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第14回 上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長)【後編】

更新日:2017年08月21日

本日お越しいただいたのは、30歳で会社を上場させた、株式会社ガイアックス代表執行役社長の上田祐司社長です。実は、この番組のインタビューアーをつとめる新谷とは、前職で上司部下の関係でした。新谷曰く、当時から部下の中でもNo.1に優秀だったとのこと。前職時代の「起業したら上場するのが当たり前」という教えに忠実に上場を実現させたストーリーは、多くの経営者様に聞いていただきたい内容となっております!
 

第13回 上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長)【前編】新谷:WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。

新谷:M&Aは皆さん苦労されて失敗している方は多いと思いますので。

上田:もちろん失敗もございまして。1回は台湾の会社に40%ぐらい、確か1億5000万ぐらい突っ込んだのですけど、非常に安全性の高い投資先というふうな判断をしておりまして。というのも台湾の中で当時与党の財閥の1番の息子さんがされているインターネットゲームの会社に出資したのですが、我々が出資してから1年後ぐらいにその本当に代表的な、財閥の代表的な人が犯罪だらけだったということが見つかりまして。その方も海外に逃げてしまいまして、台湾の中でももう大スキャンダルだったのですが、それに巻き込まれて、もうあれは大損をかきました。

新谷:なるほど。そういうこともあるのですね。

上田:もういっぱいありますね。

新谷:そうですか。今の御社の業務領域というのは、どういう分野を中心に業務をやっていらっしゃるのですか?

上田:会社自体は人と人を繋げるということをミッションに事業をやっておりまして、それもインターネットを活用して人と人を繋げるということなのですが、本当にそのど真ん中でありますソーシャルメディアをビジネスとしてやっております。最近はソーシャルメディアというのは、本当にオンラインで完結する、口コミサイト等を指す訳なのですが、リアルの世界でも人と人を繋げる、一般的にはシェアリングエコノミーと呼ばれておるのですが。最近はシェアリングエコノミーのほうに注力をしております。

新谷:なるほど。シェアリングエコノミーでもこういう分野は伸びていくのではないかななんていうふうな上田社長はどういうふうに見られていらっしゃるのかなというのをお教えいただきたいのですけども。

上田:世界的に見てやはり大きなサイズになっていますのは、まずは民泊のジャンル。もう1つはライドシェアのジャンルでございます。ただシェアリングエコノミーの波はそれ以外のところにも着々とやっていきますので、食べ物のジャンルですとか、はたまた普通に持っているものをシェアしていくようなジャンル、本当に数多くのジャンルに広がっていくのではないかなと思っています。

新谷:なるほど。Airbnbやウーバー、ウーバーイーツやそういう分野がもっと広がるということでいらっしゃいますね。

上田:そうですね。日本だけでも恐らくシェアリングエコノミーをやっている会社って、もう200社とか300社ぐらいあると思うのですけれども。

新谷:そんなにいますか。

上田:本当に数多くのジャンルでビジネスが立ち上がりつつあります。

新谷:なるほど。そうでいらっしゃいますか。先日永田町の御社のビルも参らせていただいたのですけれども、大変素晴らしいビルで、買った狙いというのは何かございますか?

上田:1棟丸借りをさせていただいたのですが、シェアリングエコノミーをやっているのですけれども、会社としましては。概ねプラットフォームビジネスをやっている訳でございます。ただプラットフォームビジネスだけやっていても実情は掴めませんので、実際に物を貸す立場。シェアリングエコノミーではホストと呼ばれる立場なのですが、それを体験してみたいなということで、ビルを1棟借りしまして、7フロアあるのですが、7フロアのうちにガイアックスが入居しているのは1フロアだけで、残りの6フロアはシェアに回しております。

新谷:なるほど。

上田:実際にイベントで使っていただいたり、会議室で使っていただいたり、販売スペースもございますから販売スペースをお借りいただいたり、駐車場スペースをお借りいただいたり。実際に働くスペースとして入居していただいているという形でたくさんの会社に入っていただいております。

新谷:なるほど。行かせていただいた時も大変広くて、200名とか300名とか入るのではないかなという部屋もあられて、イベントにもうちも使わせていただけるのではないかと弊社の取締役と言っていたのですけども、大変広いですよね。

上田:本当に先週オープニングパーティーをしたのですが、結果的には1700名の方に来ていただいて。

新谷:すごいですね。

上田:すごい大盛況をいただきました。

新谷:お若い方が多かったですね、やはり。

上田:そうですね。

新谷:やっぱりガイアックス様にはお若い方が集まってくるような雰囲気といいますか、そういうところがあられるのですかね?

上田:そうですね。やっぱりシェアリングエコノミーですとか、ソーシャルメディアというのは本当に人と人を繋げるというジャンルですから、若い方ってそういったことにも興味を持っていらっしゃる方も多いですし。またシェアリングエコノミーは社会課題を解決するという観点も非常に強うございますから、そういったところに興味のある方も多く入社いただいているような状況でございます。

新谷:なるほど。ありがとうございます。ちょっとご質問を変えまして、上田社長の個人的なお話に移りたいと思うのですが。好きなもの、好きなことにカフェでのコーヒー、トライアスロンということをおっしゃっていらっしゃいまして、それぞれどんなところがお好きなのかなと。ちょっと不思議な回答だったものですから。特にカフェでのコーヒーというのが珍しい回答だなと思ったのですけども、どんなところがお好きなのでいらっしゃいますか?

上田:やっぱり1人でゆっくりできるタイミングというのはあんまりなく、やっぱりそういう時間ってすごく大切だなと思っていまして。週末は可能な限り、土曜か日曜かどっちか本当2、3時間ぐらいはカフェでコーヒーを飲みながらゆっくりするということを今大切にしています。

新谷:お一人でですか?

上田:そうですね。

新谷:その時はやっぱりビジネスのことを考えてしまったりはされるのですか?

上田:そうですね。もちろん仕事する時もありますが、例えば本を読んだりとか、何か考え事したりですとか、いろいろ先週あったことを整理したりとか、そういうような時間にしています。

新谷:なるほど。優秀な社長様の一端を見せていただいた感じなのですが、トライアスロンも結構やっていらっしゃるのですか?

上田:そうですね。今月も1個のレースに申し込んでいます。

新谷:そうでいらっしゃいますか。どのくらいの頻度でやっていらっしゃるのですか?

上田:年に2、3度のレースに出るぐらいですけれども。

新谷:でもすごいですね。割と社長様ってマラソンとかジョギングとかトライアスロンとかやられる方多いと思うのですけど、典型的な本当に上場している優秀な社長様という感じでいらっしゃいますね。お仲間も多いのですよね?トライアスロンの。

上田:そうですね。もともとは前職でありますベンチャー・リンクで、当時小林社長から「ビジネスマンはしっかり運動しろ」「健康管理せよ」とおっしゃられるのをそのまま私守りまして、週に1回スポーツクラブに行って走ったり泳いだりをしておりました。そんな中で知り合いの社長さんに会った時に結構有名な社長さんが何人も集まって、トライアスロンのチームを作っていらっしゃると。私自身はずっと週1ぐらいで泳いだり走ったりしていましたので、あと自転車だけだと。これトライアスロンできるのではないかということで、ご紹介してもらってそのチームにジョインさせてもらったいうような流れでございます。

新谷:そうですか。素晴らしいですね。確かに小林忠嗣氏は「デブとたばこを吸う人間はコンサルタントになれない」というふうに私に言っていました。それはその通りなのかもしれませんけども。さらに上田社長様からは座右の銘をいただいているのですが、これもちょっと変わっていまして「効率は愛」というふうにおっしゃっていただいているのですが、珍しい座右の銘ですが、どういう意味でいらっしゃるのですか?

上田:これはもともと船井幸雄さんの本に出ていたメッセージでして、その船井幸雄さんの本に別にそれもドーンと出ていた訳ではなくて、どこかの文脈の中にぽろっと出てきただけだったのですが、それを見た時に確かにそうだなというのを強く思いまして、自分の中で座右の銘にしております。やっぱり優しい人って世の中いると思うのですが、優しい人であったとしても結局非効率なことをしていらっしゃると、巡り巡ってどこかにひずみだったり、どこかに迷惑だったり、本当はもっとハッピーになる方法があるのにそれを実現できていなかったりする訳なのですよね。一方で効率的にやっていくというのは、巡り巡って皆にとってハッピーなことを導きだしていることが多くございまして。やっぱり効率を追求することが世の中に対する愛情表現ということに繋がるのだなということを考えていつも活動をしております。

新谷:そうですか。私どももベンチャー・リンク時代に「ディップスは愛だ」というふうに言われて勉強したので、まさにベンチャー・リンクの血がそのまま通っていらっしゃるのではないかなと思ってびっくりした次第ですが。

上田:いえいえ、もう本当に同じ概念だと思います。

新谷:そうですか。ありがとうございます。では最後に質問なのですが、お願いでもあるのですが、これは経営者向け、全国の社長様がお聞きになったり、または起業する方がお聞きになったりするものですから、起業もしくは社長としての成功の秘訣、上場はどうやったら上場できるのか、成功できるのか等を何か社長様方へのアドバイスを何かおっしゃっていただければなというふうに思っているのですけれども。

上田:まず自分視点で成功したいと思うのは、非常に危険な考え方だと思います。やっぱり自分の存在が認められるのは自分の意思ではなく、周りから必要とされるかどうか。例えば机の上に消しゴムがあったとして、この消しゴムくんが存続できるかどうかは消しゴムくんの意思によらず、周りの人が鉛筆使っていて消しゴムが必要だったら存続できるし、そうでなければ捨てられるという。

それが全く社会でも一緒かなと。そうなってくるとより社会に大きなインパクトを与えるためには、より社会を見て、社会に必要とされている大きな出来事を提供しにいかなければならないというふうに思います。一方で事業を立ち上げた瞬間って、皆さん総じてそうだと思うのですが、そんなリソースは何もないと思うのです。そこでやっぱり拾ってしまえばそこまでだと思います。私がベンチャー・リンクの時に1番学んだのは、本当に一気にたくさんの人を巻き込んで、それも同時に。

1つだけだと実は巻き込むことは不可能で、お金も巻き込みながら、人も巻き込みながら、販路も巻き込みながら、仕入れ先も巻き込みながら、マスコミの巻き込みながらということを同時にやれば皆実はついてくるのです。そういったことを同時に巻き込んで、社会のためのビジネスをやる、これが本当に。それでも成功確率はどう頑張っても2割か3割だと思うのですが、そうやることによって普通成功しない新規事業とか新しい企業を2、3割ぐらいの成功確率まで引き上げられるのではないかなというふうに考えています。

新谷:なるほど。深いお話でいらっしゃいますね。先程の「効率は愛」というのがちょっと通ずるものがあって、大変深いお話で、お聞きになっている起業を目指される方、社長様方も大変勉強になったのではないかと思います。本当にありがとうございます。

上田:とんでもございません。

新谷:私自身が成功者になれるかはまだまだ未熟者ですので、後輩の上田さんには教えていただきながら成功していきたいなと思います。

上田:いえいえ、とんでもございません。

新谷:最後に永田町のシェアオフィスの宣伝をしていただければなと思うのですけども。

上田:永田町のシェアオフィス、本当にたくさんのフロアを貸し出しておるのですが、起業家の方に本当にフィットした形でご用意しております。普通起業家、私もそうだったのですが、社員が10人の時に満席になりましたと。ここからが結構悩ましくて。15人のところに移るのか、20人のところに移るのか、30人のところに移るのかと。物件を探すとなると結構いろいろ条件が重なるものですから、副社長クラスがやっぱり行って探さないと話がまとまらないのですよね。

無事引っ越しが決まったとしても、敷金礼金を入れて内装をしてレイアウトを作ってとやって、しかも引っ越しが終わったら元のオフィスの現状復帰があって。そうなると非常にコストがかかるのですが、残念ながら1年ぐらいでまた次の引っ越し先を探さなければならないみたいな。大きくなったり小さくなったりしますと、結構そういったコストが大変なのですよね。永田町のオフィスではフリーの1人席から2人用の席、3人用の席、本当に4人5人6人10人15人20人25人40人ぐらいまでたくさんの部屋を取り揃えております。ですから3人の方が4人になったら、4人の席に翌月から移動をしていただけると。

本当に業界用語ですがASP的な料金を払えば移動できますし、住所変更も必要がございませんので、本当にこういったベンチャー企業向けのオフィスかなと思っています。オープニングパーティーを先週したということなので、今オープンしたばかりで結構空いてはおりますので、是非ご興味のある方がいれば入居していただければ嬉しいなと思います。

新谷:ありがとうございます。是非リスナーの皆様方も永田町のほうをご見学いただいて、移ってみようかなという方は是非移られたらいいのではないかなと思います。本日はお忙しい中お聞きいただきまして、誠にありがとうございました。是非皆様のご参考にしていただければと存じます。上田社長様、今日はどうもありがとうございました。

上田:ありがとうございました。


★新谷の目

新谷:上田社長のお話を聞きまして、大変感銘を受けました。私の後輩とは思えない大変優秀な社長様でいらっしゃって、私の元部下後輩合わせても多分No.1なのではないかなというふうに感じております。特に楽しんでソーシャルメディアというのをやっていらっしゃり、そして今からはシェアリングエコノミーというのをどんどん支援したりやっていったりするということで、上田社長様の社員の方々ともお話しても、大変明るく前向きですごく一生懸命仕事をして、楽しい雰囲気が伝わってきますし、これからも伸びていく企業なのだろうなというふうに感じさせていただきました。是非皆様もガイアックス様みたいな活用を目指されてみてはいかがかなというふうに思っております。