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経営危機からの再起 10カ条を実践せよ!

更新日:2006年01月12日

景気回復とはいえ、それを実感できない経営者も多いのが現状だ。いかにして再起を図るのか。その手段はケース・バイ・ケースだが、最後に人を動かすものは“誠実”である――経営危機から再起を図るための10カ条をお届けしよう!


 
倒産防止互助会を主宰する磯崎暁氏。20年で6000名の経営者の再起をサポートしてきた
倒産防止互助会を主宰する磯崎暁氏。20年で6000名の経営者の再起をサポートしてきた
 
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決断・勇断すること

デフレ脱却・景気回復のトレンドとはいえ、中小企業にとってはまだまだ厳しい時代が続いている。「景気回復?お金が回りはじめたという実感がない」という経営者も少なくないようだ。経営危機に瀕している中小企業はいかにして再起をはかるか。東京・千駄ヶ谷で「倒産防止互助会」という再起をサポートする組織が活動している。

発足は20年前。主宰者の磯崎暁氏は経営コンサルタントであり、やむなく会社が倒産しても自殺などの“人生の倒産”はさせないと、意を決して会を立ち上げた。20年間にサポートしてきた経営者はおよそ6000名という。その蓄積から見出した「倒産防止の三大原則」は次のとおりだ。

一、ほんの少し早く、時代の先を掴む。決断・勇断すること
一、保証人にならない――断わりのできる経営
一、経営者が健康である――病気をしない

「ほんの少し早く」には、経営危機の前兆がみえたら早期に手を打ち、状況によっては転業や休業などに踏み切ることもふくまれる。その決断・勇断がないと再起は難しい。さらに倒産防止から再起へとステップを進めるには、以下の10項目をクリヤすることが欠かせないと磯崎氏は指摘する。

最後に人を動かすものは“誠実”である

(1) 絶対、病気をしないこと――経営者にいちばん大切なのは体力(健康)である
(2) 誠実を最大の武器とすること――最後に人を動かすものは誠実である
(3) 手と足と汗をフルに使ってやり抜くこと――道路もない荒野、もっているのはわずかな食料だけ、町へたどり着くためには自分で考え自分で歩くしかない
(4) 個人的責任を強く感じること――「自分がしなければいけない」という責任感、使命感、気概をもって事にあたる
(5) 順応性、適応性を養い、新しい情報と人間関係をつかむこと――人と情報が企業の要である
(6) 名参謀(よき相談相手)をもつこと――柔軟で素直な心を忘れないこと
(7) 決断する能力を養うとともに、決断したら着実に実行すること――大事なときに即断、即行できる見識と機敏な実行力が必要
(8) 目標を達成するために計画期日を設定し、その達成へ必死になって取り組むこと――目的を見失わず、ねばり強くがんばること
(9) 見栄や思い上がりを捨てて、不満をなくし、奉仕の精神(見返りを期待しない)を養うこと――感謝を忘れず謙虚であること
(10) 「出るを制して、入るを図る」をお金のやりくりの基本とすること――倹約と勤勉でゆとりある財政に努めること

どの項目も基本中の基本である。しかし、すべてクリヤできている経営者はどれだけいるだろうか。再起はいわばマイナスからのスタートである。ゼロからのスタートである創業に比べ格段のエネルギーが求められる。それだけに原点に立ち返り、基本を振り返ることが大切だ。

上記の(1)〜(10)は好業績をあげている経営者にも必須の事項である。年初にあたって、いま一度、自己点検していただきたい。読者の皆様がよき1年を迎えられることを心から祈る次第である。

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