第3回 外食ビジネスウィークに見た志のパワー
更新日:2016年10月25日
こんにちは!中小企業診断士で展示会営業コンサルタントの清永(きよなが)健一です。
外食ビジネスウィーク2016にやってきましたよ。
東京ビックサイトで飲食店オーナーや食品商社、給食業者を中心に45,000名を動員する大きなイベントです。
首都圏の外食業界のキーマンに効率よく提案できるので、どのブースも真剣そのものです。
会場内を回遊していると突然、異様な空間が……。
なんじゃこりゃぁぁぁ!
ゴキブリうじゃうじゃな冷蔵庫をリアルに表現しています。
なかなかのインパクトです!
自分が食べに行くお店の厨房がこんな状態だったら、マジで嫌だぁ……。
この面白いブースを考えたのは株式会社クリーンライフの代表取締役 大西宗さんです。
「こりゃぁ、話を聞くっきゃない」
ということで突撃しました。
突然のインタビューにもかかわらず、
大西社長は嫌な顔ひとつせずに答えてくれましたよ。
大西社長によると飲食店の冷蔵庫清掃は、
普通、毎月1回訪問して15分程度ちょこちょこっと掃除する程度なのだそうです。
でも(株)クリーンライフは、半年サイクルで訪問。
1回あたり4時間かけてゴキブリのコロニーを完全に撲滅してしまいます。
(株)クリーンライフには営業マンはひとりもいません。
社長を含む全員が清掃作業を行います。全員が場数を踏んで、あらゆるロケーションの厨房を熟知しているので、
どのポイントにゴキブリのコロニーがあるかを瞬時に判断できるとのこと。
「飲食店にとってゴキブリがお客様の目に触れることは致命傷です。だからなんとしてもお店からゴキブリを撲滅したいんです。」
大西社長は語ります。
「アホか? ゴキブリがいなくなったら、俺たちの仕事がなくなるじゃないか! ゴキブリは残しておくものなんだ!」
今から20年前に、「ゴキブリの完全駆除を実現する」と志を語ると同業者から笑われたと言います。
でも、大西社長は、今、まさにそれを実現しつつあります。
しかも、完全駆除に成功してゴキブリがお店からいなくなっても、予防のためのリピート注文が絶えないそうです。
「これこそが、飲食店さんにとっても、飲食店のお客さんにとっても、自社にとってもうれしいビジネスなんです。」
そう語る大西社長の目は輝いていました。
展示会は、中小企業が自らの志やビジョンを世の中に発信する絶好の場です。
貴社の志はなんでしょうか?
もしも、「志なんて大層なものは当社にはない」という方も、難しく考えずに、
自社の商品・サービスで、だれが、どんな風に喜ぶかをイメージしてみてください。
そして、想いや志を発信する場として展示会への出展を検討してみてください。
きっと、貴社の想いや志に共感するお客さんが現れるはずです。
このセミナーに参加すると、志のつくりかた、発信の仕方、発信するのに最適な展示会の選び方などがわかります。
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