経営者の味方「0円ビジネスマッチング WizBiz(ウィズビズ)」

WizBiz:HOME >  ビジネスマガジン >  労務情報  >  パートタイマーの雇用保険加入  詳細

労務Q&A
パートタイマーの雇用保険加入

更新日:2011年03月23日

 雇用保険の改正により、パートタイマーも雇用保険への加入要件が変更になりました。
 


 
労務Q&A
 
 
バックナンバー
 
企業のハラスメント対策
2010年12月21日
給料の締め日・支払い日の変更
2010年10月19日
給与の差押命令について
2010年08月17日
労働基準法の改正と時間単位の年休付与
2010年06月15日
退職後の研修費用の返還請求について求
2010年04月21日
退職者からの賞与の請求
2010年03月24日
懲戒解雇と解雇予告除外認定について
2010年02月24日
うつ病社員の職場復帰
2010年01月20日
正社員転換制度導入にあたって
2009年12月22日
裁判員休暇のルール策定について
2009年11月18日
自転車通勤のリスク対策
2009年11月04日
兼業を認める
2009年09月16日
新型インフルエンザへの実務対応
2009年09月02日
ジョブ・カード制度について
2009年05月27日
 
バックナンバー一覧
 
 
質問

当社には期間契約のパートスタッフが多く在籍していますが、そのほとんどが週20〜30時間未満の勤務で、契約期間も部署毎に定めています。雇用保険が4月に改正されたと聞きましたが、加入要件等の変更もあったのでしょうか。現在、パートスタッフのほとんどが健康保険・厚生年金にも加入していませんが問題はないでしょうか。
(茨城県 T社社長)


回答

雇用保険の改正により、所定労働時間が週20時間以上で、31日以上雇用の見込みがある場合、雇用保険への加入が義務になりました。

 


解説

平成22年4月1日に雇用保険法が改正され、加入対象者の範囲が広げられました。具体的には、次の要件を2つとも満たす労働者については、雇用保険に加入しなくてはなりません。
(1)週の所定労働時間が20時間以上である
(2)31日以上の雇用見込みがある
(2)の「31日以上の雇用見込みがある」についてですが、雇用が31日以上継続しないことが明らかな場合を除いて、すべて該当することになります。なお、次のような場合、たとえ契約期間が31日未満であっても、原則、雇用保険に加入しなくてはなりませんのでご注意ください。

・雇用契約書に「更新する場合がある」旨の記載があり、31日未満で雇い止めされることが記載されていない場合
・雇用契約書に更新に関する記載がなくても、同様の雇用契約を結んでいる他の労働者が31日以上雇用された実績がある場合
なお、4月1日以前より引き続き雇用されている労働者については、4月1日時点において、それ以後に31日以上の雇用見込みがあるかどうかで判断します。

健康保険・厚生年金保険(いわゆる社会保険)については、パートであっても次の要件を2つとも満たしていれば、加入しなくてはなりませんのでご注意ください。
(1)1日または1週間の労働時間が正社員の概ね4分の3以上である
(2)1カ月の労働日数が正社員の概ね4分の3以上である

このように加入要件は雇用保険と社会保険とで異なります。この機会にパートスタッフの契約内容を再度確認し、それぞれの保険に加入する必要があるのかどうかを点検してみましょう。

【資料1】改正雇用保険法の概要:9KB
※PDFファイルを見るには、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、下記URLから無償でダウンロードできます。
Adobe Reader:
http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html

著者クレジット

●富岡英紀(とみおか・ひでき):
社会保険労務士
経営・労務に関するコンサルティングのほか、ベンチャー企業への助成金コンサルティングや就業規則によるリスクヘッジなど付加価値の高いサービスにとくに力を入れている。

●加藤美香(かとう・みか):
社会保険労務士
労働基準監督署労働条件相談員、労働時間短縮アドバイザー、就業規則普及指導員等公的業務の経験を生かし、企業への人事労務コンサルティングに力を入れている。