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社長に聞く! in WizBiz(経営者インタビュー)
第30回 嶋津 良智 氏(一般社団法人 日本リーダーズ学会 代表理事)【後編】

更新日:2018年05月08日

WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
 

第30回 嶋津 良智 氏(一般社団法人 日本リーダーズ学会 代表理事)【後編】新谷:もともとは社長とか経営者になるつもりは全くなかったのですか?

嶋津社長:全くなかったです。そんなセンス、才能があるとは思ってなかったので。

新谷:じゃあやられてみて、そういう才能に気が付いたのですか?

嶋津社長:才能というのかはわかりませんけど、僕の人生最大の財産は、成果にレバレッジをかけるということを覚えたことなんですね。

レバレッジをかけるというのはどういうことかというと、究極の成果が出たレバレッジって、人をマネジメントすること、究極のタイムマネジメントって、出来る人の力を借りること。要するに、ない能力は人から借りる。協力者を探して協力してもらう。自分じゃなくても出来ることは、人に任せられることは人に任せたりだとか、こういったことを覚えたことが僕のない能力を存分に引き出して大きな成果をあげる、僕の能力には見合ってない成果をあげられるようになった1つだと思ってるんですね。

新谷:大変勉強になりますね。なるほど。独立では、先ほど副社長というお話がありましたけど、普通に社長として独立されたのですか?

嶋津社長:もちろんです。

新谷:ご一緒にやられるといった方は結局一緒にはやらなかったんですか?

嶋津社長:最初に僕が行くということで、実はこういうわけで、一緒にやろうって言ってくれたから、ちょっとお前の会社に行けなくなった、と言って、それで自分達で始めました。

新谷:その会社は順調に進んだのですか?

嶋津社長:そうですね。おかげさまで結構順調に、順調と言っても色々ありましたけど、でもそんなにお金に困ってどうしようだとか、非常にお金まわりの良い業態だったので、本当に素晴らしい仲間にも恵まれて人に困ったとかも最初のうちはなかったですね。

新谷:その後上場を目指すわけですが、上場を目指そうと思ったきっかけというのは何かあられるんですか?

嶋津社長:これはですね、たまたま俗にいう物販をやっていたので、同じ取引先のメーカーさんがあったわけですよ。そのメーカーさんの集まりに行った時に、当時僕も20後半でしたから、その集まりに来ている社長さん方が、結構お年を召した方が多かったんですね。

たまたま僕と他に2名の若めの経営者の方がいて、たまたまそのうちの1人が僕が会社時代にお世話になっていた先輩だったというのもあって、お久しぶりですというところから始まって、その3人の若い経営者で飲んだり、一緒にゴルフ行ったりして遊んで交流を深めるようになって。

たまたま、そのメーカーさんが売り上げに乗じて、取引の金額を変えるという、そんな制度変革をするとなったときに、結局それぞれが今やっている取引高だと、一番安い仕切り値で商品がひけなくなる、といった状況の時に、じゃあその3社で共同仕入れ会社みたいなのを作って、そこをすべての商品を通してひくようにしよう。

ということでその会社が誕生して、そこから3年後かなんかに、どうせ同じことやっているんだったら、元々出資した会社を全部吸収合併して、この会社を上場させないかみたいな話になって、まあそれもいいかな、と思ってみんなでM&Aして上場を目指したという形ですね。

新谷:それで、上場できちゃうわけですよね?

嶋津社長:そうですね。

新谷:上場できた理由というのは何かございますか?

嶋津社長:これはもうやっぱり、さっきも言いましたけど、僕より優れた人達と組んだというのがポイントでしたよね。

新谷:そうですか。どんな点が、嶋津さんと違ってお二方は優れてらっしゃったんですか?

嶋津社長:1人は、営業的な部分で僕より優れていたと思いますし、もう1人は今の言葉でいうと、レジデンスじゃないですけど、物凄く突破力のある人だったんですよね。だから僕なんかはどちらかというと、平和主義なのでまあまあという感じでやっていくタイプだったんですけど、俗にいうそれぞれが全く違う個性をもって、全く違う能力を持っていたからある意味うまくいったところはあると思います。

さっきの独立するときもそうですし、上場目指す時もそうですけど、僕はいつも嶋津流、運のつかみ方という風に話をするんですけど、あえて人に流されるという話をするんですね。でも流されるのは、3つの条件が必要で、自分より運の強い人。もう1つは、自分より強運の持ち主だと思う人。もう1つは自分にない能力を待っている人。この3人のタイプには、あえて流されてみるのも一つの手だと思っている人間なので、そういう意味では、流されて流されて今の僕があるみたいな。

新谷:素晴らしいですね。では、別のご質問をさせて頂ければと思うのですが、好きなことに身体を動かすことと仰ってらっしゃいまして、何か運動とかがお好きでらっしゃいますか?

嶋津社長:ジムに定期的に行っているのと、少林寺拳法をやっていまして。

新谷:少林寺拳法は小さい頃から?

嶋津社長:いえ、違うんですよ。39から始めたんですよ。

新谷:それは何か選ばれた理由というか、見つけた理由というのは?

嶋津社長:それは長くなりますよ。本当にショートに話しますと、キザな話なんですけど、たまたま新婚旅行で妻とパリに行った時にパリでひったくりに遭ったんですよ。それでカミさんが肩の骨を折っちゃって大変だったんですけど、その時にもし彼らととっくみあいになったら勝てたかなと思って、これはちょっと格闘技でもやって何かあった時に好きな女を守れるくらいじゃないといけないんじゃないかということで、それで始めたという話なんですけど。

新谷:嶋津さんは女性がらみの話が色々出てくるので、やっぱりおモテになられるのかなと思います。

嶋津社長:なるほど、言われてみればそうですね。

新谷:もう一個嶋津さんらしくないことで、好きなものに子供が食べるものとあって、ラーメンとかハンバーグと書いてあってですね。僕のイメージと全く違うので、そんな子供っぽい面、あられましたか?

嶋津社長:なんというか、専門的なものがあまり好きじゃなくて、フランス料理とかイタリアンとか。どちらかというと、小さいころからカレーとかチャーハンとか、ラーメンとか。そういうおこちゃま系の食べ物が大好きで、ハンバーグとか。

新谷:今もそうですか?

嶋津社長:今もそうですね。昔に比べたら多少舌も肥えたので、イタリアンもフレンチも食べに行きますけど、でも未だにそういうのは好きですね。

新谷:じゃあ奥様の手料理が一番お好きという感じですか?

嶋津社長:そうですね。

新谷:なるほど。それで、座右の銘なんですが、さっきのお話と通ずる面で、人生1回、作楽咲く。さくらが「作に楽」でさくらということで。大変おめずらしい座右の銘で、私も初めて聞く座右の銘ですが、なにかこれを座右の銘にされた理由はあられるんですか?

嶋津社長:まず人生1回というのは、実はずっとこの座右の銘で、人生1回なんだから後悔しないように生きようとか、色んな意味で人生1回しかないよね、というところが僕の座右の銘だったんですよ。

それでたまたま3.11で東北のほうへ訪れた時に、雄勝というところへ訪れたんですけど、そこでぺんぺん草も生えないようなひどい状況だったんですけど、ちょっと丘の上になんとか津波を免れた小さな神社があったんですよ。その神社の名前がまさしく、作るに楽しいと書いて作楽神社という神社だったんですよ。

それを見た瞬間にビビビときて、これだと思って、それまでは人生1回というのが座右の銘だったんですけど、人生一回 作楽を花の桜とかけてさく、と。人生1回しかないから、いかに楽しいことを作るかっていうのを僕の座右の銘にしていこうということで、僕が作った造語なんですけどね。

新谷:なるほど。大変深いお話でらっしゃいますね。今何をされたかと言いますと、嶋津様はスーツに人生1回と縫ってらっしゃいまして、それを読ませていただきました。皆さん見たければ嶋津社長さんのセミナーに出て頂ければと思います。最後の2つ前ですが、リーダーズアカデミーというのをおやりなってらっしゃいます。その辺のことを是非、どんな研修なのかご説明頂けると嬉しいんですけれども。

嶋津社長:はい。ちょっと先ほどお話しましたけど、育てる側が良くならないと、社会も企業も人も良くならない。こういった思いから、あなたのもとで働けて良かった、すべてのリーダーへという理念のもとに、人を育てるための人を育てる、人の育つ組織を育てるという会員制のビジネススクールなんですね。

それで、中小企業の経営者や経営幹部の方を集めてやっているんですけど、今はまだ東京でしかやっていなくて。毎月毎月の会費を払って頂くと、経営者及びその他マネージャーとか経営幹部の方3名まで、定額で学んでいただけるというビジネススクールでして。

結構クオリティは高いビジネススクールだと思うので、もしよかったらプレセミナーを毎月2回くらいやっていますので、一旦そのプレセミナーへ来ていただいて、どんなもんなのかというのを見て頂くと、こういうことやっているんだとか、そういったものを感じ取っていただけると思うので、もしお時間があれば一回足を運んでいただければ嬉しいですね。これは全部Webサイトの方にも書いてありますので。

新谷:はい、承知いたしました。恐らく、嶋津社長さんの今のお話をお聞きになった方は、まずはリーダーにならなきゃ起業なんかできないなと思ったでしょうし、今リーダーをやっている方も、これから起業される方も是非リーダーズアカデミーで勉強して頂ければなという風に思います。

最後のご質問なんですが、この番組は経営者向け、全国の社長様向け、もしくはこれから起業する方向けの番組ですので、できましたら社長業を成功する秘訣なんていうのをお教えて頂けたら嬉しいなと思っております。

嶋津社長:僕は、例えばゲームとかスポーツにもルールというものがあって、このルールを知らずしてやると、勝てるゲームも勝てない。同じようにこれは、人づくりとか組織づくりとか経営とかも、ルールがあると思っていて、そのルールを知ってやるのとやらないのとでは成功の確率も全然変わってくると。僕はこのルールのことを、設計図という呼び方をしているんですけど。設計図というのは、僕の中では事業計画とは違うんですね。

しっかりビジョンと目的と目標の3点セットの中で、例えばビルとかもそうですよね。設計図を作ってビルを建て始めるのと、設計図がない状況でビルを建てるのとでは、どうなっちゃうのという感じじゃないですか? これは経営も一緒で、設計図をもって経営にあたるのと、設計図のない状況で経営にあたるのとでは、全然天と地の差が出てくるので。その設計図をしっかり持って、まずは取り組む。

ビルもそうですよね、設計図があっても実際に作っていく段階で色んなトラブルが起きたりとか、そんな中でそこを微妙に修正しながら、でも最後にはその設計図通りに建てていくみたいなところがあるので。

実際に経営の設計図とかを作っても、もちろん色んなトラブルが起きてその通りにいかないこともあるんですけれども、設計図があるからこそなんとか軌道修正しながら、設計図に乗っかって何とか作っていこうと思うのであって。設計図がないまま経営にあたったら、トラブルが起きたときに、要は路線に、本来の設計図の方に修正していくということがなくなってしまう。戻す場所がない状況、経営になってしまうので、そういう意味ではやはりしっかりと設計図をもって臨んでいただく。

行き当たりばったり経営は、僕は崩壊すると思っているので、是非設計図をもってしっかり経営して頂くと。設計図があるから絶対にうまくいくということもないんですけど、成功の確率を圧倒的にあげられるともいます。

新谷:なるほど。設計図が大変大切だというお話でございますが、私ももう一度設計図を見直したいなと思います。本日はありがとうございました。リスナーの方もお聞きいただき誠にありがとうございました。
是非ご参考にしていただければなという風に思っております。嶋津社長様、本日はどうもありがとうございました。

嶋津社長:ありがとうございました。

新谷:社長に聞く! in WizBizお聞きいただきまして誠にありがとうございます。


【新谷の目】
嶋津社長様のお話をお聞きし、私も大変親しくさせていただいているんですが、なるほどなと思うことばかりで大変勉強になりました。皆さん方もそうだったのではないでしょうか?
ちょっと笑えたのは、女性のたとえをしたり、美人がいてそれに追いつこうとしたり、奥さんに言われたから少林寺拳法をする。お茶目な面を見せた嶋津社長さんでありながら、中身は大変真面目な、大変素晴らしい研修をやられてらっしゃる通り、真面目に人生を生きてらっしゃって、そして、だからこそ上場もできるし、100万部も売れる本をお書きになられると。そして、今マネージメントしているリーダーズアカデミーという素晴らしいスクールをやってらっしゃるという風に思います。私も見習わなきゃなと。

特に、設計というお話が出てきましたが私共WizBizでも、部下には設計設計……をし続ける日々を過ごしなさいと言っていますので、嶋津社長さんのお話は私自身が一番心に響きました。

是非、皆様方もご参考にしていただき、素晴らしい経営者、素晴らしい経営を行って頂ければという風に思います。

プロフィール

嶋津 良智

一般社団法人 日本リーダーズ学会 代表理事
嶋津 良智 1965年1月26日は、日本の著述家、評論家。リーダーズアカデミー学長。セミナーズアカデミー学長。一般社団法人日本リーダーズ学会 代表理事。早稲田大学エクステンションセンター講師を務める。