今回は金利や審査の面でメリットの大きい「ノンバンクのおすすめ不動産担保ローン」について解説します。
不動産担保ローンを取り扱っているのは、主に銀行などの金融機関とノンバンク(消費者金融や信販会社など)です。
審査難易度や融資までに必要な期間を考えると、ノンバンクの不動産担保ローンのほうが使い勝手が良い傾向があります。
赤字決算や二番抵当でも借りられる不動産担保ローンもありますので、銀行融資を断られた方は、ぜひ参考にしてください。
不動産を所有している法人の場合、「AGビジネスサポートの不動産担保ローン」での借入がおすすめです。
AGビジネスサポートはノンバンクで、銀行融資を断られた方でも柔軟に対応してくれます。
特に建設業、製造業の中小企業の利用が多く、地域問わず全国の法人が利用可能な点も人気の理由です。
二番抵当でも申込でき、支払回数は最長360回なので、すぐに資金が必要な方はまず仮申込をしてみましょう。
AGビジネスサポート 「不動産担保ローン」 | セゾンファンデックス 「不動産担保ローン」 | ファンドワン 「不動産担保融資」 | |
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融資時間 | 最短3日 | 最短3営業日 | 数日 |
融資限度 | 5億円 | 5億円 | 1億円 |
金利 | 年2.49%~8.99% | 年4.5%~9.9% | 年2.5%〜15.0% |
期間 | 元金一括返済:最長2年 元利均等返済:最長30年 | 最長300ヶ月 | 一括返済:最長12ヶ月 元金均等:最長420ヶ月 元利均等:最長420ヶ月 |
回数 | 元金一括返済:24回以内 元利均等返済:360回以内 | 300回以内 | 一括返済:12回以内 元金均等:420回以内 元利均等:420回以内 |
申込方法 | AGビジネスサポート 公式サイト | セゾンファンデックス 公式サイト | ファンドワン 公式サイト |
ノンバンクの不動産担保ローンランキング4選
ノンバンク系の不動産担保ローンを探しているなら、下記4社から検討してみましょう。
なかには大手消費者金融系列の不動産担保ローンもあり、スピード融資や柔軟な審査が期待できます。
1位:不動産担保ローン「AGビジネスサポート」
金利(実質年率) | 2.49~8.99% |
期間・回数 | 元金一括返済:最長2年(24回以内) 元利均等返済:最長30年(360回以内) |
利用限度額 | 5億円 |
融資スピード | 最短3日 |
担保 | 土地・建物 |
設定保証人 | 原則不要 |
申し込み条件 | 法人および個人事業主 |
AGビジネスサポートの不動産担保ローンは、地域問わず、全国の事業主が利用可能です。
個人事業主や、赤字決算になりそうな場合でも柔軟に相談に応じてもらえます。
住宅ローン返済中や、担保に入れたい不動産が親族名義でお悩みの方も検討可能なので、他社での借り入れが難しかった方も検討してみてください。
手数料や保証料、事務手数料等も不要なので、スムーズな返済計画を立てられます。
支払回数は最長360回なので、月々の支払いを抑えて資金調達したい事業主のニーズにぴったり寄り添います。
借主と不動産の所有者の名義が異なるからといって諦めることなく、まずは一度相談してみることをおすすめします。
- 最大限度額は5億円(個人事業主の場合は2,000万円)
- 年2.49~8.99%の固定金利
- 最長支払い回数は360回
- 親族名義の不動産でも相談可能
- 申し込みから融資金受け取りまで来店不要
- 親身に相談に乗ってほしい人におすすめ
![](https://wizbiz.jp/column/wp-content/uploads/2023/09/LINE_ALBUM_ビジネスローン_230918_28-300x169.jpg)
2位:不動産担保ローン「セゾンファンデックス」
金利(実質年率) | 4.5%~9.9% |
期間・回数 | 60ヶ月(60回)〜300ヶ月(300回) |
利用限度額 | 5億円 |
融資スピード | 最短3営業日で審査 |
担保 | 不動産 |
設定保証人 | 原則不要 |
申し込み条件 | 法人・個人事業主※ |
セゾンファンデックスの不動産担保ローンは、クレディセゾングループのローンです。
資金使途はさまざまなので、これから法人化する個人事業主や赤字決算の法人も利用できます。
そのため、資金繰りを改善するローンとして多くの法人や個人事業主から選ばれる不動産担保ローンの1つです。
融資の使途はさまざまで、運転資金、設備投資、開業資金、納税資金、ローンの借り換えなど事業にかかわるさまざまな費用の資金に使えます。
銀行とは違う審査基準なので、赤字決算、創業してから間もないケースでも利用できるため、決算内容だけでなく事業計画や返済計画、資金計画などもしっかり準備しましょう。
- さまざまな資金使途に利用可能
- 銀行とは異なる審査基準
- 担保余力を重視
- 対象エリアは全国
- 親族所有の不動産も担保にできる
- 担保にしたい不動産が都心から離れていてもおすすめ
![](https://wizbiz.jp/column/wp-content/uploads/2024/06/WIzBiz-Note-thumbnail-3.png)
3位:不動産担保ローン「MRF」
金利(実質年率) | 4.0%~15.0% |
期間・回数 | 3年以内(1~36回)※ |
利用限度額 | 3億円 |
融資スピード | 1〜2週間程度 |
担保 | 土地・建物に根抵当権 |
設定保証人 | 原則不要 |
申し込み条件 | 個人事業主・法人の代表者 |
福岡県に本社がある株式会社エム・アール・エフは、不動産担保ローンの商品も提供しています。
西日本エリアを中心とした営業なので、関西や九州地域に人気です。
プランはさまざまありますが、その中でも「長期間元金据置プラン」がビジネスにおすすめ。
最高15年、元金返済を据え置けて、毎月の返済は利息になるため、返済負担を最低限に抑えられます。
ただし元金返済計画はしっかりと立てておかなければなりません。
また、最高3億円までの融資が可能なので、高額資金を必要とする人も利用できます。
そして、営業担当者が訪問して相談してくれるため、自分で足を運ぶ必要もありません。
- 元金一括返済
- 最高3億円の融資をできる
- 出張相談も可能
- 西日本地域で不動産担保ローンを探している人におすすめ
4位:不動産担保融資「ファンドワン」
金利(実質年率) | 2.5%~15.0% |
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期間・回数 | 一括返済:1ヶ月(1回)〜12ヶ月(12回) 元金均等:2ヶ月(2回)〜420ヶ月(420回) 元利均等:2ヶ月(2回)〜420ヶ月(420回) |
利用限度額 | 1億円 |
融資スピード | 数日 |
担保 | 土地・建物に根抵当権 |
設定保証人 | 不要 |
申し込み条件 | 個人事業主・法人 |
ファンドワンの「不動産担保融資」は最低金利が他社と比べて低く設定されていて、最高1億円まで融資を受けることができます。
商品の種類も豊富で、担保が不要な事業者ローンから不動産担保融資や売掛債権担保融資まで揃っています。
返済期間が明示されておらず、比較的審査のハードルが低い部分も特徴です。
- 下限金利は2.5%
- 最高1億円までの融資
- 即日審査回答
- 一括返済・元金均等・元利均等・自由返済
ノンバンクの不動産担保ローンの特徴
ノンバンクの不動産担保ローンの特徴は下記4つです。
特に審査や抵当権の設定順位に柔軟な点は、銀行にはない特徴といえます。
- 比較的審査が柔軟
- 必要書類が少なくて済む
- 年齢による制限が少ない
- 抵当権の設定順位に柔軟
比較的審査が柔軟
ノンバンクの不動産担保ローンは比較的審査が柔軟です。もちろん「柔軟」といっても審査がないわけではありません。
法人や個人事業主が不動産担保ローンを利用する場合、赤字決算だと銀行からの融資が受けられない可能性があります。
一方で、ノンバンクの不動産担保ローンは決算内容だけで判断するのではなく、今後の返済計画や担保価値を検討し総合的に融資可否を判断してくれます。
事実、AGビジネスサポートやセゾンファンデックスの公式サイトを見ると、下記のような記載があります。
Q.赤字決算・債務超過・銀行リスケ中でも検討可能か。
A.検討可能です。
引用:AGビジネスサポート公式サイト
過去の財務内容だけでなく現状のご商売に鑑み融資実行の可能性を検討してまいります。
まずはお気軽にお申込み・ご相談ください。
返済が困難なときに返済期日を先送りしたり、一時的に返済額を減額してもらうこと。
参考:中小機構公式サイト「リスケジュールを取り巻く環境」
Q:決算書が赤字でも融資を受けることはできますか?
A:赤字決算のお客様へのご融資実績も多数ございます。事業計画書をご提出いただき、経営改善案をお教えください。今後の事業計画・返済計画・担保不動産などをもとに総合的に判断させていただきます。他の金融機関ではお取扱いが難しい場合でもお気軽にご相談ください。連続赤字決算でもまずはお問合せください。
引用:セゾンファンデックスよくある質問
![](https://wizbiz.jp/column/wp-content/uploads/2024/03/WIzBiz-Note-thumbnail-4-300x180.png)
必要書類が少なくて済む
銀行の不動産担保ローンと比べ、ノンバンク不動産担保ローンは必要書類は少ないのが特徴です。
申込時に必要な書類が多いと準備に時間がかかるだけではなく、書類不備があった際に再提出が求められるなど審査難易度が上がります。
ノンバンク不動産担保ローンのなかには、借入計画書など自己申告書類だけで仮審査を進めてくれる業者もあります。
一方、銀行の不動産担保ローンの審査では、申込段階で決算資料や登記簿謄本などが必要なケースも多く申込手続きが面倒です。
不動産担保ローンの必要書類比較
三井住友銀行 有担保ローン | 1.本人確認書類 ・運転免許証 ・パスポートなど 2.年収確認書類 3.担保物件を確認できる書類 ・不動産登記簿謄本など 4.資金使途が確認できる書類 ・見積書や請求書など 5.その他確認書類 ・振込先が確認できる書類 ・住民票謄本 ・健康保険証 ・印鑑証明書 |
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MRF 不動産担保ローン | 1.本人確認書類 ・運転免許証や健康保険証など本人を証明するもの2点 2.不動産登記簿謄本 3.公的な営業許可証又は届出書 4.事業実績を証する書類 ・確定申告書、納税証明書 ・事業計画など 5.残高証明書 |
セゾンファンデックス 不動産担保ローン | 1.改善計画書 2.借入計画書 |
ファンドワン 不動産担保ローン | 1.本人確認書類 ・運転免許証など 2.登記簿謄本 3.決算書2期分(確定申告書) 4.印鑑証明書 5.納税証明書 ※その他必要と判断した資料 |
AGビジネスサポート 不動産担保ローン (個人事業主の場合) | 1.本人確認書類 ・健康保険証 ・運転免許証など 2.確定申告書 |
![](https://wizbiz.jp/column/wp-content/uploads/2024/05/11-300x169.jpg)
年齢による制限が少ない
年齢制限が少ない点も、ノンバンク系不動産担保ローンの特徴のひとつです。
メガバンクの有担保ローンは「完済時80歳まで」など、上限年齢が設定されているケースがほとんどですが、ノンバンクの不動産担保ローンのなかには年齢制限なしのローンもあります。
高齢者でも相談可能な不動産担保ローンも多いため、安心して申し込める点がメリットといえます。
三井住友銀行 有担保ローン | 18歳以上70歳まで ※完済時満80歳の誕生日まで |
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りそな銀行 フリーローン有担保型 (ライフイベントプラン) | 20歳以上70歳まで ※完済時満80歳の誕生日まで |
MRF 不動産担保ローン | 事業資金であれば年齢制限なし |
セゾンファンデックス 不動産担保ローン | 年齢制限ありだが高齢でも相談可 |
ファンドワン 不動産担保ローン | 要相談 |
AGビジネスサポート 不動産担保ローン (個人事業主の場合) | 年齢制限なし |
抵当権の設定順位に柔軟
ノンバンク系の不動産担保ローンは、抵当権の設定順位にも柔軟です。
結論からいうと「二番抵当」になる不動産でも融資が受けられる場合があります。
Q.担保となる不動産ですでに借入れをしています。新たに融資を受けることはできますか?
A.第2位順位以下の抵当権を設定してご融資した実績も多数ございます。現在の借入残高と担保物件の評価額をもとに総合的に審査させていただきます。他の金融機関ではお取扱いが難しい不動産でもお気軽にご相談ください。
引用:セゾンファンデックス公式サイトよくある質問
Q.担保予定の不動産に銀行の設定が入っていても問題ないですか?
A担保予定の不動産が第2番順位以下でもご融資可能です。お気軽に営業担当者までお問い合わせください。
引用:MRF公式サイトよくある質問
不動産担保ローンを利用する場合、当然ながら担保として差し出した不動産には「抵当権」が付きます。
「抵当権(ていとうけん)」とは、債権者(お金を貸した側)が相手から返済されなかったときに不動産を売る権利のことです。最初に抵当権を付けた金融機関が「一番抵当権」、次に抵当権を付けた金融機関は「二番抵当権」を得ることになります。
不動産担保ローンの契約者が返済できず、お金を貸した金融機関が担保不動産を競売(けいばい)にかけた場合、はじめに売却益を得られるのは一番抵当権を保有している金融機関です。
大手銀行は貸し倒れリスクをおさえるため、二番抵当になる担保は敬遠する傾向があります。わかりやすい例でいうと、一般的な銀行住宅ローンにおいて二番抵当で融資を受けることはできません。
![](https://wizbiz.jp/column/wp-content/uploads/2024/04/WIzBiz-Note-thumbnail-2-300x180.png)
「担保掛目」や「評価の基準値」が銀行系より高い
「担保掛目」や「評価の基準値」が銀行系より大きい点も、ノンバンク系不動産担保ローンの特徴です。
担保価値を決めるための不動産の基準値価格
担保価値を計算するための掛け率のこと
不動産担保ローンで融資が行われる際には、次のような流れで不動産の価値が評価されます。
- STEP1:不動産の相場がチェックされる
- STEP2:査定評価額の基準値が決められる
- STEP3:基準値に担保掛目(査定額を決める際に必要となる掛け率)がかけられて査定額が決まる
査定額の基準値や担保掛目が高いと不動産の査定額は上がるため、当然ながら融資可能額もアップします。
一方で担保掛目の設定が厳しいと、希望する額は借りられないかもしれません。
銀行とノンバンク系不動産担保ローンの評価基準値や担保掛目を比較すると、下記のようになります。
土地A(宅地、面積100㎡、路線価は100万円/㎡)のケース
銀行の不動産担保ローン | ノンバンクの不動産担保ローン | |
---|---|---|
不動産の相場(注1) ※一般的に路線価の120% | 1億2千万円 | 1億2千万円 |
査定額の基準値(一次評価額) | 9千600万円(相場の80%程度)※注2 | 1億2千万円(相場の100%程度) |
担保価値(一次評価額×担保掛目%) | 9千600万円×担保掛目70%=6千720万円 | 1億2千万円✕担保掛目90%=1億800万円 |
最終的な査定額(融資限度額) | 6千720万円 | 1億800万円 |
(注2)銀行の担保評価は、路線価を基準に立地や面積・周囲の状況などを参考に価格を計算する減点方式。一般的には80%(つまり路線価と同額程度)になる
ノンバンクの一次評価や担保掛目の数値は非公開ですが、一般的な査定では上記のような計算が行われるのがほとんどです。
銀行の不動産担保ローンは金利が低いため、貸し倒れリスクを最小限におさえる目的で不動産評価は厳しめです。一方、ノンバンク系の不動産担保ローンは貸し倒れリスクを予測して銀行より金利を高くしているため、柔軟な評価をしてくれるのです。
「担保価値に不安があるけど融資を受けたい」と思うなら、銀行より先にノンバンク系の不動産担保ローンから検討しましょう。
![](https://wizbiz.jp/column/wp-content/uploads/2024/04/3-300x169.jpg)
ノンバンクの不動産担保ローンと相性が良い事業者
「どんなケースならノンバンク系の不動産担保ローンと相性がよいのか?」下記4つのケースについて詳しく見ていきます。
- できるだけ早く融資を受けたい場合
- 申込者の年齢が高い場合
- 担保の順位が一番ではない場合
- 審査が不安な場合
できるだけ早く融資を受けたい場合
ノンバンク系の不動産担保ローンは、「月末までに従業員の給料を支払いたい」「今週中に仕入れ代金を振り込みたい」など、できるだけ早く融資を受けたい場合に最適です。
ノンバンクの不動産担保ローンは、早ければ最短3日で融資が完了します。
一方、銀行の不動産担保ローンは不動産の調査や審査に時間がかかるため、長いケースでは2~3週間かかる場合があります。信用保証協会融資なら銀行審査の前に信用保証協会の審査もあるため、どんなに早くても数週間かかるでしょう。
参考:信用保証協会融資について「初めての融資を信用保証」
申込者の年齢が高い場合
ノンバンクの不動産担保ローンは、申込者(個人事業主なら本人、法人なら代表者)の年齢条件についても柔軟なため、高齢の方に向いている不動産担保ローンといえます。
銀行系不動産担保ローンは「申込年齢は70歳未満」など制限があるのに対し、ノンバンク系の不動産担保ローンは「申込の年齢は制限なし」と柔軟なケースがほとんどです。
Q.年齢制限はありますか?
A.原則、事業資金であれば年齢制限はありません。お気軽に営業担当者までお問い合わせください
引用:MRF公式サイトよくある質問
担保の順位が一番ではない場合
ノンバンクの不動産担保ローンは、担保の順位が一番ではない場合も相性が良いローンといえます。
銀行系不動産担保ローンでも「二番抵当でも申込可」としているところはあります。しかし、銀行の不動産査定はノンバンクより保守的なため、評価額がノンバンクより低くなる可能性が高いです。
そのため、銀行系不動産担保ローンの場合は、二番抵当で申し込みはできても融資を受けられる可能性は低いでしょう。
審査が不安な場合
「銀行に融資を断られている」「赤字で決算内容も悪い」など、審査が不安な場合にもノンバンクの不動産担保ローンは向いています。
具体的には、リスケをしている事業者でも借りられるノンバンクがあります。
Q.現在リスケ中でもうすぐ期限が来ます。もし、延長が出来なかった際の利用は可能ですか?
A.今後の事業資金プランも含めたご提案が可能です。また返済期間も最長35年がありますので、月々の返済額負担の軽減も図れます。お気軽に営業担当者までお問い合わせください。
引用:MRF公式サイトよくある質問
銀行は担保価値だけで融資可否を判断しますが、ノンバンクは契約者の返済能力も重視してくれるため「銀行では断られたけどノンバンクでは借りられた」といったケースも多いのが実態です。
![](https://wizbiz.jp/column/wp-content/uploads/2024/04/1-1-300x169.jpg)
ノンバンクの不動産担保ローンにおける注意事項
ノンバンクの不動産担保ローンは審査に柔軟で、かつ銀行より高めに査定してもらえますが、下記3つの点には注意が必要です。
- 銀行よりも金利が高い場合がある
- 悪質・違法業者を選ばないようにする
- 対象エリアに含まれるサービスを選ぶ
特に、銀行と比較して金利が高い点には注意しましょう。比較検討する際には、返済シミュレーションで総支払額を計算しておくことがポイントです。
銀行よりも金利が高い場合がある
ノンバンクの不動産担保ローンは、銀行よりも金利が高いケースがあるため注意が必要です。
ローン金利を確認する際は、かならず上限金利で比較しましょう。不動産担保ローンの金利は「下限金利~上限金利」で表示されていますが、ほとんどの融資で適用されるのは上限金利だからです。
金利以外にも、事務手数料や登記設定費用が必要な点にも注意が必要です。事務手数料の額は銀行やノンバンクによって変わるため、「総額でいくら払うか?」をよく確認しておきましょう。
銀行とノンバンク系の不動産担保ローンの金利と事務手数料比較
貸付金利 | 実質年率 | 事務手数料 | 注意事項 | |
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東京スター銀行 スター不動産担保ビジネスローン | 3.75%~ | 6.00% | 融資金額×1.1% | 登記費用、印紙税等は実費 繰り上げ返済時の手数料は不要 契約期間延長時も更新料不要 |
三井住友トラストローン&ファイナンス | 2.99%~ | 6.40% | 融資金額の2.2% | 解約違約金は繰上げ返済する元金の3.00%以内 |
AGビジネスサポート 不動産担保ローン | 2.49%~ | 8.99% | 融資金額×0.00%~3.00% | 早期返済違約金……支払期日前に返済約定を超える元金の一部または全部の返済を行う場合は、支払期日前返済元金に2.00%を乗じた額を支払う必要あり |
MRF 不動産担保ローン (長期間元金据置プラン) | 4.00%~ | 9.90% | 融資金額の3.30% | 契約期間は3年以内で最長15年まで更新可能。 更新時は再度「更新手数料(借入額×3.3%)」が必要 |
セゾンファンデックス 不動産担保ローン | 2.75%~ | 4.55% | 融資金額の1.65% | 下記は実費(調査料(融資金額の0.55%以内、収入印紙代相当額、登記費用、振込手数料) 中途解約時は返済元金の3.0%以内が必要 |
ファンドワン 不動産担保ローン | 2.50%~ | 15.0% | 要確認 | ー |
![](https://wizbiz.jp/column/wp-content/uploads/2024/04/WIzBiz-Note-thumbnail-1-300x180.png)
悪質・違法業者を選ばないようにする
ノンバンクの不動産担保ローンを利用する際は、「正規の貸金業登録をしていない」など悪質・違法業者を選ばないようにしましょう。
安心して利用できるのは、国や自治体へ貸金業者登録を済ませている業者のみで、違法業者のなかには、貸金業登録をせずに大手消費者金融の名前を語って営業しているケースもあります。
「闇金や街金」などと呼ばれる悪質な違法業者を利用すると、法外な利息を取られたり延滞した際には職場や実家に取り立てに来られたりするため絶対に利用してはいけません。
正規の貸金業者かどうかは、下記の金融庁公式サイトで検索できます。
参考:金融庁「登録貸金業者情報検索サービス」
悪質な事業者の例も載せていますので、こちらも参考にしてください。
違法な金融業者に関する情報について
詐称業者名 | 詐称登録番号 | 具体的な内容 |
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三井住友カード | 近畿財務局長第00209号 | 偽サイトへ誘導するメールの送付を行う業者 正規の三井住友カードとは無関係 |
株式会社デビュー | 登金(4)第00482号 | 貸金業者の登録番号に「登金」が記載されることはない 第00482号は廃業済の貸金業者の登録番号 |
東京クレジット | 関東財務局長(12)第00525号 | 正規の貸金業者名と類似の商号を使用 登録番号や住所を不正に使用して勧誘を行っているが同社とは無関係 |
対象エリアに含まれるサービスを選ぶ
不動産担保ローンでは、担保になる不動産がローン事業者の対象エリアに含まれていないと利用できない場合がありますが、ノンバンクは担保があるエリアに関しても柔軟です。
セゾンファンデックスの場合は、北海道から沖縄までの全国が対象で、東京なら離島を除くほぼ全域が対象エリアでカバーされています。
一方、銀行融資の場合は「銀行の営業エリア内に担保があること」など、対象地域が限定されるケースがあります。これは、銀行が不動産を調査する際に現地調査が必ず必要で、かつ融資期間中にも定期的に不動産を調査することが多いからです。
「せっかく申し込んだのに営業エリア外を理由に断られた」とならないように、不動産担保ローンを利用する際は対象地域を確認しておきましょう。
ノンバンクの不動産担保ローンに関するFAQ
ノンバンクの不動産担保ローンで融資を受ける際には、「実際どれくらい借りられる?」など、公式サイトに書かれていないような疑問も起きがちです。
ノンバンクの不動産担保ローンに関するよくある質問についても、詳しく回答します。
- ノンバンクはどのくらい借りることができますか?
- 銀行とノンバンクの違いは何ですか?
- 審査に通らない理由は何ですか?
ノンバンクはどのくらい借りることができますか?
公式サイト上では「最高10億円融資可能」など高額融資を提示していますが、実際の融資額はもっと少ないのが実態です。
一般的には不動産の担保評価額が高くても、最高限度額まで融資されるケースはほぼありません。なぜなら、不動産の評価額と返済可能額は違うからです。
例えば、10億円の価値がある不動産を担保に入れても、「ローン契約者が10億円を返済する能力があるか?」というと、それは別問題です。
実際の融資額は、担保評価額や決算内容、現在利用中のローンの支払い状況などを総合的に審査して決定されます。
なお「借入れは年収の三分の一まで」と定められた総量規制では、不動産担保ローンは「総量規制の除外貸付」に該当します。返済能力さえあれば、年収の三分の一を超える高額融資も可能です。
参考:日本貸金業協会公式サイト「総量規制にかかわらず、お借入れできる貸付けの契約があります」
ノンバンクの不動産担保ローンで即日借りたいのですが可能ですか?
不動産担保ローンで即日融資はできません。なぜなら、担保として設定した不動産の担保価値を調査するのに、最低でも1~2日程度必要だからです。
ただ、ノンバンクなら最短3日程度で融資が受けられるケースがあります。急いでいるなら申込時に相談すると柔軟に対応してくれるかもしれません。
ノンバンクの不動産担保ローンで個人向けはありますか?
ノンバンクの不動産担保ローンは法人や個人事業主向けが多いですが、セゾンファンデックスのフリーローン(不動産担保)は個人融資も可能です。
一定の担保価値がある不動産を保有しているなら、個人でも最短3日で融資が可能ですので一度相談してみると良いでしょう。
銀行とノンバンクの違いは何ですか?
銀行とノンバンクは、資金の調達方法が違います。
銀行は預金者からの預金や日本銀行、企業や個人の投資家などから資金を集めています。一方、ノンバンクの資金源は自社資金や金融機関などです。
銀行は資金調達コストが安いため低金利で融資ができますが、ノンバンクは銀行より高い金利で資金調達をするケースが多いため、貸付金利は銀行より高くなります。
また、審査については銀行よりノンバンクのほうが柔軟です。低金利で融資を行う銀行は1件でも貸し倒れが発生すると大きな損害を受けるため、審査は厳しめです。ノンバンクは一定の貸し倒れリスクを見込んで貸付金利を高めに設定することが多いため、柔軟な審査をしている業者が多いのが実態です。
返済能力があり審査通過に自信があるなら銀行ローン、審査通過が不安ならノンバンクを優先して検討してみると良いでしょう。
審査に通らない理由は何ですか?
ノンバンクの不動産担保ローンで審査に通らない理由は複数ありますが、いずれも審査落ちの理由は非公開のためわかりません。
下記は想定される審査落ちの例です。下記に該当しているなら審査通過は難しいでしょう。
審査落ちの理由
理由 | 詳細 |
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決算内容が悪い | 赤字や債務超過が大きすぎて返済能力に乏しいと判断された |
担保の評価額が低い | 査定額が低い 「駅から離れている」「袋小路にある」など、場所によっては担保価値がないと判断され審査に落ちることもある |
代表者の信用情報 | 代表者の信用情報にネガティブな履歴が残っている (他社ローンの延滞、債務整理の履歴など) |
虚偽の申し込み | 本人確認書類や決算資料の偽造、本人情報の虚偽申込など |
審査に落ちた場合は、信用情報機関の本人開示サービスを利用し、ネガティブな情報が残っていないか確認すると良いでしょう。他社延滞や債務整理の履歴は原則5年、銀行融資に関わる自己破産履歴は最長7年を超えない範囲で残ります。
立て続けに複数の不動産担保ローンに申し込みと審査落ちが続く可能性もあるため、次回申込をするなら信用情報に傷がなくなってからにしましょう。
まとめ
低金利で高額資金を調達するなら、不動産担保ローンがおすすめです。
不動産担保ローンは銀行やノンバンクが扱っていますが、融資のスピードや柔軟な審査を期待するなら銀行よりノンバンクがおすすめです。
ただし、審査に柔軟なノンバンクでも、決して「審査が甘い」ということはありません。信用情報に傷があったり必要書類に不備があったりすると審査に落ちるため、他社ローンの返済は怠らないようにし、慎重に申し込むよう心がけましょう。
不動産を所有している法人の場合、「AGビジネスサポートの不動産担保ローン」での借入がおすすめです。
AGビジネスサポートはノンバンクで、銀行融資を断られた方でも柔軟に対応してくれます。
特に建設業、製造業の中小企業の利用が多く、地域問わず全国の法人が利用可能な点も人気の理由です。
二番抵当でも申込でき、支払回数は最長360回なので、すぐに資金が必要な方はまず仮申込をしてみましょう。