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第9回 久野和禎氏(コノウェイ株式会社代表取締役社長)【前編】

更新日:2017年08月03日

今回はコノウェイ株式会社代表取締役、プロコーチの久野和禎氏にお越しいただきました。東京大学を卒業後、2社の起業、そして大企業での役員も経ながら、現在は認知科学を用いたコーチングを軸とした会社経営をされています。脳と心を上手に使い、自分の限界を越えて先に進んでいく方法とは? 久野社長のインタビューをお聞きいただければ、何かヒントを得られるのではないでしょうか!
 

久野和禎氏(コノウェイ株式会社代表取締役社長)新谷:本日の社長に聞く!in WizBizは久野社長様でいらっしゃいます。まずは経歴をご紹介します。久野社長様は東京大学経済学部をご卒業後、2社の起業をなされていらっしゃいます。その後そちらを辞められて大企業にお勤めになり、その後もう1度起業をしていらっしゃって、今活躍をされていらっしゃるということでございまして、本などもご出版なさっていらっしゃいます。本日は久野社長様、よろしくお願いいたします。

久野:よろしくお願いいたします。

新谷:まずは最初のご質問なのですけれども、東大を出られていらっしゃると。すごいですね。何か東大に入られた理由はあられるのですか?

久野:そうではないのですけれども、子どもの頃から父親の転勤の関係で、1歳〜6歳までアメリカにいまして。日本に帰ってきて、また中学高校とまたイギリスに行ったのです。高校はイギリスの日本の学校に行ったのです。学校を探すにあたって、あんまり学校の数を知らなかったもので、知っているところを受けたというところなのですけど。

新谷:ちょっと私と頭の構造が違うのか、すごい話ですが、知っているのが東大だけだったので東大にそのまま受かってしまうというのがすごいのですが。勉強とかはそんなに難しいと感じられなかったのですか?

久野:浪人をしたので、それなりに一生懸命勉強はしたのですけれども、やはり英語は少し得意だったので、その英語を生かしたというのはあるのですけれども。とはいえあんまり良い浪人生ではなかったので、運が良かったのかなと思っています。

新谷:そうですか。謙虚でいらっしゃいますね。弊社のWizBizでも必読書にしています「人を動かす」という本がございまして、その頃カーネギーの「人を動かす」に出会われたということを本に書いていらっしゃったのですけども、「人を動かす」はどの辺が良かったなというお話で感銘を受けられたのですか?

久野:高校1年生の時に父親の本棚に置いてあったのです。何となく惹かれて手に取ってみたら、ものすごく面白くて徹夜してひと晩で読んでしまったのです。高校1年生の時にイギリスの学校にいて、寮に行くものなので、夏休みに帰ってきて家にいるとあまりすることがないので、それを2回3回と読んでいるうちにこれは人と仲良くなるためにはとっても良い本だというふうに思ったのです。ただその本を学校に持って行って、机の中に置いておいたら、2学期友達から「お前は人を操るのか」なんて言われたりして「いやいや、そういうことじゃないんだけど」みたいな感じで、やはりその年頃としてはだいぶ早かったのかなという気はします。

新谷:私が出会ったのは社会人になってからなので、それも会社で勧められてということだったので、やっぱりちょっと早いのかなと。

久野:たまたまですね。

新谷:その後大学を卒業後、2社ほど起業されていらっしゃいます。官僚になるとか、そういうことは思われなかったのですか?

久野:そうですね。父親は「官僚になると有利だぞ」なんて言われていたのです。なぜかというと父親は電機メーカーだったので、どうしても当時の通産省にいろいろ言われて、「やっぱり官僚になったほうがいいかな」なんて話はしてくれたのですけれども、私はあんまりそんなに勉強を一生懸命やるというか、実は大学時代はずっとロックバンドをやっていまして、ロックミュージシャンになりたいというのが夢だったので。結局卒業するまでロックバンドを辞めずに就職活動もしなかったので、そのまま卒業してロックバンドを続けたという感じです。

新谷:ではロックバンドが理由で起業されているみたいな感じなのですね?

久野:そうですね。自分はボーカリストで歌を教えていたのですけども、大学生の時から「教えない?」と言われて教えていたので、そのまま卒業をした後も何か仕事しないといけないなということで、じゃあということで生徒さんと一緒に独立する流れになり。結果的にそれをスクールとして、最初の起業というか、授業としてやる形になったのです。なので、ある意味流れというところはあるのですけども。

新谷:今の久野社長様のお姿からは、ちょっとロックボーカリストというのは想像がつかないのですけれども、今でも歌ったりはされるのですか?

久野:そうですね。歌いますけれども、1度そこはケリをつけたので遊び程度です。当時は長髪だったりもしたので。

新谷:なるほど。長髪ですか? 大変びっくりなお話ですが。その後2社をお閉めになられて、会社勤めをされていらっしゃいます。何か辞めて普通の企業に勤めようと思った理由はあられたのですか?

久野:20代大学出てから我流で全部やりました。そのおかげで本を読んだり、セミナーで勉強をしたり、たくさんのことをしたのですけれども、やっぱり社会の仕組みというか、いわゆる企業社会というのを勉強しないといけないなと思ったのです。しかも帰国子女で日本のいわゆる感覚からずれているところがあるので、これはちゃんとどこかに入らせていただいて、学び直さないといけないということで、30歳の時に就職しようといって就職しました。

新谷:その社長をやってから勤められるという、普通の方はあんまり経験しない経験をされていらっしゃると思いますが、社長業とサラリーマンとの違いというのは何かお感じになられましたか?その頃。

久野:やっぱり会社勤め、サラリーマンですと、毎月安定したお給料をいただけるという安心感はありましたよね。ただ頑張った分がその頑張った分以上にならないというか、そこはもう上限があるというところに関しては、フラストレーションは当然感じるのですけれども。ただやっぱり自分が経営をしていて、相当地べた這いつくばってやったこともたくさんあるので、その内容をもって会社勤めをすると非常に問題なくスムーズに結果が出るので、逆にいうと結果が出ることが面白くて、これもなかなか面白いなという体験ではありました。

新谷:そうでいらっしゃいましたか。その会社勤めの時ですかね? 苫米地と出会われたのは。

久野:そうですね。苫米地先生と出会ったのは、今から10年ぐらい前ですかね。

新谷:割と運命的な出会いということでいらっしゃいますかね?

久野:そうですね。自分がコーチングという、今はコーチングの授業をやっておりますけれども、15年ぐらい前、つまり自分が会社をやっている頃からもうすでに出会ってはいたのですけども。本格的にやっていくということが何かピンとこなかったのですが。10年前にもう1度出会い直した時に、苫米地先生と出会い直した時には、これは何かすごいなと思って。それで是非もう少し深めていこうというふうに感じたというのがあります。

新谷:なるほど。その後独立されて、今ご活躍中でいらっしゃるのですが。ちょっと別の質問なのですが、コーチングを……ちょっと言い方失礼な言い方かもしれません。ご商売にされていらっしゃるということで、コーチングとは何?って聞かれると、どういうふうにお答えになられますか?

久野:私達が考えているのは、脳と心の上手な使い方を習得して、パフォーマンスであったり人間関係であったり、幸せを高めていくというものですね。

新谷:何か大変深いところのお話なので、ちょっと私にはわかりにくい部分もあるのですが、脳と幸せというのはどういうイメージでしょうか?

久野:心ってどこにあるかというと、大体胸を押さえるのですけども、よく考えるとそこには心臓とか肺しかない訳で何もないですよね。でもなぜか心が胸にある感じがするのですが。結局現実には心というのは脳からきているということがわかってくる訳ですね、よく考えると。それもはっきりとわかってきて、科学的にやっぱり脳で考えていることが心を作っているのだよねと。そうすると心を理解するためには脳を理解するということで、脳がどのように機能しているかということをきちんと解明していくことができると、幸せに繋がるということですね。

新谷:なるほど。


新谷:最後までお聞きいただきまして、誠にありがとうございました。本日のpodcastはここまでになります。また来週お楽しみに。

プロフィール

久野 和禎 氏
コノウェイ株式会社 代表取締役社長/プロコーチ
一般社団法人コグニティブコーチング協会 副代表


1974年生まれ。東京大学経済学部卒。筑波大学MBA(International Business専攻)。
幼少期をサンフランシスコ(アメリカ)、中学高校生時代をロンドン(イギリス)で過ごす。
大学卒業後に起業、2社を並行して経営した後に人材系企業を経て、複数の外資系大企業で多様なマネジメントポジションを担う(タイコエレクトロニクス(米)にてファイナンス及びマーケティングマネージャー、フィリップス(蘭)にて経営企画、組織変革推進、営業企画、ロジスティクスの各分野の部門責任者及び新規事業立ち上げ、さらにビューローベリタス(仏)にて営業部長を担当)。その後、ProFuture(旧HRプロ)の常務取締役 兼 COOを経て、2015年12月にコーチングを軸としてコンサルティングを加えたサービスを提供する総合経営支援企業、コノウェイ株式会社を創業、代表取締役社長に就任。
認知科学を基礎とした最先端の「コグニティブコーチング(TM)」を習得し、自社ブランドの「CEOコーチング(R)」及び「ゴールドビジョン(R)メソッド」の普及を図っている。
また、コグニティブ・コーポレート・コーチングの発起人であり、苫米地英人氏の右腕としてプログラムの開発及び普及活動に尽力している。
大企業役員、中小企業社長からサラリーマン、OLまで幅広い対象のクライアント層に対してコーチングを行っており、グループ、マンツーマンで1000人以上に対してのコーチング実績を有する。企業に対しては、個々の強みを生かしながら組織にハイパフォーマンスカルチャーを醸成・定着させることを得意としている。
テンプル大学にて認知心理学(コーチング)の講義を担当。
2016年12月には著書 『ゴールドビジョン』をPHP研究所より出版。