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最終更新日:2026年8月23日

経営者をセミナー集客できるタイトルの作り方【実例4本つき】

経営者をセミナー集客できるタイトルの作り方【実例4本つき】

経営セミナーを開催するにあたって、セミナータイトルは充分な検討を重ねて決定していますか。

もしも、あまり深く考えずにタイトルを決めてしまっている場合は、いまお決めになったタイトルを、もう1回、見直すことをおすすめします。

前提として、セミナーのテーマ自体が経営者の関心に合っていることは必要です(テーマ選びについては「経営者をセミナー集客しやすいテーマとは?【2026年版】」で解説しています)。ただ、同じテーマであっても、タイトルの付け方ひとつで集客数は大きく変わります。

事実、年間600回以上の経営セミナーの集客に携わっていますが、まったく同じ内容の経営セミナーでも、タイトルによってセミナー集客人数に5倍以上の差が出てしまうことがあります。タイトルを決めた時点でセミナー集客の成否が決定しているといっても過言ではありません。

そこで、セミナータイトルを決める際の検討手順・ポイントをご紹介します。

まずはセミナータイトル候補を10〜20案出す

皆様は、セミナータイトルを決めるとき、いくつの候補を出していますか?

著名なコピーライターであれば話は別ですが、そうでない私たちがキャッチコピーとも言えるセミナータイトルを考えるわけですから、数が勝負です。

セミナー内容をさまざまな角度から検証し、全く違った切り口で最低でも10タイトル、できれば20タイトルの候補を出して、その中からさらに絞り込んで決めることをおすすめします。

苦手意識がある方でも、生成AIに何十個もの案を出させて、そこから選ぶ方法も現実的です。

複数のセミナータイトルが出てきたら、以下で説明する3つのチェックポイントを使って、経営者に響くベストなタイトルを選んで、セミナー集客をスタートしましょう。

経営者に響くセミナータイトル3つのチェックポイント

出揃ったタイトル候補は、以下の3つのチェックポイントで絞り込みます。すべてを満たす必要はありませんが、1つも当てはまらないタイトルは見直したほうがよいでしょう。

①「得られるメリット」が具体的に伝わるか

タイトルを読んで、《セミナーに参加することで得られるメリット・価値》が具体的に伝わってきますか?

経営者がセミナーへの参加を決めるのは、当然、自分が欲しい情報が得られるセミナーかどうかです。そして、そのことを最初に目に留まるタイトルで判断します。

タイトルでメリットを感じなければ、たとえ説明文にしっかりと情報を盛り込んでも、残念ながらそこまで辿り着きません。

そのため、タイトルに必要なことは、「このセミナーによって、自分が困っている◯◯の解決策を得られそうだ!」ということが盛り込まれていることです。

ただし、得られるメリットをいくつも書いたり、タイトルで長々と説明をしてしまうと、かえってメリットが伝わりにくくなり、セミナー集客に繋がりません。

そのため、一番主張したいメリットを1つだけ、分かりやすく説明することを心がけましょう。

実際に集客できたセミナータイトルの実例は、後ほど紹介します。

②「数値」が入っているか

タイトルには「数値」が入っていますか?

タイトルに数値が入っていることによって、セミナー内容や効果・メリットを具体的にイメージすることができ、セミナー集客にも大きく寄与します。

数値の入れ方としては、例えば、以下のような入れ方があります。

・商品・サービスの実績を入れる
  「○○を使って売上3倍にした方法」
  「○○を20%コストダウンできる!」
  「継続率99.5%の○○」
  「AI活用で残業を30%削減した方法」

・セミナー内容で話すノウハウの数
  「○○で失敗しないための3つの方法」
  「成長し続けるための7つの秘訣」

・年数を入れる
  「創業100年企業に学ぶ〜
  「○○のために2030年までにすべきこと」

上記のパターンを組み合わせて、数字を複数含めても良いでしょう。
ただ、数字を入れ過ぎてしまうと内容がスッと頭に入ってこなくなってしまい、セミナー集客につながりませんので、入れすぎには気をつけましょう。

③端的で簡潔な言葉になっているか

タイトルは、端的で、簡潔な言葉になっていますか?

セミナー参加を検討している方は、残念ながらタイトルを熟読するわけではありません。タイトルを2〜3秒見ただけで、その意味がスッと頭の中に入ってくる言葉になっていないと、セミナー集客に繋がりません。

頭の中にスッと入ってこない文章の一例として、

・ムダに長いタイトルになっている
・同じ意味の文言を繰り返し使い、くどい文章になっている
・普段使わない単語が入っており、理解するのにわずかに時間がかかる
・漢字が多い

といったことが挙げられます。

特に多い失敗が、専門用語をタイトルに入れてしまい、一般の方には分かりにくくなるケースです。専門知識がある人を呼びたい場合は敢えてそういう手法がありますが、そうでない場合は逆効果で、セミナー集客できません。

意外と無意識のうちに、専門用語を使ってしまっている場合がありますので注意しましょう。

実際に集客できたセミナータイトルの実例

ここまでのポイントを踏まえて、実際に私たちがセミナー集客を行い、反響が高かったセミナータイトルをご紹介いたします。

・朝礼や会議が変わる!社員をやる気にさせる《社長の話し方》セミナー

朝礼や会議という、経営者が必ず毎週直面する場面を具体的に示しているのがポイントです。
しかも、「変わる」というメリットが伝わることで、朝礼や会議に何らかの課題を感じている方にとっては響きやすくなっています。

加えて、このセミナーはこれまで「コミュニケーション力向上セミナー」というタイトルで行っていました。しかし「コミュニケーション」という言葉は曖昧で抽象度が高く、人によって受け止め方が異なります。それを「社員をやる気にさせる話し方」と翻訳することで、セミナーで得られることが明確になりました。

・5年で売上50億超え!の会社をつくる成長戦略セミナー

「5年」「50億」という具体的な数字・水準を示したことで、このセミナーが示す「成長戦略」の規模感やスピード感が鮮明になっているのがポイントです。

当初の案では、単に「中小企業の売上を伸ばす成長戦略セミナー」というタイトルでした。
しかし、このタイトルでは、どの程度の売上に伸ばす話なのかも分かりづらく、参加を検討する経営者にとっては自社の役に立つのかどうかが判断できません。

それを具体的に数値で示したことによって、セミナーの価値が伝わりやすくなったのです。

なお、数値の水準選びも重要です。「100億円」では大企業の話に聞こえ、「10億円」では物足りない。ターゲットとする経営者が「自社でも狙えるかもしれない」と感じる水準を選ぶことがポイントです。

・債務超過でも融資は可能!資金調達に成功する銀行との付き合い方!

「債務超過でも〜可能」という打ち出しによって、常識を覆す事実が示されていることがポイントです。一般的には「債務超過では融資は不可能」と考えがちですので、それを否定することでセミナー内容への期待感が醸成されているのです。

加えて、当初は「銀行から融資を引き出す資金調達セミナー」というタイトル案だったのですが、それを「銀行との付き合い方」という表現に変えたことも重要な改善です。

「融資を引き出す」は、1回の借入というその場限りの話です。一方「付き合い方」は、決算書の見せ方、日頃の情報提供、担当者との関係づくりなど、平時から続く関係全体を指します。経営者にとってメイン銀行との関係は一度きりの交渉ではなく、経営を続ける限り向き合い続けるテーマです。だからこそ「付き合い方」という言葉のほうが、より本質的な内容を扱うセミナーだと感じられるのです。

また、それによって「いますぐ資金調達したい」という経営者だけでなく、「中長期的に資金調達環境を改善したい」という経営者までターゲットを広げることができています。

・社長が頼れる『右腕』をつくるための経営幹部育成術!

このタイトルは、言葉の選び方そのものが改善のポイントです。「経営幹部育成」という言葉だけでは、人事研修の話に聞こえますが、それを「社長が頼れる右腕をつくる」と言い換えたことで、社長自身が抱える悩みにストレートに響くタイトルになっています。

また「頼れる」の一語も効いていて、現状は頼れていないという前提が埋め込まれているため、読み手は自社の幹部を思い浮かべながら読むことになります。

共通しているのは、すべてが「経営者が使う日常の言葉」で書かれていることです。朝礼、会議、右腕、債務超過、銀行との付き合い方……マーケティング用語も経営学用語も一切ありません。

またすべてに「変化」があります。変わる、超え、可能、つくる。現状から別の状態への移動が示されています。

そして、対象を絞ることを恐れていません。「債務超過でも」「社長の」「5年で50億円」など、全員に向けるのを止めた結果、特定の層に深く刺さっています。ただし「銀行との付き合い方」のように、あえて間口を広げる判断が効く場合もあります。要は、誰に向けたセミナーなのかを意識的に設計することが重要です。

反響が悪いときは、素早くタイトルを刷新する

先ほどご紹介した3つのチェックポイントでタイトルを決めても、

・セミナー集客が上手くいかない
・始めはセミナー集客できたが、何回か開催したら集客が悪くなってしまった
・セミナー集客はできるが、肝心の経営者が集客できない

ということもあります。その場合は、先ほどのチェックポイントで、これまでとは全く違うセミナータイトルをもう1回、考えてみましょう。

同じタイトルにこだわり過ぎず、反響が悪い場合はセミナータイトルを素早く刷新していくことが、セミナー集客を成功させる上で重要なポイントです。

今回ご紹介した実例も、すべて何度か練り直した結果たどり着いたタイトルです。一度で完璧なタイトルは作れないという前提で、反響を見ながら磨き続けていきましょう。

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