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ただただ行動する楽観主義者たれ

更新日:2005年03月03日

人間に失敗はつきもの。むしろそこから新たな発見をすることが多い。第2次大戦中のイギリスの名宰相であったチャーチルは、失敗を充電期間に活かしたひとりだ。


 
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彼は、大戦直後の総選挙で落選してしまった。しかし、この落選期間中が、彼にすればあらたな飛躍のための充電期間であったのだ。これまでの自身の人生をじっくりと振り返り、それを「第2次大戦回顧録」などに執筆することでノーベル文学賞を受賞し、1951年には政界復帰を果たす。第2次チャーチル内閣は国民から支持され、彼自身さらなる名宰相としての評価を得る。彼は落選という失敗を受け入れて、その環境の変化のなかで自分を鍛え直していたのである。

NHKの人気番組「プロジェクトX」のなかでも、同様なことが散見される。いまだ世を席巻している商品の開発は赤字や窓際の部署から誕生してくる場合が多くある。しかもある日そこに一人の男が配属され、無気力であった部署の人間を巻き込んで開発に取り組み、ついには会社の命運を左右する商品を作り出す。

お荷物部署への配属は、会社の主流をはずれ、排除されることを意味する。チャーチルにしてもプロジェクトXにしても、落選、左遷など失意のときに周囲の人や組織をうらみ、自暴自棄に陥ってしまえば、それでおしまいだった。そこでいかに楽観的な思いにたてるか、新しい自分を作れるか。そこに人生の分かれ目があるのだ。

稀代の発明王、エジソンが67歳の時のことだ。多くの発明をなしとげた彼の研究所が火事になり、すべてが灰になってしまった。しかしエジソンは「自分はまだ67歳でしかない。明日からさっそく、ゼロからやり直す覚悟だ。そうすれば、いまよりもっと大きく立派な研究所ができる。意気消沈などしているヒマはない」とすぐに立ち上がる。エジソンは、焼け残ったテーブルの上で仮眠を取ると、すぐさま復興作業に取り組んだ。

その意味では真の楽観主義とは、行動であり、創造といえるのではないだろうか。嘆いている暇があったら「どんどん実行する」。まさに行動する楽観主義者こそがエジソンの真骨頂だったのだ。行動したからこそ、未来に確信をもてたのである。

人生80年と考えれば、いまのこの失敗、挫折はほんの一時のエピソード。人生に彩りを与えてくれるひとつのイベントに過ぎない。また逆に失敗を意味あるものに変えていくことこそが、求められていることではないだろうか。

最後にアメリカの哲学者、エマソンの言葉を紹介しておこう。
「お前の学んだこと、言ったことは、ちゃんと実を結ぶ。
失意の時に、屈辱の日に、負債と不振と災難の時代に学べ。
天が暗くなるほどの矢をくぐって、奮闘せよ」

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