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市場を読み解く
中古マンション・消費者調査編
月刊ベンチャー・リンク2009年2月号掲載

更新日:2009年06月23日

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今回は住まいに関する消費者アンケートの結果から、中古マンションに対する消費者ニーズを明確にします。市場動向編では、不動産市場全体が低迷している中、新築に対する割安感や政府の住宅政策の後押しもあり、中古マンション市場が拡大していることを明らかにした。
リンク総研が2008年10月に実施したアンケートの結果から、消費者のニーズや傾向を明らかにし、中古マンション業界で成功するためのポイントを考察していきたい。
(株式会社ベンチャー・リンク/リンク総研)

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見た目のよさも検討条件となる

さて、消費者が求める中古物件とはどのようなものであろうか。これについて、新築と比較して中古も考えるという中古許容派の人に注目し、検討する中古物件の条件を聞いたところ、1位が「価格が安い(59.9%)」、2位が「立地がよい(56.7%)」、そして3位が「バスルームやトイレが新しくてきれい(43.9%)」という結果となった。

「バスルームやトイレが新しくてきれい」という回答が、「耐震性や断熱性などがしっかりしている」(4位39.2%)よりも多かったのは意外だが、中古を検討する消費者のうち、9割以上が新築と比較検討したうえで中古を検討するということを考えると、売れる中古物件は最低限でも見た目のきれいさが必要とされる。

住まいを選択する際に最も重視すること


リノベーション物件が大きな可能性を秘める

市場動向編でも述べた通り、中古マンション市場は消費者の意識の変化や政府のストック重視の住宅政策により、成長が見込まれる。しかし、今回のアンケート結果から、現在の中古物件に対しては、購入後に追加で必要となる費用の不透明さや、耐震強度や修理履歴など品質を判断するための情報の少なさが不安要素になっており、その結果、価格などで魅力を感じながらも新築を選択している消費者が少なくないことも浮き彫りとなった。中古でも見た目が重要という結果と併せて、刷新工事を施したリノベーション物件の今後の動向が注目される。

また、リノベーション物件参入企業のほとんどが耐震強度保証付きで販売するようになっているほか、中古住宅にも設計図面、工事プロセスの記録、メンテナンスや修繕の記録をきちんと残そうという取り組みが始まっている。

こうした取り組みにより今後、購入者の潜在的な不安感を取り除いていくことができれば、中古マンション市場はさらに有望な市場として成長していくことができるだろう。

 

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