一般機械製造業

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ディーゼルエンジン排ガスのＮＯｘを５０％削減するシステム！

　大気汚染による地球規模の環境問題が取り上げられるなか、特に窒素酸化物（ＮＯｘ）は、光化学スモッグや酸性雨などの原因物質となるほか、呼吸系の炎症をまねく原因となるため大気汚染防止法によって工場などに対する規制が行われたり、また２００３年には東京都が施行する粒子状浮遊物質（ＰＭ）排出基準に適合しないトラックやバスのディーゼル車の通行禁止など社会的な問題となっています。　　本装置は排出されたＮＯｘを処理する方式ではなく、そもそもＮＯｘの排出そのものを激減させる方式として開発しました。ＮＯｘを削減させるために酸素濃度を低くすることに着目し、吸入空気に窒素を混入させ過剰酸素の比率を下げることにより、ＮＯｘの生成を低減する仕組みになっています。具体的にはコンプレッサーにより圧縮空気を送り出すと共に、窒素分離膜（中空糸膜）で窒素と酸素に分離して、窒素のみをエンジン吸入口に導きエンジン内の過剰酸素の比率を下げるのです。これにより、排気ガスの窒素酸化物（ＮＯｘ）は燃料中の窒素・硫黄分とは関係なく削減することができます。　　また、簡単な方式のため既存の設備や装置に後付けできるほか、低ランニングコストを実現しています。

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