信用保証協会を利用した融資を検討する際、気になるのが「審査の難易度」ではないでしょうか。
特に中小企業や個人事業主にとっては、資金調達の可否が今後の経営に大きく影響することも多く、審査通過を不安視する方が多いのが現実です。
今回は、信用保証協会の仕組みや審査基準、審査通過のためのコツ、そして万が一審査に落ちた場合の対応策について詳しく解説します。
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信用保証協会の仕組み|金融機関での借入に関係ある?
はじめに信用保証協会の仕組みから見ていきましょう。信用保証協会は、中小企業の資金調達を支える公的な保証機関です。
企業が金融機関から融資を受ける際、信用保証協会が「保証人」となることで、融資のハードルを下げる役割を果たします。
信用保証協会の仕組み
信用保証協会は、中小企業が金融機関から融資を受けやすくするために設立された公的機関です。拠点は全国各地にあり、地域の経済活動を支援するために運営されています。
- 戦前から社団法人として各地に設立され、1948年の「中小企業金融対策要綱」により全国に広がった
- 中小企業融資の保証を引き受けることで、融資をサポートする役割を担う
- 金融機関との橋渡し役となり、資金調達の円滑化に貢献する役割を担う
信用保証協会の存在は、資金調達をするうえでの「後ろ盾」でもあり、まさに地域経済の下支えを担う公的機関といえるでしょう。
参考:一般社団法人全国信用保証協会連合会「信用保証制度」(1)仕組み
信用保証付き融資の概要
信用保証付き融資では、信用保証協会が債務保証を行うことで、金融機関が安心して融資を実行できる仕組みが整えられています。
万が一、返済が滞った場合には、信用保証協会が代位弁済※を行い、金融機関のリスクをカバーします。
※代位弁済とは……保証人や保証会社が、融資を受けた債務者に代わり債権者へ返済を行うこと
- 債務者が返済できない場合、信用保証協会が代わりに返済する(代位弁済)
- 連帯保証人は法人代表者のみで足り、原則として第三者の保証人は不要
- 信用保証協会の保証があることで、金融機関は安心して融資を実行できる
- 債務者は「信用保証料」を支払う。保証料は年率0.4~2%程度(多くは1%前後)
信用保証付き融資を利用すれば、銀行のプロパー融資を受けられない小規模事業者でも、安心して融資を受けることができます。
参考:中小機構「ビジネスQ&A:信用保証協会の仕組みと、利用するメリットや留意点について教えてください。
プロパー融資との違い
金融機関からの融資は大きく2種類に分かれます。一つ目は、「信用保証協会を利用した保証付き融資」と、二つ目が「保証を伴わないプロパー融資」です。信用保証付き融資とは違い、プロパー融資には下記のような特徴があります。
- プロパー融資では金融機関が直接融資を行う(保証会社の保証を受けない)
- 上限額の制限がなく、物的及び人的担保で左右される
- 銀行(特に地銀・メガバンク)は営利追求型であるため、リスクを取るプロパー融資には慎重
ちなみに、地銀では儲けの少ない信用保証付き融資を敬遠することも多く、融資規模が小さい案件は、保証付きであっても消極的な対応となるケースがあります。
信用保証協会の審査は甘くも厳しくもない
信用保証協会の審査に関しては、「甘い」「厳しい」といった声が聞かれるものの、実態はそのどちらにも偏らない「公正」な基準に基づく審査が行われています。
信用保証協会の審査がどのような考え方で実施されているのか、なぜ評価が分かれるのか、審査の考え方についても見ていきましょう。
信用保証協会の審査は厳しいわけではなく「公正」
信用保証協会の審査は、「甘い」「厳しい」といったように単純に評価できるものではありません。
実際のところ、保証協会の審査は公的機関としての立場に基づき、中立かつ公正に運用されています。
中小企業の金融円滑化を支援するという目的のもと、申込者の財務状況や事業計画の内容をもとに、決められたルールで審査しているのが実態です。
とはいえ、実務では完全に機械的とはいかず、担当者の判断が介在する余地があるのも事実です。
担当者により審査結果が多少変わるとはいえ、保証協会は中小企業支援の視点で設計された制度です。「審査は公正」という表現がふさわしいでしょう。
「審査が厳しい」や「甘い」という評価が分かれる理由
信用保証協会の審査は「厳しい」と感じる人もいれば、「甘い」と評価する人もおり、意見が分かれがちです。これは「人間が審査を担っている」という点が大きく影響しています。担当者の判断や金融機関側の温度感によって、申込者が受ける印象は大きく変わるからです。
例えば、信用保証協会の判断が下りているにも関わらず、金融機関内の都合によって手続きが遅延するケースがあります。
この時は、金融機関から「協会の回答が遅れている」と伝えられることがあるため、「信用保証協会の審査は厳しいのでは?」と感じる人も多いでしょう。
メガバンクや地銀は、そもそも信用保証付き融資に消極的な傾向が強く、保証付きというだけで後回しにされることもあります。こうした体験をしてしまうと、「信用保証協会は審査が厳しい」と感じるかもしれません。
一方で銀行と信用保証協会の担当者が、長年の関係性を築いている場合は、「審査が甘い」と感じられることがあります。「この銀行の担当者が持ち込んだ案件なら通していいだろう」といった判断が働く場面では、スムーズに審査が進むこともあります。
また、期末など営業締め時期では、協会側の処理スピードが上がることもあり、それが「甘い審査だった」という印象を与えることも多いでしょう。
銀行やノンバンクの審査基準との違い
信用保証協会の審査を理解するうえでは、銀行やノンバンクとの審査基準の違いは把握しておきましょう。下記は、それぞれの審査難易度や、審査で重視されるポイントの違いをまとめた表です。
【銀行やノンバンクの審査基準との違い】
審査難易度 | 審査で重視するポイント | 審査回答までの期間 | |
---|---|---|---|
保証付き融資 | 普通 | 事業計画と返済可能性 | 約1ヵ月 |
プロパー融資 | 厳しい | 本人の返済能力+担保価値や保証人の信用度 | 最短で1ヵ月 |
ノンバンクの融資 | 比較的甘い | 信用情報、収入証明程度 | 約1週間 |
保証付き融資はプロパー融資と比較して収益性が低いため、地銀やメガバンクでは処理を後回しにする傾向があります。
一方で、ノンバンクの融資は審査が早く、形式的な要件が満たされていれば審査はスムーズに進むでしょう。
【関連記事】
銀行融資の審査は厳しい?審査基準や通過率を上げるためのコツを元銀行員が解説
信用保証協会の審査で重視されるポイント
信用保証協会の審査は、単に財務数値を見るだけでなく、資金使途や返済の見込み、経営者の姿勢などが多面的にチェックされます。
金融機関や協会側が納得できる説明責任を果たせるかどうかが、審査通過のポイントです。
信用保証協会が重視するのは「事業計画」
信用保証協会にとって最も重要なのは、事業計画の「現実性」と「合理性」です。資金の使い道が明確であり、融資により事業がどのように改善・拡大され、今後の返済にどのように結びつくのかが焦点となります。
数字だけでなく、事業の背景や整合性まで説明できるよう準備しておきましょう。
- 資金使途が具体的かつ、目的に対して妥当な金額か?
- 現在の業績と将来の売上見込みのバランスは現実的か?(絵に描いた餅になっていないか?)
- 融資で何を実現しどう返済していくか、現実的なストーリーを描けているか?
融資希望額が、導入予定の設備費用の額と合っていなかったり、売上が急激に倍増するような非現実的な計画を出したりすると、「信頼性を欠く」と判断され審査落ちにつながることも少なくありません。
【関連記事】
【テンプレートつき】事業計画書の作り方をプロが解説!融資時に見られるポイントとキャッシュフローの見直し方
信用保証協会への申込〜審査の流れ
信用保証協会の保証付き融資を受けるには、申込~審査~保証承諾~融資という、一連のステップを踏まなければいけません。
通常は金融機関を経由して手続きが進みますが、稀に例外的な進め方もあります。今回は、信用保証協会に直接申込むケースと、金融機関経由で申込む場合について詳しく見ていきます。
信用保証協会に申込む場合
信用保証協会は、あくまでも保証機関であるため、一般的には信用保証協会に直接申込むことはありません。
ただ、例外的なケースですが、商工会議所の創業支援センター等の窓口を通じて、一定の条件下で申込みが受け付けられる場合もあります。
協会との直接やり取りがあったとしても、保証の実行は金融機関を通じてなされる点には注意が必要です。
- 自己判断で協会に直接出向いても、手続きが前に進まない場合が多い
- 協会担当者との交渉次第では、事業内容の補足説明などが審査に好影響を与えることもある
金融機関の窓口で申込む場合
一般的な手続き方法が、「金融機関経由での保証申込み」です。融資を希望する企業が金融機関に相談し、そこから信用保証協会への保証依頼が行われるという流れになります。
金融機関と保証協会の審査は並行して進み、保証が承諾されたあと、金融機関側での社内決裁等を経て融資が実行されます。
- 保証協会の審査に加え、金融機関内部の審査や本部決裁が必要
- 保証協会指定の様式に則った事業計画書や申込書類を整える必要がある
信用保証協会の審査に通りやすくするためにできること
信用保証協会の審査では、金融機関や協会担当者とのコミュニケーションや、事業計画の精度が大きく関わってきます。
「融資を受ける側の姿勢」や「審査に向けた準備」が、審査結果を左右する重要なポイントです。
金融機関の担当者をお手伝いする気持ちで接する
信用保証付き融資では、最終的に金融機関と保証協会が融資の可否を判断しますが、実務上は金融機関の担当者の動きが審査に直接影響します。
そのため、融資を受ける事業者は「金融機関の担当者が動きやすいよう」、銀行担当者をお手伝いする気持ちが大切です。
例えば、担当者からの書類提出依頼には即時対応し、想定される補足資料についても先回りして用意しておくと、好印象を持ってくれるでしょう。
金融機関側としては、保証付き融資は利益が少ないため、できるだけスムーズに案件処理を終えたいのが本音です。
「銀行側の手間を煩わせない」という姿勢を見せれば、双方の信頼関係が深まり、内部稟議や保証協会への説明にも熱を込めてもらえるでしょう。
最終的には、担当者が「この事業者は通してあげたい」と感じるかどうかが、審査通過の分かれ道となるケースも少なくありません。
実現性が高い事業計画書を作る
実現性が高い事業計画書を作ることも、審査通過では重要なポイントです。事業計画書は、信用保証協会の審査における「最重要書類」であり、単なる形式的な資料ではありません。
協会指定の書式では「1.今後の努力目標」、「2.事業計画の内容」、「3.必要な資金および調達方法」、「4.事業計画による効果」を書く必要があり、それぞれの項目に現実味と戦略性を持たせる必要があります。
「今後の努力目標」では、既存事業の課題と解決に向けた行動指針を明確にしておきましょう。市場調査に基づく売上見込みや、実際の取引先の見込みリストなどがあれば、より説得力が高まります。
一方で、実態と乖離した理想論や、売上の急増を見込む非現実的な計画は逆効果です。
実際、労働集約的な業態でAI化の波を完全に無視した計画を提出したり、裏付けのない数字だけの計画を出したりして、審査に落ちた例もあります。信用保証協会の審査官は、その道のプロです。計画書から「事業者の本気度」と「実現可能性」を見抜いていることを意識しましょう。
信用保証協会の審査に落ちた時にすべきこと
信用保証協会の審査に落ちた場合でも、それで資金調達の道が完全に閉ざされるわけではありません。
審査落ちの原因を分析し、次のチャンスに向けてどのような準備や行動を取るべきかを考えましょう。
信用保証協会の履歴が消える6ヶ月後に再度申込む
信用保証協会の審査に一度落ちると、金融機関と協会の間で審査落ちの情報が一定期間保管されるため、すぐに再申請しても審査通過はできません。
ただし、前回申込から6ヵ月経過すれば、審査履歴が事実上リセットされるため、再申込で審査通過できる場合があります。
「6ヵ月間融資を受けずに経営を続けていた」という事実そのものが、経営の安定性や信用力の証明となることも多いでしょう。
再申込までの6ヵ月間に、信用保証協会に対してアピールできる材料を蓄積しておくことが大切です。
業界の動向を把握したうえで事業戦略を再度練り直す、またキャッシュフローを見直し財務面で改善を図るなど、やれることもたくさんあります。
金融機関の担当者と審査に落ちた原因について話し合い、改善点を明確にしたうえ再チャレンジするとよいでしょう。
- 経営力をアピールする(業界動向把握、事業概況把握、従業員管理能力)
- 意欲をアピールする(成長志向、研究開発意欲、経営革新への取り組み)
- 信頼性をアピールする(経験、実績、責任感)
他の資金調達手段を検討する
信用保証協会の保証が受けられなかったからといって、諦める必要はありません。下記のような資金調達手段も検討しましょう。
- ノンバンクのビジネスローン
- ファクタリング
- 手形・動産担保を利用した短期の資金化
- 親族や知人などからの私的な借入
ただし、こうした手段は短期融資に適したものばかりのため、つなぎ資金や一時的な資金繰り対策にしかなりません。
これらの方法を活用しながら、再度信用保証協会の審査に通るための準備を進めておくのが理想です。
また、支払遅延などによってさらに信用を損なうことがないよう、利用中のローンや代表者個人のクレジットカードなどの延滞にはくれぐれも注意しましょう。
【関連記事】
法人・個人事業主が即日で資金調達する方法!緊急でお金が必要な時はビジネスローンなどをうまく活用
信用保証協会よりも審査が柔軟なビジネスローンなら最短即日で借入できる
信用保証協会の審査に落ちてしまった場合でも、資金調達の可能性が閉ざされるわけではありません。
特に急ぎで事業資金が必要な時は、審査が比較的柔軟で即日融資にも対応できるビジネスローンという選択肢があります。
信用保証付き融資とビジネスローンとの違い
信用保証付き融資は中長期的な資金調達に適しており、低金利で借りられる点は魅力ですが、審査には一定の時間がかかります。
一方、ビジネスローンは即時性や手軽さを重視した商品のため、スピーディーな資金調達が可能です。
創業期や赤字経営が原因で保証付き融資が難しい場合には、つなぎ資金としてビジネスローンを活用してみましょう。ただし、ビジネスローンの金利は高く、長期借入には不向きである点には注意が必要です。
【信用保証付き融資とビジネスローンとの違い】
貸付条件(金利、限度額) | 審査難易度 | 返済期間 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
信用保証付き融資 | 金利:約3%前後限度額:無担保/最大8,000万円有担保/最大2億8,000万円 | 普通 | 5〜10年程度 | 信用保証料が必要 |
ノンバンクのビジネスローン | 金利:高め(5〜18%程度)限度額:数百万円〜1,000万円程度 | 比較的甘い | 1年以内が多い | 保証人不要、即日対応も可能 |
ビジネスローンの審査に通るためのコツ
ビジネスローンは審査基準が緩やかではあるものの、無条件で審査に通るわけではありません。個人信用情報に事故がある場合や、事業計画に一貫性がない場合は通過が難しくなります。
審査通過のポイントは、「資金使途が明確であること」と「事業計画の合理性」です。資金を何に使い、どのように収益につなげるのかが説明できなければ、たとえ金利の高いビジネスローンであっても否決されることがあります。
業種の特性に応じた売上見込みや、資金回収サイクルを踏まえた返済計画を立てることも重要です。
単に「資金が必要だから借りたい」という姿勢ではなく、「融資を通じてどのように事業を伸ばすのか」を具体的に語れるよう準備しましょう。
審査が甘いノンバンクとはいえ、返済の可能性だけでなく、事業者として信用できるかどうかも見られていることを忘れてはいけません。
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審査が甘いビジネスローンは消費者金融系?赤字・個人事業主でも審査に通るコツ
信用保証協会の審査でよくある質問
信用保証協会の審査に関しては、公開されている情報が少ないため、実際に申込む際には不安や疑問を抱えることも多いでしょう。
最後に、信用保証協会の審査で「よくある質問」についてもお答えしていきます。
信用保証協会の審査に落ちた理由は教えてもらえますか?
信用保証協会の審査に落ちた場合、一般的には金融機関の担当者から「今回は0回答でした」といった形で連絡があります。
これは、信用保証協会側で保証を拒否したという意味合いですが、金融機関の担当者に理由を尋ねれば教えてくれる場合があります。
原則、審査に落ちた理由は教えないことになっていますが、再申込の際には審査に落ちた原因を改善する必要があるため、それとなく教えてくれる金融機関の担当者も多いようです。
ただし、信用保証協会が単独で審査を否決するケースはまれで、多くの場合は金融機関の判断や社内稟議で否決された結果「保証協会へ回されずに終わった」というケースがほとんどです。
「保証協会で落ちた」と思い込んでいても、実はその前段階で止まっているケースもあるため、最終的な判断がどこで下されたのかを明確に確認することが重要です。
信用保証協会はCICやJICCの情報を照会しますか?
信用保証協会は公的機関であるため、原則としてCICやJICCといった個人信用情報機関の情報を照会します。ただ、実態は「都道府県ごと」あるいは「支店ごと」で対応が異なることもあり、全ての案件で照会しているとは限りません。
例えば、一部エリアの信用保証協会はCICやJICCに加盟していない支店も存在し、こうした場合には信用情報が参照されることはありません。
そもそも信用保証協会が照会する以前に、案件を持ち込んだ金融機関で個人信用情報を確認していることが多く、保証協会としてはその前提情報を受け取っていることがほとんどです。
つまり、信用保証協会単独での照会は制度上は可能でも、運用上は金融機関との連携に依存しているといえます。
ブラックだと信用保証協会の審査に落ちますか?
「個人信用情報がブラック」、つまり過去に金融事故を起こしていたり、延滞や債務整理の履歴があったりすると、信用保証協会の審査は通りにくくなります。
なぜなら、信用保証協会に回される前に、金融機関の審査で「ブラックのため対象外」と、融資の対象から外されるためです。
信用保証協会に書類を提出する前段階で、金融機関が融資不適格と判断すれば、保証審査に進むことはありません。
信用保証協会の仕組みを理解し審査通過を目指そう!
信用保証協会の審査は、制度上は公正であるものの、実際の運用は金融機関の体制や担当者との関係によって左右されるケースもあります。
審査に通るためには、事業計画を入念に作り上げ、金融機関担当者との密なコミュニケーションを心がけましょう。
仮に審査に落ちたとしても、再申込やビジネスローンで資金調達する方法があります。
いずれにしても、資金を借りる時は、資金使途を明確にし、融資担当者に信頼してもらえるよう誠実な態度で臨むことが大切です。