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助成金Q&A
精神障害者雇用安定奨励金(社内理解促進奨励金)について

更新日:2011年01月26日

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 精神障害者雇用安定奨励金のうち、社内理解促進奨励金を紹介しています。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
質問

当社には、うつ病で1年間休職している従業員がおりますが、来月には職場復帰する予定です。職場復帰にあたっては、周囲の従業員の理解が何より重要と聞いたので、「精神障害者をどのように支援したらよいのか」などを理解するための講習を専門家に行なってもらうことにしました。このような場合に助成してもらえる制度がありましたら教えてください。


回答

精神障害者雇用安定奨励金のうち、社内理解促進奨励金を紹介します。この奨励金は、従業員に精神障害者支援のための講習を受けさせた場合に一定額を助成するものです。


解説

【受給するためのおもな要件】

次のいずれの要件も満たすことが必要です。

(1) 雇用保険を事業所に適用していること
(2) 次のいずれにも該当すること
障害者雇用促進法に規定する精神障害者である求職者(以下「対象精神障害者」という)(※1)をハローワークまたは、地方運輸局の紹介により、雇用保険の一般被保険者として雇い入れ、継続的に就労させること
障害者雇用促進法に規定する精神障害者である65歳未満の休職者(※2)を職場復帰させ、継続的に就労させること
(3) 精神障害者の支援に関する知識を習得するため、一定の講習(以下「精神障害者支援講習」という)をその事業所の労働者に受講させること
(4) 精神障害者支援講習の開始日の前後6カ月間に、対象精神障害者の雇い入れまたは休職者の職場復帰を行なうこと
(5) 対象精神障害者を雇い入れる場合は、雇い入れ日の前後6カ月間にその事業所の雇用保険被保険者を解雇等(勧奨退職等を含む)していないこと

 

※1 障害者雇用促進法(第2条第6号)に規定する精神障害者(対象精神障害者)
次のいずれかに該当する者であって、症状が安定し、就労が可能な者をいいます。
□精神保健福祉法の規定により精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている者
□統合失調症、そううつ病(そう病・うつ病を含む)または、てんかんにかかっている者
※2 休職者
精神障害の原因となる疾病について初めて医師の診療を受けた日または疾病に関する診断書の診断日から職場復帰をした日の前日までの休職期間が6カ月以上である者をいいます。

【精神障害者支援講習とは】

(1)講習時間
1回につき2時間以上です。
(2)講習の対象者
雇い入れた精神障害者または職場復帰した休職者と同じ職場の労働者です。
(3)講習方法と講習内容
次のいずれかの者を講師とする講習またはその事業所以外の機関が実施する講習で、内容は精神障害者の支援に関するものです。

○精神科医、精神保健福祉士、臨床心理士、臨床発達心理士、社会福祉士、作業療法士、看護師、保健師
○精神障害に関する専門的知識および技術を有する学識経験者
○精神障害者の就労支援に係る経験を3年以上有する者
○精神障害者の雇用管理に係る経験を3年以上有する者
○事業所で雇用されている精神障害者

【受給できる額】

精神障害者支援講習1回につき、要した費用の1/2です。(5万円が上限)
ただし、支給対象となる講習期間は1年間が上限で、1年間の講習回数は5回が上限です。
【対象となる費用】
講師謝金、講師旅費、講習を実施する会場使用料、教材費・資料代、外部機関が実施する講習の受講料等
【対象とならない費用】
労働者が精神障害者支援講習に参加するための旅費や講習期間中の賃金等
その事業所において選任されている産業医や産業保健スタッフ、その事業所の労働者を講師とした場合の講師謝金および講師旅費

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著者クレジット

社会保険労務士・中小企業診断士 加藤美香 
労働基準監督署労働条件相談員、労働時間短縮アドバイザー、就業規則普及指導員等公的業務の経験を生かし、企業への人事労務コンサルティングに力を入れている。