経営者の味方「0円ビジネスマッチング WizBiz(ウィズビズ)」

WizBiz:HOME >  ビジネスマガジン >  社長に聞く!in WizBiz  >  第36回 寺澤康介氏(ProFuture株式会社 代表取締役社長)【後編】  詳細

社長に聞く! in WizBiz(経営者インタビュー)
第36回 寺澤康介氏(ProFuture株式会社 代表取締役社長)【後編】

更新日:2018年05月16日

WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
 

第36回 寺澤康介氏(ProFuture株式会社 代表取締役社長)【後編】新谷:そうしましたら、少しProFuture株式会社様の事業のほうのご説明を是非お願いしたいなと思うのですけど、どんな事業をProFutureさんはやっていらっしゃるのですか?

寺澤社長:もともとは今お話したように採用担当者の方をたくさん集めて、その方々をターゲットにしている採用ビジネスをやっている会社ですね。これはいろいろあります。就職ナビ会社もあれば、転職のナビ会社もあれば、適性検査をやっている会社もあれば、プロモーションの様々な制作をやる会社もあれば、様々なものがあると。そういうマッチングからスタートしたのですが、領域が広がっていって、人事の方々全般にと広げていきました。そうなると、そこには育成担当者もいますし、人事企画の担当者もいますし、情報システムを作っているところもあると。そういうふうに広がっていくと、サービスを提供する会社もさらに領域が広がっていって、そのマッチングをすると。マッチングをする中で、基本的には立ち位置としては中立的な立場で、人事の方々が見つけやすくする、そういうサービスを見つけやすくする。

サービスを提供する会社側からすると、自分たちのサービスを購入してくれるターゲットといち早く効率的に出会える場を提供するということで、双方にとってより良いマッチングをしていくということをサービスとしてやっていまして。領域が広がる中で、2007年に創業してから2010年に「HRプロ」というふうに社名を変えたのですが、2015年には「ProFuture」というふうに社名を変えています。人事のそのマッチングサイト自体は「HRプロ」というサイトのままで、今でもそれはそのサイト名で継続しているのですけども、領域を経営者向けに広げてきまして、それで「経営プロ」というサイトを2015年に作りまして、それを機に社名も「ProFuture」と変えたと。

なぜそういう広げ方をしたかというと、まさに今人事のこと、採用も育成も人事管理の方法も、いろんなことが経営の最重要事項になってきていると。まさに人のことというのは、経営の重大事だと。ところが「HRプロ」というふうに言うと、経営者の方々は人事の専門サイトでしょう? というふうになると、あまり目を向けてもらえないということもあり、「経営プロ」というサイトを作り、より広く経営者にアプローチできるようにしていったと。それでも人のことが大事だというところは基本路線ですので、経営に役立つ、人事に役立つ情報提供をしながら、その方々に対してサービスを提供したい会社とマッチングをするというところが基本的なビジネスモデルになります。

新谷:なるほど。創業してから、何か苦労話とかそういうのはあられるものなのですか?

寺澤社長:そうですね。話せばきりがないのですけれども、やっぱり新しいことを私が好きなので、どんどんやっていこうとすると。ただ、ある程度今やっていることの基盤ができてくると新しいことをやろうとすると1番反対されるのは社員ですね。「大変になる」「そもそも成功するのか」と。「今やっていることをもっとブラッシュアップしましょう」というふうに言われてきました。

「いやいや、ここだとまだ領域としては成長性を考えると閉じこもっている場合ではない。広げていきたい。新しいことをやろう」と言っても、それに対して「どういう勝算があるのか」「知見があるのか」「専門性があるのか」ということを言って、「とりあえずやってみようよ」というふうに言っても、なかなか同意が得られないと。そこをやっぱり説得はしながらも最終的にはちょっと強行突破して、やった後に社員の皆さんにやっていただくと。そこがいろいろあるにせよ、1番大変だし、ある意味やりがいもあるところかなというふうには思いますね。

新谷:多くの社長が悩む……悩んでいられたというか、試練されていらっしゃると言いますか、苦労されていらっしゃいますかという感じでいらっしゃいますけども。ちょっと違うご質問をまたさせていただければと思うのですが、好きなこと・好きなものに美味しい食事・お酒ということで、お酒は結構毎日のように飲まれるのですか?

寺澤社長:飲みますね。

新谷:私と一緒です。好きなことに、仕事・会話・旅行・読書というので、仕事というお答えになっているのが素晴らしいし、やっぱり会話というふうに言っていらっしゃるので、寺澤社長様らしい素晴らしい答えで。仕事はそんなに大好きという感じでいらっしゃいますか?

寺澤社長:そうですね。やっぱりどうしても平日は仕事をする時間が長いですし、経営者になれば当然のことながら土日もそれが頭から離れないと。それを嫌だと思ってやっていると人生面白くないので、いかにそこを楽しくやるかと。私よく話をするのですけど、客観的に見て楽しい仕事なんてないと。基本的には、いかに楽しくやるかであって、同じ仕事をやっていても、イヤイヤやっている人と楽しくやっている人といると、どうせだったら楽しくやったほうが良いでしょうと。なので、いかに楽しくやるか。楽しく思える仕事にするかというところが1つありますね。

新谷:なるほど。ちょっと私も見習って、仕事好きにならないといけないなと思います。

寺澤社長:いえいえ、お好きだと思いますけども。

新谷:座右の銘も大変素晴らしくて、「開けない夜はない」と。これはどうしてこういう座右の銘にされたのですか?

寺澤社長:今まで仕事をしてくる中で、創業する会社を作る前も若い時からもそうなのですけど、やっぱり修羅場が結構ありまして。若い時程、その修羅場に対して、ものすごく精神的に辛い・逃げ出したい・厳しい・どうなってしまうのだろうと。でも追い詰められて、追い詰められて、そこをひと越えするとタフにもなりますし、つい同じようなことがあってもあれは経験しているなというふうになるなと。そういう修羅場を経験していく中で、何とかなるのではないかと。そういう悩みを人から言われたりしても、大抵この言葉を言って「大丈夫だ。まだ生きているじゃん」というような感じで。なので、それは自分自身への言い聞かせでもあるのですけども、大抵の物事が何とかなるし、どうしても何とかならない時には、そこはちょっと時には逃げるとか避けるということも必要だとは思うのですが、そこで追い詰められて、それでいっぱいいっぱいになってしまって駄目だというふうに思ってしまえば本当に駄目になるので、常に大丈夫、大丈夫と。大したことではないというふうに思っていると。最近では、そういうことを自分で言わなくても自然に身についているので、大抵のことは「よしよし。大変だからより自分も周りも成長できる機会だな」というふうにポジティブに捉えるように自然になってきていると思いますね。

ProFuture株式会社 代表取締役 HR総研所長 寺澤 康介新谷:素晴らしいですね。座右の銘を選ばれたのも素晴らしいですし、身につけられているのも素晴らしいのですが。これは最後の質問なのですが、この番組は経営者向け・全国の社長様向け・もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、できましたらこれから起業する方・もしくは今社長様をやっていらっしゃる方に社長業の成功の秘訣・起業の成功の秘訣をお教えいただけたら嬉しいなと思っているのですけども。

寺澤社長:私が成功しているかどうかですとは全く別として、そうなるべく頑張っているところなので、どこまで参考になるのか分かりませんけども。まず、起業を目指している人、もしくはそういったものをずっと可能性として考えていらっしゃる方に言えるとすれば、単純ですけども早くやった方が良いですよと思いますね。昔と比べると、資本金もそんなにたくさんのものが要る訳ではないですし、立ち上げるその領域によるのでしょうけども、その立ち上げる費用もかなり低くてもできるようになってきていると。そういう意味では起業のリスクというのは、かつてに比べるとかなり低いというふうに思います。

しかも、非常に変化の激しい時代の中で、会社にどっぷり浸かっていても、いろんな意味でキャリアだとかスキルというのが本当に必要なものというのがもしかしたら簡単には身につかないかもしれないと。そういう中で、1人でやってみるというのは、いろんなものを直に経験できますし、そこを乗り越えるということが非常に強さを生み出すので、まさにフェイルファースト、早く失敗して、経験をして。フェイルスモールであまり財産を全て失ってしまうようなそういう失敗もちょっと怖いでしょうから、自分のまずは身の丈に合うところからでも良いと思うのですね。そういったところで起業してみるというのは。これは聞かれたら、若い人でも、割と高齢の方でも勧めますね、やってみるのを。大変だけど、そこから得るものもすごくあるし、これからの人生を考えるとやって損はないですよというふうに言いますね。今やられている経営者の方々に対しては、私のほうが学ぶことがいっぱいあるのですが、私から何かそれでも言えるというふうに考えると、何かと言うと当たり前のことなのですけど、やってみて、それをいかに改善・改良をしていくか。世の中的にはPDCAを回すということなのでしょうけども、それを繰り返せるかと。やっているうちに面倒くさくなったりもするでしょうし、そういったものに社員をちゃんと巻き込んでやっていかないといけないと。ただ、それを繰り返すということをどれだけ粘り強くやれるかかなと。

ある昔の偉人が言って……ちょっと誰が言ったか忘れましたが、成功するかしないかということでいうと、過程・プロセスの段階で成功も失敗もないと。最終的に成功したか失敗したかだと。なので、極論を言えば勝つまでやるというか、自分が成功と思えるまでやって、そこで終われば成功なので、途中のプロセスであぁ成功した失敗したというふうに一喜一憂するのではなくて、どれだけ前の日よりも、前の年よりも改善・改良するようにちゃんと動けているかということを自分に問うということが大事なのではないかなと。でも一歩一歩進んでいれば、時にはちょっと後退することがあっても、でも進んでいけばそこもリカバリーできますし、前に進んでいけると。そこをやらなければどんどん負のスパイラルに陥るということもあるので、とにかく改善・改良を加えて、前に進んでいくということを繰り返すということ自体が成功に繋がる道ではないかなと。私自身もそういうふうに自分に対して言い聞かせてやっているようなところではあります。

新谷:ありがとうございます。私自身が今おっしゃられたように改善・改革をしながら事業を進めたいなと今思った次第です。どうもありがとうございます。本日はありがとうございました。リスナーの皆様も是非ご参考にしていただければと思います。本日は、お忙しい中をお聞きいただき、誠にありがとうございました。是非皆様の参考にしていただけたらと存じます。寺澤社長様、本日はどうもありがとうございました。

寺澤社長:どうもありがとうございました。



【新谷の目】
本日の「社長に聞く!in Wizbiz」は、寺澤社長様でいらっしゃいました。寺澤社長様のお話を聞いて、まさに本当に創業社長らしい創業社長で、私と経歴が割と似ているかな。私も前は東証一部上場企業の常務までやったのに、そこを飛び出て創業していますので、私が1番寺澤社長様のお話に1番勉強になったというふうに感じます。特に「開けない夜はない」ですとか、ある意味成功するまで諦めないというようなお話もございました。大変社長様らしい社長様で、皆様方も参考にしていただけるのではないかなというふうに思っています。是非私と一緒にリスナーの皆様も、一緒に寺澤社長様の真似をして、成功する社長になってまいりましょう。本日の「社長に聞く!in Wizbiz」は、以上になります。

プロフィール

ProFuture株式会社 代表取締役 HR総研所長 寺澤 康介

1986年慶應義塾大学文学部人間関係学科を卒業後、就職情報会社文化放送ブレーン入社。営業部長、企画制作部長などを経て、2001年文化放送キャリアパートナーズを共同設立。常務取締役を経て、2007年採用プロドットコム(現社名=HRプロ)を設立、代表取締役社長に就任。約25年間、大企業から中堅・中小企業まで幅広く人材採用のコンサルティングを行う。