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第2回 平野敦士カール氏(ネットストラテジー 代表取締役)【後編】

更新日:2017年06月23日

平野敦士カール氏はベストセラー「プラットフォーム戦略」の著書であり、「ビジネス集中講義シリーズ」など、経営者必読の本を多く執筆されています。
そんなカール教授の生の声が聴けるインタビューは、経営者の皆様にとって多くのヒントを得ていただけることと存じます。
 

第2回 平野敦士カール氏(ネットストラテジー 代表取締役)【後編】新谷:WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。社長に聞く!in WizBiz

新谷:ちょっと話は変わるのですけども、平野さんといえばセミナー講師されていたように、今日もあられますけど、コーヒー牛乳を毎回毎回飲んでいる人なのですが、ちょっと教授にしてはおちゃめな一面だと思うのですが。他に何か好きなこととか、好きなものとかはございますでしょうか?

平野:食べ物とかですか?

新谷:何でも構わないのですけども。

平野:そうですね。コーヒー牛乳はもう必須の。あとは悪い習慣でやっぱりたばこがずっとやめられなくて。まぁやめる気もないのですけれども。たばことコーヒー牛乳を飲んで、本を読むと、あるいは書くというのが非常に自分にとっては幸せな時間だという感じですね。あとは肉類とか、何でも食べますけど、結構自分で作るのも好きですし。

新谷:そうでいらっしゃいますか。料理をされるのですね?

平野:料理はものすごいもう自分でいうのもあれですけど得意なので、最後は料理本でいこうかなみたいな。

新谷:そうですか。じゃあ料理本のプラットフォーム戦略の本ですか。

平野:それは冗談ですが。でも料理とかは、結構効率的な仕事の仕方を考える上で非常に役立つのです。例えば、同時進行で何かをやるということを多分主婦の方はやられていて。洗い物をしながら、煮物をやったりとか、焼き物をやったりとか。その時間配分とかそういったものをものすごく効率的にやるのは、実は主婦の方というのは長けているのではないかなというふうに実感できます。あとスーパーも行きますので、物価。例えば野菜がどのぐらい上がっているかとかというのも肌で感じるようにしていて。今レタスとか急激に上がったりとか、そういうなるべく経済というのを現場で見るという言い方はあれですけども、実態で見るようにはしていますね。あとは寝ることですかね。

新谷:料理でもビジネスというか、経済を見ていらっしゃるというお話で、さすがカール教授はちょっと違うのだなという感じがさせていただきますけども。

平野:でも面白いですよ。

新谷:なるほど。ちょっとまた少し違う質問ですが、今後未来に向かって、経営者はどのようなビジネスモデルを作っていくべきかというのは、どうお考えでいらっしゃいますか?

平野:最近思うのは、いろんな会社さん、一部上場会社さんが多いのですけども。私はコンサルティングをしているのですけども、新規事業をいくつか立ち上げる中で、すごく思うのはなかなか実行に移せないのですよね。検討に次ぐ検討をして、やっちゃえばいいのになと思うようなことでも、意外とリスクを潰していくと。それが日本の企業の特に特徴なのですけども。
ただ社長がすごく思い入れがあったりすると、一気に進んでしまったりとか、結構そういう心理的な部分があるのですね。そういう中で逆に今は日本企業は元気がない訳ですよね。世界的にも日本の企業は落ちていますし、DDPなんかもそうですし。1人当たり26位ですから、アジアでも先進国の最低のレベルに今落ちてしまっている訳です。これも国の政策が悪いということももちろんあるのですけども、誰かのせいにするよりは、まさに自らを変えなければいけないというのが今の企業のトップが考えなければいけないことだと思います。そういう中でなるべく実行をスムーズにして、あんまりいつまでも計画していないで。ビジネスモデルを作るのは重要で、非常に大切なのですけども、それをいかに実行するか、その実行フレーズというのももっとですね。
特にインターネットが今普及しましたので、駄目だったらやめると。10個ぐらい立ち上げて、1個ぐらい成功するぐらいでもかなり確率は高いと思うのです。ベンチャーなんて千三つと言われている世界な訳ですから。最近はそうでもないですけども。ですのでもっと実行をやらせてみるということが、僕は必要なのではないかなという気はしますよね。

新谷:なるほど。じゃあ社長様達にも是非どんどん実行していただくというのが良いということですね。

平野:本当そうだと思います。今ベンチャーキャピタルを含めて、WizBizさんもそうですけども、投資をしたい人は山ほどいるのですけども、やりたいという人が非常に少ないと。これが最大の問題だと思うのです。なぜかというと、何か失敗した時にもう2度と立ち上がれないような社会というか、そういうものになってしまっているので。もっと失敗しても立ち上がれるような社会にしないと。何かやらないで、なるべく何もやらないほうが出世するような、そういうカルチャーというのがやっぱりまだまだ強いと思うので。そこを社長さんの皆さんにはやって失敗したほうが、やらないで何もしない人よりも高く評価すると、そういうカルチャーに変えていっていただきたいなと思うのです。

新谷:なるほど。ありがとうございます。ちょうど最新の本が出ていまして、私も今読ん
でいる途中でございますが、「7日間起業」という中でもちょうどそういう実行について結構書かれていらっしゃいますけども、今の話とちょうどぴったりということでいらっしゃいますね。

平野:そうなのです。これはもともとの経緯を申しますとこの「THE 7DAY STARTUP」というのはオーストラリアの起業家の方が書いた本で、実は全米ベストセラーで企業部門で1位になっていたのです。
私最近kindleで、ほとんど日本の本を読まないのです。献本をいただいた本は読みますけども、自分で買って読むというのはほとんど今ないのです。
洋書を、特に全米ベストセラーなどのビジネス経営で、特にSTARTUPとか、自分の興味があるものについてはほとんどチェックをしています。その中でどれもそこそこ良い本は多いのですけども、この「7日間起業」という7DAY STARTUPという本は、非常にささったのです。読んで、もうすぐにこのダン・ノリスさんという人にメールをして、メールアドレスが載っていましたのでwebサイトで。これ日本に紹介をしたいのだけどいいか?という話をしたら、もう是非やってくれということだったのです。すぐに出版社の方に連絡をして。あとは実は翻訳エージェントも私が知っている方がいたので、そこにも連絡をして、まだ取られていないということだったのですぐに押さえて、翻訳をして。

春ぐらいだったのですけども、ちょっと夏に体調を崩していたので遅れたのですけども、ようやく11月18日に発売ができると、そういう経緯があります。
特に今おっしゃっていただいたように、ゼロから最小リスクで最速で成功する方法という、副タイトルをつけたのですけども、誰でもネット1つでとりあえず始めてみようと。とりあえず始めて7日間で、7日目にもうwebサイトをローンチするのです。やってみて駄目だったら、次のを考えろと。ひと言でいうとそんな感じなのです。

今はこの本で特にすごいなと思ったのは、多くのSTARTUPはWantrepreneurが多いと。Entrepreneur、起業家になりたいなりたいと、wantですね。Wantrepreneurが多くて、そういう人達というのはいつもSTARTUPの会とか、集会に行ったりとか、飲み会やったりとか。そんなことをやる暇があったら、早く最初のお客を見つけてこいと。それが非常に僕はささってですね。計画、ビジネスモデルの講座というのも御社でやらせていただいていますけども、やっぱり作っただけで終わってしまって、そこで疲れ果ててしまっているという場合が多いのですけども。いかにそれをexecution実行するかというところに非常にフォーカスを押している本なのです。

新谷:なるほど。私も読ませていただきまして、大変興奮しながら読んでいる本なのですが。私どもの会社でもエバンジェリスト講座とかを講師をやっていただいているのですが、今度またこれでも講座を作ろうという計画をされていらっしゃるというふうにお聞きしました。

平野:そうですね。先程申しましたようにビジネスモデルを構築7ステップというのがありまして、これも世界で1500人以上が受講している講座なのですけども。これは英語版で、日本ではWizBizさんとやらせていただいていますけども。ビジネスモデルを作った後にどうそれをローンチするかというところを実際に7日間なのかどうかは別として。具体的には例えばコピーライティング、それから例えばWordpressのようなwebサイトの構築、それからSEO対策とか。あるいはGoogleアナリティクスのような、実際の分析こういったもの、あるいはキーワードのどうやってコンテンツを作っていくのかというコンテンツマーケティングですね。

こういったものを網羅的に学んで、実際に7日間、7営業日なのか7週間かわかりませんけども、そういったもので立ち上げていくというものを今認定のコンサルタントの方と一緒に講座を作っていくということで動き始めています。

新谷:なるほど。大変楽しみで、私もこの本は本当にお勧めですので、是非視聴者の皆様方もお買い求めいただければなというふうに思っております。もう1つだけ平野教授にお聞きしたいのですが、弊社WizBizと一緒にやっています、ビジネスモデルの構築講座、そちらのほうの宣伝を少しだけお願いできればと思っております。

平野:ビジネスモデル構築エバンジェリストというのと、プラットフォーム戦略コンサルタント講座というのが2つあるのです。プラットフォーム戦略コンサルタント講座を最終的なゴールにしておりますけども、その前提としてまずビジネスモデルというのをわかっていなければいけないということで、ビジネスモデルの構築方法を学ぶ講座というのがあります。その講座を修了しますとDVDが渡されまして、これを使って自らのプラットフォームを作ることができると。要は勉強会の主催者になれるのです。そこには私がもうビジネスモデル構築の内容を入れておりますので、そこで実際に講師の方がワークショップをやると。実際にその場にいる生徒さんを集めて、そこでいろんなビジネスモデルを皆さんに作ってもらうと。こういう機能がビジネスモデル構築エバンジェリストということですね。講師になれるということです。それを修了した後に、プラットフォーム戦略コンサルタントということで、プラットフォーム戦略について集中的に3か月間、今回4か月間ぐらいやりまして、そこで問題集、ディスカッション、ワークショップをやって、晴れて認定コンサルタントになると。今は20名弱ぐらいいらっしゃる訳ですけども。これは今度は毎月グループ、Facebookのグループがありまして、ほぼ毎日のように今もう議論が進んでいます。先程申しました「7日間起業」の新しい講座を作っていくとか、あるいは皆さんの…大体それこそゴールドマンサックスのアジア本部長だった方とか、有名なコンサルティングファームのマネジメントディレクターだった方とか、錚々たるメンバーが皆さん入っていらっしゃいます。あとは社長さんも多いですから、あとは会計士さんとか、そういうプロフェッショナルな方が多いのですけども、そういう方の悩みとかご相談も私が24時間365日対応すると。こういう仕組みになっている訳です。

新谷:ありがとうございます。私も先生のを受けさせていただいて、非常に勉強になりますし、あまりの知識量にちょっと私の頭がついていけないぐらいだったので。素晴らしい講座だと思いましたので、是非皆様方もしよろしければWizBizのサイトからご参加してみていただければと思っております。よろしくお願いいたします。本日はお忙しい中、先生ありがとうございました。

平野:どうもありがとうございました。

新谷:またよろしくお願いいたします。

平野:こちらこそよろしくお願いいたします。

新谷:どうもありがとうございました。

平野:ありがとうございました。失礼します。


★新谷の目
平野敦士カール教授のお話をお聞きし、もしかすると本来は高級官僚であったはずの平野氏が、ビジネスモデル作りの指導をされていることに大きな驚きを隠せません。
人生とはわからないものだなと思います。

もし仮にプラットフォーム戦略という本が世に出せていなかったなら、日本のネットを中心としたビジネス社会は世界に大きく遅れていたかもしれないと思える程です。ある意味カール教授が高級官僚ではなく、作家、コンサルタント、教授の道を選んでいただき、有り難いとさえ思えてきます。次の最新本も勉強になることと存じます。是非お読みいただければ幸いに存じます。

最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。本日のpodcastはここまでとなります。また来週お楽しみに。

プロフィール

平野敦士カール氏(ネットストラテジー 代表取締役)
経営コンサルタント 株式会社ネットストラテジー代表取締役社長、社団法人プラットフォーム戦略協会代表理事。
麻布中学・高校卒業、東京大学経済学部卒業。日本興業銀行、NTTドコモiモード企画部担当部長を経て2007年ハーバードビジネススクールHagiu准教授とコンサルティング&研修会社潟lットストラテジーを創業し社長に就任。米国イリノイ州生まれ。ハーバードビジネススクール招待講師、早稲田MBA非常勤講師、BBT大学教授、楽天オークション取締役、タワーレコード取締役 ドコモ・ドットコム取締役を歴任。米国・中国・韓国・シンガポール他海外での講演多数。
著書に『プラットフォーム戦略』(東洋経済新報社)、「ビジネスモデル超入門」(ディスカヴァー21)『新・プラットフォーム思考』『シリーズ 経営戦略・ビジネスモデル・マーケティング・金融・ファイナンス』(朝日新聞出版)など多数。韓国台湾中国タイなど海外でも翻訳出版されている。