株式会社ワークマン専務取締役・土屋哲雄氏　特別講演会「ワークマン式しない経営　〜4000億円の空白市場を切り拓いた秘密〜」

株式会社ワークマンの専務取締役・土屋哲雄氏をお招きし、オンラインにて特別講演会を開催いたしました。
話題の著書「ワークマン式しない経営」を取り上げながら、同社の成長の秘訣をお話しいただきました。

「ワークマン式しない経営　〜4000億円の空白市場を切り拓いた秘密〜」

司会からの開会宣言の後、講師の株式会社ワークマンの専務取締役・土屋哲雄氏がオンラインで登壇くださいました。
講演会では、

「ワークマン式しない経営　〜4000億円の空白市場を切り拓いた秘密〜」

をテーマに、土屋氏ご自身の著書である「ワークマン式しない経営」を紐解きながら、

経営戦略
SNSを活用したマーケティング戦略
社内の組織論としての「データ経営」

の3つを取り上げ、ワークマンでの取り組みを動画も交えながら具体的に解説をいただきました。

その中で、土屋氏がワークマンに入社され、新規事業の開発を手がけられましたが、その際のポイントとして「1点集中」「自発性」「ストレスフリー」の3つをキーワードに掲げて取り組んだことを詳しく解説されました。

また、同社の「しない経営」を取り上げ、「元々、『無駄なことをしない経営』をやっていたが、私が入社してからは『無駄なことは絶対にしない経営』に変えました」と仰られ、その具体的な事例として、

社内行事を全部しない
お客さんの接待・食事をしない
店長は仕事が終わったらレジの精算はせず、閉店後5分以内に帰る（早く帰って英気を養うことのほうが大事）

など、独特の取り組みをご紹介いただきました。

さらに「30年以上、作業服の店舗売りだけで深堀りをしてきたワークマンが、新しいことを始めるには企業文化から変えなければいけなかった」と語られ、同社の持つ企業文化のうち「７割を変え、３割を強化した」として、その具体的な内容について解説くださいました。

そして「マーケティング戦略」については、「ワークマンのマーケティングは、日本で相当なレベルで、１位か２位レベルだと自負している」と仰られ、その基本方針は「評判によるマーケティング」と銘打たれ、同社が取り組む「アンバサダー・マーケティング」について具体的な実例を取り上げてわかりやすく解説くださいました。

そして、講演を通して、ワークマンの成長の裏側を惜しみなくお話しいただき、1時間20分にわたる講演会が終了いたしました。

土屋哲雄氏プロフィール

東京大学経済学部卒。
三井物産入社後、海外留学を経て、三井物産デジタル社長に就任。三井情報取締役を経てワークマンに入社。
プロ顧客をターゲットとする作業服専門店に「データ経営」を持ち込んで社内を改革。一般客向けに企画したアウトドアウェア新業態店「WORKMAN Plus」が大ヒットし、「マーケター・オブ・ザ・イヤー2019」大賞を受賞。
2019年6月、専務取締役　経営企画部・開発本部・情報システム部・ロジスティクス部担当（現任）に就任。
2020年10月に出版した著書、『ワークマン式「しない経営」～4000億円の空白市場を切り拓いた秘密～』は、Amazon全書籍ランキングで9位に。

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