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社長に聞く! in WizBiz(経営者インタビュー)
第31回 沢木 恵太氏(株式会社おかん 代表取締役CEO)【前編】

更新日:2018年05月08日

「働くヒトのライフスタイルを豊かにする」をミッションに掲げ、法人向けぷち社食サービス「オフィスおかん」、個人向け惣菜定期仕送りサービスなどを展開している、株式会社おかん代表取締役CEO の沢木様にお越しいただきました。
奥様と、0歳と2歳のお子様がいる中でスタートアップを決意したという沢木社長。まずやってみる「チャレンジ精神」と、成果が出るまでに諦めずにやり抜く「胆力」を大切にしながら事業を軌道に載せたストーリーは、深い気づきをもらえるインタビューとなっております。
 

第31回 沢木 恵太氏(株式会社おかん 代表取締役CEO)【前編】新谷:本日の社長に聞くin WizBizは、沢木社長様でいらっしゃいます。沢木社長様は、私の後輩でもあられます。今、流行りの「おかん」というサービスをスタートさせた創業者でいらっしゃいます。まずは、経歴をご紹介させていただきます。
1985年長野県生まれ、中央大学卒業後、東証1部上場企業のベンチャー・リンクに入られて新規事業開発をやられていらっしゃいました。その後、ベンチャー企業でゲームプロデューサーを経て、株式会社すららへ移られてそちらの立ち上げをやっていらっしゃいます。すららは、今上場準備をされていらっしゃると思います。その後、2012年に辞められて、株式会社おかんを設立し、現職でいらっしゃいます。導入企業数は700を突破しており、BtoBtoEサービスの代表例として、多数のメディアにも取り上げられている注目の社長様でいらっしゃいます。


新谷:では、最初の質問ですが、ご出身は長野県でいらっしゃいますか?

沢木社長:はい、長野県出身でございます。

新谷:小学校、中学校はどのような幼少期をお過ごしでいらっしゃいましたか?

沢木社長:特徴的なのは、中学校のときで、ハンドボール部に入部したのですが、ハンドボールはメジャーなスポーツではないですよね。私が、入学した中学校も、どんどん部員が減っていて、私には同期が一人もいない状況でした。実は、僕が最後の代で、終わりにするという話になっておりました。最後、大会に出て結果を出したいということで、7人ハンドボールには必要のため、他の部活から野球、サッカー、バスケット、陸上、いろいろなところから借りてくるのではなく全員辞めさせて、ハンドボール部に連れてきて、練習して大会に臨みました。もともと、リーダーシップがある人間ではないと思っていましたが、今振り返るとそういう経験が中学時代にあって特徴的だと思っています。

新谷:なるほど、中学の頃からリーダーシップがあったということですか?

沢木社長:逆に、その時のスカウト術を今思い出して採用に使いたいのですけど、なぜそんなに引き抜けたのか私も不思議です。

新谷:何か熱い思いがあったということですね。

沢木社長:そうですね、みんな来てくれました。

新谷:そして、高校に行かれていらっしゃいますが、長野の高校ですか?

沢木社長:そうです。

新谷:高校の時はどんな時間を過ごされましたか?

沢木社長:高校は、普通科ではなく、英語科でした。少し変わった勉強もありました。どちらかというと不真面目で面倒くさい生徒だったはずです。授業も一応出ていましたが、怪しい時もありましたがテストとかやるべきところはやって、うまくバランスをとっていました。それは、大学も結構似たような感じです。

新谷:面倒くさいとは、先生と揉めたとかでございますか?

沢木社長:悪いことはしないのですが、真っ当になんでも言うことを聞くようではなかったです。要領よく、ずる賢いみたいな部分はありました。

新谷:大学は中央大学ですが、選んだ理由はございますか?

沢木社長:それなりに入れそうで、私は長野が出身でしたのであまり都心のほうに行きたくなかったです。当時、一定レベル以上で、メインキャンパスが多摩の緑豊かな地域にあったのが中央大学でした。すごい意識が低い選択方法でした。

新谷:長野は、どちらのご出身ですか?

沢木社長:諏訪の近くの茅野市というところです。

新谷:なるほど、茅野に似た多摩を選んだのですね?

沢木社長:実際、住み心地はすごく良かったです。

新谷:大学時代はどのようにして過ごされましたか?

沢木社長:2つありまして、1つはサークルを自分で立ち上げて人間関係を学び、メンバーを募って活動するということをやっていました。もう1つは、自分が事業を作り、仕組みを作ることが徐々にですが興味が出てきました。そのため、大学とは別のダブルスクールという形で会計の勉強を専門学校でしていました。

新谷:そのあとは、私の出身のベンチャー・リンクに入りますけど、会計士を目指そうと思わなかったのですか?

沢木社長:最初は、会計の勉強で税理士の勉強をしていました。税理士の観点から経営に携わろうと考えていました。しかし、自分でやりたいという思いが強くありました。部活もサークルも自分でという部分があったので、そういう観点から事業会社を前提に就活を行いました。

新谷:なるほど、最終的にベンチャー・リンクを選んだ理由というのは何だったのですか?

沢木社長:大学の時から、将来仕組みを作るというのを考えていました。仕組みというのは、政治かビジネスの中でやるかしかないと思っていました。世界的にうまく広がっている仕組みはフランチャイズだと思っていて、当時ベンチャー・リンクは、フランチャイズにおいては非常に力があり、伸びていました。そこに興味を持って、入社をしました。

新谷:もともと、リーダーシップもあり仕組み、仕組みと考えられているのは、頭が良いですね。私の後輩や先輩たちと比べると珍しいタイプですね。ベンチャー・リンクでは、何年くらいいらっしゃいましたか?

沢木社長:実は、1年くらいです。

新谷:なにか、勉強になったこととかありますか?

沢木社長:とても濃い時間を過ごさせていただきました。同じ学年・年代の新卒と比べて成長したという実感はありました。何より、他の会社で通用する、仕事の仕方みたいな部分がとてもためになりました。仕事の立て方、ブレイクダウンの仕方、そういった部分は厳しい、大切にしていた上司だったので基礎の部分は叩き込まれたのが非常に良かったと思います。

新谷:その後、ゲームの会社に入社されていますが、経緯があったのですか?

沢木社長:将来、事業を立てるとき、ITの力は絶対必要だと考えておりました。当時、IT業界で伸びていたのがソーシャルゲームでした。とりあえず伸びている業界に行ってひと通り経験してみようとこの業界に飛び込みました。

新谷:何年くらい、いらっしゃいましたか?

沢木社長:2年くらいです。

新谷:2年後すららのほうに行かれていますが、ベンチャー・リンクの子会社で独立して、上場目指していらっしゃる会社ですが、戻って来いというような声掛けがあったのですか?

沢木社長:お声掛けもいただきましたし、ゲームをしていた時に感じていたのが、将来事業をやる時に、どれだけ、強い思いをもって、胆力を持って事業をやるか重要だと思っていました。ゲームに対する私個人のモチベーションが強く持てなかったです。そうした時に、非日常的なゲームではなく、より日常的な生活インフラ領域でやれることはプラスだと感じました。ちょうど、ベンチャー・リンクから独立するタイミングでスリムな体制で、経営計画などを一緒に作るフェイズで、より小さいフェイズが出来るため、将来の起業へ向けて移りました。

新谷:なるほど、話が出て気になったことで、胆力と。胆力が必要だとこの時から気付いていらっしゃったのですか?

沢木社長:もともと、中学の部活もそうですが潰れかけているものを立ち上げて、そのままだったらなくなっていたものを自分が諦めずにやり続けることによって成果が伴うことは、今までの経験で感じていました。今振り返ると、そういう考えを持って判断をしていたと思います。

新谷:もともと、社長様としての素質があられたんですね。私も、論語を勉強していて、知識、見識、胆識の中でも、胆識の胆力が大変重要だというのを勉強しながら、自分は、社長が向かないと感じています。そのあと、すららは、どれくらいいましたか?

沢木社長:2年くらいです。

新谷:そのあと、独立しているのですが、きっかけは何だったのですか?

沢木社長:30才までに自分オリジナルの事業を作ることを目指している中で、当時27才でいろいろ迷ったのですが、また転職して新規事業立ち上げをするのか、自分で事業を立ち上げるのか。すららの時、先に退職の意向を伝えた上で退職まで半年間引き継ぎ期間がありました。半年間でいいアイデアが浮かんだら、そちらをやりたいと考えておりました。そうしましたら、起業のいいアイデアが浮かんだので起業を選びました。

新谷:でしたら、辞めるほうが先で珍しいですね。

沢木社長:ベンチャーリンクも辞めてから転職活動をしたので、ずっとそのような感じですね。

新谷:割とチャレンジャーな感じですね。

プロフィール

沢木 恵太

株式会社おかん 代表取締役CEO
1985年長野県茅野市生まれ、中央大学商学部卒。フランチャイズ支援および経営コンサルティングを行う一部上場企業にて新規事業開発、ベンチャー企業でゲームプロデューサー兼事業責任者を経て、EdTech領域のスタートアップに初期メンバーとして参画。その後、2012年12月に株式会社おかん(当時CHISAN)を設立し現職。「働くヒトのライフスタイルを豊かにする」をミッションに、2014年3月には、ぷち社食サービス「オフィスおかん」をリリースし、多数のメディアで紹介されるなど注目を集めている。