第5回 展示会だからと言って『展示』していてはいけません!
更新日:2017年01月23日
こんにちは!
中小企業診断士で展示会営業?コンサルタントの
清永(きよなが)健一です。
幕張メッセの東京オートサロン2017に行ってきましたよ。
東京オートサロン2017は
レースクイーン大賞やアイドルグループのライブもある一大イベントです。
総来場者数は、なんと・・
日本で行われるすべての展示会の中で最多です。
今年は、哀川翔さん、大黒摩季さんやピコ太郎も
来みたいですね。
なんと3日間の来場者数は毎年30万人近くになるそうです。
会場の雰囲気は、こんな感じ。
とにかくド派手です。
フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェなどなど・・・
あこがれのスーパーカーがたくさんあります。
そして・・・コンパニオンのお姉さんも派手です。
いやぁ~きれいですねぇ。
あちこちに、人だかりができています。
そんな中、ひときわ大きな人垣が・・・
きれいなお姉さんがいるのかな♪と
興味津々で近寄ってみると・・・
まったく違いました。
そこには、レクサスのリムジンがありました。
レクサスのリムジン!特注です!
それだけでもすごいわけですが、
さらに、なんと、
その特注レクサスにラッピングをしているではありませんか!
こんな感じでボンネットをラッピングしていくんです。
超高級車を手際よくラッピングしていく様子が
とってもおもしろくて思わず見入ってしまいましたよ。
これは、話を聞くしかない!と思って、
インタビューしました。
カーラッピングをLAPPSというブランドで
仕掛けているのは、株式会社ワイエムジーワンの山家一繁社長です。
山家社長は、いそがしい中、丁寧に答えてくれましたよ。
『洋服を着替えるように車の色も変えられたら
きっと楽しいにちがいない
カーラッピングならそれができる。』
山家社長は言います。
塗装よりも手軽に施工できて、
何度でも色を変更できて、
車体にはまったく傷がつかない。
カーラッピング、すごいです。
しかも、
車にステッカーを貼るようなレベルとは
まったく次元が違うんです。
これを見てください。
サイドミラーとバンパーのオレンジのところ。
かっこいいですね。
実は、このオレンジ、ラッピングなんですって。
う~ん。
じっくり見ても、塗装なのかラッピングなのか
わからないくらい自然です。
この写真のとおり、カーラッピングは
メルセデスベンツでも
すでに取り入れられているんですって。
さぁ、われわれは、この事例から
何を何を学ぶべきなのでしょうか?
それは、
展示会では、来場者に体験してもらう
ということです。
(株)ワイエムジーワンさんのブースが、
もしも、
ラッピングの施工方法や道具、素材を
説明したパネルしかなかったら、
こんなに来場者を惹きつけることだできたでしょうか?
絶対にできていないですね。
ワイエムジーワンさんのブースが秀逸なのは、
ラッピングの施工を間近で見せることによって、
来場者が
『あたかも自分がラッピングしながら
愛車の色を気分によって変えているかのような体験』を
提供したことです。
そして、
その体験を通じて、ブースで
自社の商材がつくる世界観を表現する
ことができればベストです。
展示会は、来場者にとって、体験と世界観を味わう場なのです。
(株)ワイエムジーワンさんの
ラッピングデモンストレーションは
見事に、
『車の色を着替える』
という世界観を表現していました(^-^)
‘展示会’という名前だからでしょうか?
自社商材をただ展示するだけになっている
ブースがたくさんあります。
でも、それではもったいないです。
あなたの会社も、展示会出展の際は、『体験』と『世界観』をキーワードにブースをつくってみてください。
あなたの会社の商材では、
来場者にどのような体験を提供できるでしょうか?
どのような世界観を見せることができるでしょうか?
ぜひ、考えてみてくださいね。
このセミナーに参加すると、展示会で、どのような体験を提供し、
どのような世界観を作り出すとよいかがわかります。
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