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第4回 社長の右腕となる幹部を育成するには?

更新日:2017年09月19日

 

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【F社】
資本金:1千万   年商:1.5億円
従業員数:5名   業種:アパレル産業


弊社はアパレルメーカーを営んでいます。デザインや品質でお客さまからの評判もよく、創業から2年と少しですが、順調な立ち上げができています。

ただ、今の最大の悩みは、私の「右腕」が育っていないことです。今の社員は、全員20代で、若くて元気の良いスタッフばかりです。それぞれ、デザインや営業の能力は、決して低くは無いと思います。

しかし、例えば営業会議で、私が一人ひとりに細かい指示をするのですが、その指示の意図や背景が正しく理解してくれていないようで、全く的はずれな動きをする社員が多いのです。

創業以来、営業も、デザインも、何から何まで私が行ってきたため、私が近くに付いていないといけない社員ばかりで、社員教育が疎かになった結果だと思います。しかし、これでは、会社を大きくすることもできません。

幹部として、私の思いを理解して、私に変わって現場を引っ張ってくれる幹部の育成にに力を入れていきたいのですが、どのように進めていけばよいのでしょうか?
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大変業績が良いから悩まれている悩みで、素晴らしいお悩みだと思います。焦る必要性は私はないのではないかなと思います。ここまで順調にきているので、しばらくは社長さま中心でいかれる以外にはないのではないかなと。そんな簡単には社長さまのお考えや社長さまの姿勢が、すぐにスッと皆さま方の腹に落ちるなんてことはほとんどないというふうにまずは思っていただいたほうが、逆に気が楽になっていいのではないかなというふうに思います。

ただやはり社長さまの姿勢を浸透させるのだということには1番重要なことは経営理念を作っていただくことだと思います。

私たちコンサルタントは必ず会社さまにご訪問した時に経営理念は何ですか? とお聞きしたり、またはコンサルティングする上では経営理念を作ることから始めさせていただきます。ある意味経営理念は会社の方針であり法律です。

会社のルールや法律を定めていなくやっていると横道にそれたり、社長さまの思いとは違う方向性にいったりということがございます。

しかしながらその経営理念を作っているとその方向性が間違っていなかったり、その経営理念に合わせて社員の皆さま方が勝手に考えていくということが行われていきます。GEという大きな会社がありますが、GEはクレドという経営理念を持っていまして、それを基にM&A等も進めていらっしゃいます。社員教育も進めていらっしゃいます。

そのクレドの徹底をすることで、買収した会社はGEっぽくなって、そして好業績に変わっていくと。こういうことなのだそうです。
そういう意味では御社も経営理念をまずは作り、そしてその経営理念の浸透から始められたらいいのではないかなと思います。

私どものWizBizでもWizBizスピリッツと言いまして、毎朝朝礼で誰かが、30、40項目ある中の1つを読み、そして事例の話をし、実例・事例をお話しし、そして私からその実例・事例に合わせて、またスピリッツに合わせてコメントをする。みたいなことをすることによって、その繰り返しをすることで理念の浸透というのが行われてきております。

その理念の浸透をするには生半可ではございません。弊社でもやっぱり最低3年はかかりました。何度も何度も繰り返しても、それは違う、間違っている、だからそっちではない、等といまだに会議で言っている時もございますので、そういう意味では簡単ではございませんが、まずは経営理念を作っていただき、社長さまの思いが伝わるような経営理念を作っていただき、それを浸透していく手段を取られることが1番いいのではないかなというふうに思います。教育以上に経営理念の浸透が1番大切なことをご理解いただければ大変嬉しいなと思っております。

私どもは理念浸透のための動画や5つの会社のインタビュー動画等を皆さま方にお渡ししております。是非そちらのほうもいろいろ確認いただき、いろんな会社の経営理念を見てからお作りになってはいかがかと思っております。

本日は以上で3分コンサルティング終わらせていただきます。本日もお聞きいただき、誠にありがとうございました。

著者略歴

新谷 哲(WizBiz株式会社代表取締役社長)新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長
1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。2017年現在、17万社の会員企業を組織する経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。WizBizは日本国内では、No.1の経営者向けネットメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。