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莫邦富的視点
日本食品は海外進出の絶好のチャンスを掴め
莫 邦富(Mo Bang-Fu)

更新日:2009年02月04日

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 知日派ジャーナリストとして、政治経済から文化にいたるまで幅広い分野で発言を続ける莫氏によるコラムです。
 日本の食品は上海などの大都市だけでなく、地方都市でも大人気だそうだ。そして中国だけでなく、フィリピンでも日本食に対する人気が高く、日本の食品メーカー・外食企業の進出を待ちかねているという。

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莫邦富氏
 
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フィリピンからも日本食品の進出を期待されている

世界に広がる中国人、つまり華僑の多くはビジネスをしている。こうした人たちを「華商」とも呼ぶ。2年に1回、世界中の華商がどこかの国に集まって、経済情勢を見つめ、友情を温め、ビジネスチャンスをつかむチャンスを提供しようと、20年前から世界華商大会が開催されるようになった。2年前は日本の神戸で開催された。今年はフィリピンのマニラで開かれる予定になっている。

そのフィリピンの経済団体のトップ、日本流で説明すれば、経団連の会長(大物華僑ビジネスマンでもある)から声をかけられた。フィリピン人は日本のことが大好きで、日本食に対する人気も高い。日本食品への信頼性も群を抜く。どこかチェーン事業を展開する日本の食品メーカー・外食企業と一緒にフィリピン市場を開拓したいというのだ。

日本は少子化と高齢化で市場がだんだんと縮小する。日本の食品関連企業も新たな市場開拓が必要なわけだ。中国市場を見つめる視線に熱さを増す日本の食品関連企業が増える理由もそこにある。

一方、中国で成功した日本の食品関連企業を見ると、味千ラーメンにしても、上島珈琲にしても、いずれも香港か台湾の企業が実際のビジネス現場を取り仕切っている。やはり中国人のほうが中国人消費者の心を掴みやすいのだ。

その意味では、フィリピン版経団連会長の提案もグッドビジネスチャンスのひとつではないかと思う。「チャイナ+1」、つまりリスクを避けるために、中国市場以外にももうひとつビジネスの足場を組むという企業戦略から考えても、その提案は一考の価値がある。世界華商大会が開かれる頃にフィリピンをビジネス視察し、ついでに世界の華商たちと人脈を作るのも悪くない。

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プロフィール

莫 邦富(Mo Bang-Fu): 1953年中国・上海生まれ。上海外国語大学卒業後、同大学講師を経て、85年に来日。知日派ジャーナリストとして、政治経済から文化にいたるまで幅広い分野で発言を続け、「新華僑」や「蛇頭(スネークヘッド)」といった新語を日本に定着させた。
『蛇頭』『中国全省を読む地図』、翻訳書『ノーと言える中国』がベストセラーとなり、話題作には『日本企業がなぜ中国に敗れるのか』『これは私が愛した日本なのか』『新華僑』『日中「アジア・トップ」への条件』などがある。
現在、朝日新聞be(土曜版)にて「mo@china」を連載中。博報堂スーパバイザ。東京経営者協会評議委員。東京メトロポリタンテレビジョン放送番組審議委員。中国山東省青島市開発区顧問。三菱UFJ信託銀行業務顧問。
http://www.mo-office.jp/