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私見、後継者問題

更新日:2011年02月09日

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※月刊WizBizバックナンバー(2011年1月号)よりお届けいたします。
 

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バックナンバー
 
「らしさ」を超えて
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われらが父祖に学ぶ
2010年11月16日
順境の時にできること
2010年11月16日
毀誉褒貶と苦難のとき
2010年10月19日
決断するために
2010年09月22日
師と出会う
2010年08月24日
相互の敬意が時代を支える
2010年08月03日
 
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 企業が伸びているのなら、自然に子どもなり、別の誰かなりが後継を望むだろう。伸びていないのなら、自分の代限りかも知れぬと腹をくくり、取替えのきく短期の安価な雇用を、よい人間関係で、続くまで続けるしかない。

 私の職場に関して言えば「半独立」といった関係で仕事を増やしていき、アシスタントの若者が才覚次第で独立していくなら応援することしかできないと思っている。自分が経営者の立場になると、私もそうだったが、信じられない薄給でも頑張れるものだ。ただそれは、親や他人が強要できるものではない。

 少子化の問題もそうだが、就職先もない若者が溢れる中で、「子どもはとても生めない」と多くの人が思うのは仕方のないことだろう。人間も企業も経済も、成長の時代から縮小と淘汰の時代に入っている。

 しかしそれを嘆く必要はない。短命の個人事業主が多数生まれては消える時代になっただけのことである。江戸時代のように、小さなお店が丁稚を抱え、結婚を契機に独立させるような仕組みが、これからは見直されてくるのではないか。無理に跡を継がせようと家族が揉めるより、それはよほど健全なことである。

 思えばかつて経済が潤った時に地域社会と家族の崩壊は始まった。今度は家族や友人との関わりを取り戻す世紀だ。

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著者プロフィール

さかもと未明
1965年神奈川県生まれ。玉川大学文学部卒。商社OLを経て89年に漫画家デビュー。レディースコミック誌を中心に活躍、2000年には作家としての活動も開始。作品は硬軟問わず幅広い。著書に『マンガ ローマ帝国の歴史1〜3』(講談社)、『神様は、いじわる』(文藝春秋)など