資は、高リターンを期待できる代わりに、出資した企業が倒産してしまうと元本を回収できずに損して終わってしまう点を理解しておく必要があります。

一般的には、スタートアップ企業のうちビジネスとして生き残れるのは5年後が15%、20年後は1%未満と言われています。

東京商工リサーチが発表した2023年(令和5年)の全国企業倒産件数と負債総額は、以下の通りです。

  • 倒産件数:8,690件
  • 負債総額:2兆4,026億4,500万円

2022年と比べると、倒産件数は35.18%増えており、スタートアップ企業を含めて事業を継続することは容易ではないことが伺えます。

一般的な投資であれば、企業の過去の実績から「安定性」を評価できますが、エンジェル投資の場合は事業計画や市場調査をして将来性を予測しなければなりません。

回収までに時間がかかる

エンジェル投資は、事業が安定してからリターンが開始されるため、最短でも約5年ほどの時間がかかることを理解しておきましょう。

リターンを受け取る手段として株式上場・M&A売却・配当などがありますが、どの場合においても「安定した利益が出せてからリターン開始」となります。

ちなみに株式上場をさせるためには、決められた資本の確保が必要なほか、一時的ではなく連続的に利益を生み出せている必要があります。

また、事業における透明性や倫理を評価するコーポレートガバナンスの整備も必要で、エンジェル投資を通じて短期的な黒字は見込めません。

長期的な視点で投資をする意識で出資をするか検討してください。

投資先の選定が難しい

エンジェル投資は、起業前の準備段階や会社立ち上げの初期段階での出資になるため、企業の将来性や発展性を推測するのがむずかしいです。

ビジネスを始める初期段階で銀行や国・公的機関の借入に頼らず投資家たちのサポートを募る場合、過去の実績が少ない事業者や経営者が集まる傾向にあります。

「過去の実績がない=失敗するリスクが高い」わけではありませんが、スタートアップ企業の継続できる確率の低さを踏まえると、判断材料が少ないエンジェル投資はリスクが大きいです。

安易に出資を決めるのではなく、経験や知識を活用しながら、経営陣から入念に話を聞いたり事業計画と市場調査の緻密性を見たりして投資をするか決断しましょう。

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多額の資金が必要

ベンチャーキャピタルのような大規模ファンドと比較すると少額の資金で出資ができますが、十分なリターンを期待するのであればそれなりに多額の資金が必要です。

株式の受け取りのみに限らず、自分も経営に参加して戦略などにもアイデアを出したいと考えるのであれば、経営陣が納得するだけの出資をしなければなりません。

また、一般的には初期費用を多く用意するほどより早く・より高額な利益を出しやすいとされています。

最小10万円から投資ができると言われているエンジェル投資ですが、自分が気に入った事業に投資するためにはある程度多めの出資金を用意しておくのがおすすめです。

エンジェル投資のやり方 

エンジェル投資のやり方は以下の通りです。

エンジェル投資のやり方
  • マッチングサービスを利用する
  • イベントに参加する
  • 知り合い経由で紹介してもらう

それぞれのやり方について解説します。

マッチングサービスを利用する

最近では、エンジェル投資家とスタートアップ企業をマッチングさせる仲介サービスが増えており、投資経験が少なかったり人脈がない方でも参加しやすくなりました。

おすすめのマッチングサイトは、以下の通りです。

マッチングサイト名特徴
StartupList・日本国内最大規模
・事業概要が表示されて、興味があれば承認申請をすれば詳細が開示される
資金調達ナビ・エンジェル投資以外に、借入、助成金の利用を悩んでいる企業が登録している
BATONZ・M&Aを名指す起業家が多く集まる
・企業間のコミュニケーションが充実している
Founder・エンジェル投資に特化
・マッチングしてない企業ともコミュニケーションが取れる
Angel Port・facebook経由の個人認証があり、透明性・安全性が保障されている
・SNSのDMのように手軽にコミュニケーションが取れる

マッチングサイトを利用するのであれば、エンジェル投資家としての有益な情報をできるだけ多く開示することが大切です。

過去の実績や専門性の高い知識・経験があれば、出資とともにアドバイスを受けたいと考える事業形からの注目も集まるでしょう。

イベントに参加する

スタートアップ企業やベンチャー企業を対象にしたビジネスコンテストやピッチイベントに参加すると、出資したいと思える企業を見つけやすいです。

実際に経営者たちのプレゼンを聞くことで、書面だけでは伝わりづらい収益モデル・事業計画の詳細が把握できます。

どんなに良いビジネスモデルを作れていたとしても経営者のモラルや倫理観に問題があれば将来的に失脚する可能性もでてくるでしょう。

その点でオフラインでの交流は、人間性を見る良い機会にもなります。

知り合い経由で紹介してもらう

知り合い経由で投資家・企業家・ベンチャーキャピタルの紹介をしてもらえるのであれば、共通の知り合いである点から信用度が高まります。

エンジェル投資では、投資家側のみではなく企業側にも選ぶ権利があるため、知り合いの紹介であれば、投資家側の信用度も高くなるでしょう。

ただし、知り合いに紹介してもらった企業が全て100%相性が良いとは限りませんので、実際に話をしたり情報を共有してもらったりして、最終的には自分で判断しましょう。

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エンジェル投資に関するよくある質問

エンジェル投資に関するよくある質問は以下の通りです。

エンジェル投資に関するよくある質問
  • エンジェル投資で株を受け取る割合は? 
  • エンジェル投資家になるにはいくら必要? 
  • エンジェル投資は個人でもできる? 
  • エンジェル節税って何?

それぞれの質問に回答します。

エンジェル投資で株を受け取る割合は?

日本国内に限った場合、エンジェル投資で株を受け取る割合はおおよそ10%です。

エンジェル投資の投資家たちは、出資をする代わりに会社の株式を保有する権利を受け取ります。

持ち株比率を大きく渡してしまうと、経営権を失うリスクがあるためビジネス計画に応じて損のない交渉をしましょう。

エンジェル投資家になるにはいくら必要?

最小10万円ほどからエンジェル投資家として投資できます。

リスクがある一方で大きな利益が得られるチャンスがあるため、気になる方は少額から投資を検討できます。

ただし、投資用の資金を調達できたとしても、エンジェル投資家になるためには起業家や経営者とマッチングしなければなりません。

交流会、マッチングサイト、株式投資型クラウドファウンディングなどのツールを使って投資先を見つけましょう。

エンジェル投資は個人でもできる?

エンジェル投資は、個人でもできます。

少額投資にも対応しているので、高額な資金調達が難しい方でも応援したいスタートアップ企業や起業家に貢献できるのが魅力です。

さらにスタートアップ企業や起業したばかりのビジネスに特化しているため、先見の目冴えていればハイリターンが期待できるでしょう。

一方で、個人事業主がエンジェル投資を受けることはできませんので注意が必要です。

エンジェル税制って何?

エンジェル税制とは、ベンチャー企業への投資を増加させる目的で、対象企業に投資した個人投資家を優遇する制度です。

投資をした個人事業主は、「投資のタイミング」と「売却のタイミング」で税制上の優遇が受けられます。

さらに、民法組合・投資事業有限責任組合を通して投資をした場合も、個人投資家と同じ優遇が受けられるので節税などの目的で利用する方も少なくありません。

投資先には、業種ごとに資本金の額や従業員の数の制限が設けられているので、要件に該当するかどうかを確認した上で投資を検討しましょう。

細かい条件や判定基準については、中小企業庁のホームページから確認できます。

エンジェル投資ならFounderがおすすめ

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Foundeは日本最大級のビジネスマッチングサイトで、30,000名以上の起業家と5,000名以上の投資家が登録をしています。

3万件以上の投資先リストを見ることができるため、普段なかなか良い投資先が見つからないという投資家の方でも興味を持てる事業案や自分の専門領域に近い事業案が見つかります。

また、Founderでは起業家が身分証などを登録して本人確認をすることができます。本人確認が済んでいる起業家はある程度信頼できると考えられるので、投資先を探す際の一つの指標になります。

起業家のプロフィールには希望調達額や事業内容などが掲載されており、その中から気になった起業家にメッセージを送ることができます。

起業家のプロフィール
  • プロフィール写真(未登録もあり)
  • 本人情報(性別、年代、創業年など)
  • 希望調達金額
  • 自己PR
  • 事業計画・事業内容
  • 投資の内訳・起業の際の必要物
  • 予想収益
  • 投資家への還元方法  など

リストを見る際は無料ですが、その後気になった起業家にメッセージを送る際は有料となります。

単純に投資先を探す手段としても有用ですし、自社の新規事業を任せる社長を見つけるために利用するという方法も投資家にとっては大きなメリットになります。

まとめ

今回は、エンジェル投資について詳しく解説しました。

エンジェル投資といってもさまざまな投資先があり「結局どういった投資先へ投資をすれば良いのだろうか?」と悩んでしまう人は多いでしょう。

投資先はひとつではないため、今回紹介した内容を踏まえ、自分に合った起業家を探してみてはいかがでしょうか。

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