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第13回 上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長)【前編】

更新日:2017年08月21日

本日お越しいただいたのは、30歳で会社を上場させた、株式会社ガイアックス代表執行役社長の上田祐司社長です。実は、この番組のインタビューアーをつとめる新谷とは、前職で上司部下の関係でした。新谷曰く、当時から部下の中でもNo.1に優秀だったとのこと。前職時代の「起業したら上場するのが当たり前」という教えに忠実に上場を実現させたストーリーは、多くの経営者様に聞いていただきたい内容となっております!
 

第13回 上田祐司氏(株式会社ガイアックス代表執行役社長)【前編】新谷:本日の社長に聞く!in WizBizは上場をしていらっしゃいます、ガイアックス社の上田社長様でいらっしゃいます。実は私の後輩なんて皆さんご存知でいらっしゃいますでしょうか?私の元部下、後輩の中でもNo.1に優秀な社長様です。まずは経歴をご紹介いたします。1974年大阪府に生まれ、1999年同志社大学の経済学部をご卒業。ご卒業後は起業を志し、ベンチャー支援を事業内容とする会社に入社。1年半後24歳で起業、30歳で上場を果たし、ガイアックスでは人と人とを繋げるミッションの実現のため、これまでのソーシャルメディア事業に加え、シェアリングエコノミー事業の拡大や関与する企業への投資を強化していらっしゃる社長様でいらっしゃいます。今日はよろしくお願いいたします。

上田:よろしくお願いします。

新谷
:では最初のご質問ですが、ご出身は大阪とのこと。小中高も大阪でいらっしゃったのですか?

上田
:小学校は大阪の茨木市なのですが、中学からは同志社中学校に行っておりました。

新谷:なるほど。やっぱり頭もよろしかったのですね。

上田:そうですね。小6の時はすごく頭良かったのですが、中高大は自動的に上がるものですから、学力のピークは小6だと思います。

新谷:そうですか。今が1番ピークなのではないかと思いますが。小学校、中学校、幼少期どんなお子さんでいらっしゃったのですか?

上田
:小学校の頃からプログラミングはしていまして、結構パソコンには親しかったのですが、中学校の時にちょっと残念ながら麻雀というものに出合ってしまいまして。そこからプログラミングは一切やっていないという、そういう感じですね。

新谷:何かもったいないような良い人生のような感じですが。高校も大阪の同志社……京都ですね。同志社大学でいらっしゃいますけれども。高校時代というのは、どんな思い出がございますか?

上田:高校1年生の春からは、昔からすごく働きたかったので、高校1年生の春からアルバイトを始めました。

新谷:どんなアルバイトをされていたのですか?

上田:最初はすごくスタンダードにマクドナルドで、1マクドナルダーとなって戦っておりました。

新谷:なるほど。結構その時にフランチャイズを学ばれたのですか?

上田:まだ高校1年生だったので、感想としては結構学校の中とかですと、1つ上の先輩とか本当大先輩みたいな感じだったのですけど、職場に行くとやっぱり仕事ができる人が仕事がまだ初心者の方に教えるというのがあって、それはすごく感動した覚えはあります。仕事さえできれば別に年齢関係なく、上司とまでは言いませんけど、リーダーになっていけるというのはすごく感動した覚えがあります。

新谷:そうでいらっしゃいますか。その後同志社大学にそのままお進みになっていらっしゃいますが、同志社の外に出ようというのはあんまり考えられなかったのですね?

上田:残念ながらそんな学力ではなくて、もうすれすれのすれすれでした。

新谷:同志社大学は学ばれたのは、経済学部でいらっしゃいますよね?

上田:学部的にはそうですね。ただ本当に大学1年生の時の4月1日、2日ぐらい泊まり込みまして、4年間の履修計画を立てて。1年目の例えば履修したものも4月1日、2日の段階でノートですとか、過去問ですとか、代返をしてくれる人を手配して、本当に万全の体制で大学生活を迎えたという感じです。

新谷:大学にはほとんど行かないような計画でいらっしゃいましたか?

上田:そうですね。1年生の時に多くて月6回。もう2年生からはほとんど行っていないです。

新谷:よく卒業できましたね。

上田:恐らく4年間で卒業したのでは、ダントツで最少出席日数だと思います。

新谷:でも計画立てられて出席しないようにするという意思がなかなか素晴らしいですね。

上田:よく先生がテスト前に「お前らテスト前に焦るなよ」と言っていたのですけど、僕もうおっしゃる通りだなと思いながら、今さらバタバタ過去問集めるなよという。

新谷:なるほど。大学に入られる時からもうディップスはばっちしだったということなのですね。

上田:そうですね。

新谷:では大学時代は何をされていたのですか?

上田:アルバイトですとか、もう少し進んで商売ごっこみたいなことをたくさんやっておりました。

新谷:どんなご商売をされていらしたのですか?

上田
:1つはやっぱり初めマクドナルドからスタートして、高校の時でも10個15個のバイトはしていたのですけども、やっぱり大資本に搾取されているな感がありまして。これちょっと自分でやったほうが儲かるのではないかなと思って、ハンバーガーの屋台を大学生の時にやったことがあります。

新谷:儲かったのですか?

上田:蓋を開けてみたら、時給換算するとそこまで変わらなかったのですけど。でも自分で鉄板買ってきて、パンと肉買ってきて、お客さんにいらっしゃったらパンと肉焼いて渡すと。正直1発儲けてやろうと思って始めたのですが、いざやってみるとお客さんが目の前で「おいしいおいしい」って食べてくれるのです。おいしいおいしいと食べてくれるのかと思うと、何かもうちょっと工夫しようかなと思って。もっといろいろトライアンドエラーしたり、それこそ肉の焼き方とかいろいろ調べてみたりして、あの時の勉強はすごい楽しかったです。

新谷:もうその頃から起業家の片鱗を見せていらっしゃるという形ですね。

上田:そうですね。起業というほどではないかもしれませんけど、本当に商売の楽しさ。自分で工夫してお客さんに喜んでもらうということがこんなに楽しいものなのだというのは、その時感じて、将来何かそういったような関係にいけたらいいなと思った最初のきっかけではあります。

新谷:そうでいらっしゃいますか。それ以外にもご商売はやられたのですか?

上田:あとは英会話教材の販売とかです。これもリストも自分で買わなきゃならないし、電話代も自分で払って、それで営業して成果が上がると売り上げの2割をもらえるみたいな、ですとか。

新谷:なるほど。もう大学生というよりは普通の社会人ですね。

上田:そうですね。私の隣にいらっしゃった1個上の大学生の方も年収1000万円以上稼いでいて、もう本当に多分あの人は大学卒業せずにあの道に入っていったのだろうなと思います。

新谷:そうですか。上田社長様は英語教材の販売のほうでやろうとは思わなかったのですか?

上田:そうですね。いろんなアルバイトをしていましたので、そのうちの1個として社会経験としてやっていたという感じです。

新谷:それはもう起業を目指しているから、今のうちにいろんなことチャレンジしておこうみたいな感じでいらっしゃったのですか?

上田:そうですね。明確に起業という訳ではなかったのですが、いろいろな商売を見ていくというのは本当に楽しいなというふうなところで見てはいました。

新谷:なるほど。本当に起業家の片鱗が見られて、私と違って大変ご優秀でいらっしゃったと感じますけども。

上田:いえいえ、とんでもございません。

新谷:その後ベンチャー・リンク、私と一緒のベンチャー・リンクにご入社されていらっしゃるのですが、何でベンチャー・リンクを選ばれたのですか?

上田:いろいろやっていく中で、やっぱり自分でアイディアを出して、いろんなことを決められる立場がいいなと。それでセーフティーなのはやっぱり起業することだなと思ったのですが、大学4年生卒業してすぐ起業というのもなかなかハードルが高くて。ベンチャー・リンクが当時、本当に独立する人しか雇わないというようなことをおっしゃっていて、これまさに僕のための会社ではないかと思って、受けた次第でございます。

新谷:そうですか。ベンチャー・リンクはその後1年半ぐらいしかいらっしゃらなかったのですが、何かベンチャー・リンク時代の思い出というのはございますか?

上田:もう仕事が楽しくて楽しくて、もう本当朝から晩まで働いていましたし、本当に新谷さんにいろいろご指導いただいたなという思い出ばかりで。

新谷:あんまりほとんど指導もしていなく、入った時から大変優秀な上田社長でしたけれども。1年半でもう辞めちゃうということは、あんまり勉強にならなかったのではないかなと思うのですが。

上田:退職して起業するつもりでしたけど、10年ぐらいはいようかなと思っていたのですが、同期で1番優秀だった山根真喜という女性がおりまして。これも新谷さんの一緒に指導を受けた仲間なのですけど。彼女があまりにも優秀すぎるので、本当に半年とか数カ月に1度ご飯行っていたのです。

1年半目の時に一緒にご飯行って、お好み焼き食べながら「将来何か一緒にしようよ」なんて言ったら「そうよね」ってその日は終わったのですが、翌日会社行ってメールを開けたら、山根真喜から「私辞表を出したけど、上田くん出した?」みたいなメールがきていて。これ何か僕が誘ったていになっているしみたいな、やっぱり仕事できる人はこういう人なのかと思いながら、本当は僕別に辞めるつもりはなかったのですけど、そうなっちゃったものですから、もう泣きながら「今書いているところ」と返事をして退職することになったという。

新谷:なるほど。その山根さんは本当にベンチャー・リンク時代大変優秀で私が研修指導した時に、山根さんが1位、上田くんが2位だったという思い出がありますけども。その山根さんがガイアックスの元副社長でいらっしゃるということですよね。

上田:そうですね。

新谷:ご一緒に起業されたという訳ですか?

上田:そうですね。

新谷:当時起業の時は何人かの仲間と創業されたとお聞きしました。何人のメンバーでご創業されたのですか?

上田:起業した瞬間は関西のほうの後輩1人、京大生の理系のプログラミングができる人間を連れて3人で起業したのですが、本当半年1年ぐらいで十数人集めて。だいたい学生が多かったのですが、そういったメンバーが創業メンバーとなって、本当にそのうちの3分の1ぐらいは18年経った今でもまだ残ってくれているぐらいな感じでございます。

新谷:そうでいらっしゃいますか。何か創業の時の苦労話をお聞きしていると、キャベツを皆で分け合ってそれでもめた話とかを私はよく聞いていたのですけども。

上田:そこまでもめてはいないのですけど。本当に皆で2LDKの家に泊まっていまして、それこそ毎日4時とかぐらいまで仕事をして、ちょっと寝てまた全員が起きて働くみたいな。共同生活でご飯も全て提供する。ご飯はだいたい半分ぐらいは僕が作っていたのですけど、朝ご飯が本当に十数円、昼が贅沢にいって50円、夜は頑張って150円、できれば100円ぐらいでコントロールしていたというのが当時ですね。

新谷:1日200円ということですよね。

上田:そうですね。

新谷:それを1人あたり200円で、数人で分け合っていたという感じですか?

上田:そうですね。毎日いただきますの時に今日使った食材、例えばキャベツとハムを使ったよねと。100円を半分だから50円、これを8人で割っているから1人7円だよねと。そうやって積み上げながら1日1日の食事の金額を計算していた覚えがあります。

新谷:なるほど。素晴らしい起業経験ですね。

上田:当時のメンバーは皆こぞって、もうそうめんとたらこパスタは嫌だと言いますね。

新谷:なるほど。そればかり出されていらっしゃったのですね。

上田:1番コスパが良かったものですから。

新谷:なるほど。今の若い方はそういうので起業する方なんていらっしゃらないのではないですかね?

上田:そうかもしれないですね。ただそんな辛かったかと言われると、別に辛くはないですけどね。

新谷:そうですか?

上田:もうお腹いっぱいご飯食べていましたから。

新谷:本当にお腹いっぱいに食べていたのですか?

上田:別にそうめんを3束出すのも4束出すのもそんなに変わらないので。

新谷:なるほど。すごいお話ですね。その後上場されていらっしゃいますけど、もともと上場を目指されていらっしゃったのですか?

上田:そうですね。ベンチャー・リンクで非常に社会人としての基礎を叩きこまれたのですが、ベンチャー・リンクでも起業をしたら上場するのが当たり前だと、もうそんな教えを叩きこまれていたものですから、創った時から上場をするものだと思っておりました。

新谷:なるほど。30歳で上場というのは当時の最年少上場ではないですか?

上田:そうですね。上場している会社さんの中での社長さんの中で、1番若かった時期はあったのかなとは思います。

新谷:なるほど。上場するまでの苦労とかは何かあられましたか?

上田:そうですね。上場するまでにたくさんのお金を集めたのですが、途中でベンチャーキャピタルさんが「これ早く上場しなければ会社売り払うぞ」みたいなそんな話もありまして、そこはちょっと苦労したかもしれないです。

新谷:なるほど。それはどうにか回避できたのですか?

上田:そうですね。巡り巡って譲渡先を見つけてきたり、そのうちの一部は実はベンチャー・リンクさんにお願いにまいりまして、ベンチャー・リンクさんに買い取ってもらったりしました。

新谷:ご出資させていただきました。

上田:当時ベンチャーキャピタルさんも厳しいなと思ったのですが、上場まで5年かかったのですが、3年目ぐらいに言われたのですけど、確かにお金集める時に「2年で上場しますから」と言っていたなということは思い出して、約束破っているのは私だったみたいな。

新谷:なるほど。そうですか。今のお話を聞いていると、割と上田社長は苦労話をお話しいただけるかなと思っていたら、いつも楽しい感じでやっていらっしゃって、あんまり苦労を感じないタイプでいらっしゃいますか?

上田:そうですね。大体は楽しい思い出になってしまっています。

新谷:なるほど。羨ましい限りでございます。上場後もう10年経っていらっしゃるのですが、上場後の苦労というのは何かあられたりしたのですか?

上田:上場後、上場前からもそうなのですが、やはりインターネット業界変化が激しいものですから、作ってきたビジネスモデルが本当数年経つと崩壊すると。そのような中で次々と新しい業態を作っていかなければならないというのは大変ではありました。

新谷:なるほど。M&Aも結構されていらっしゃっていて、買っていらっしゃいますが、何社ぐらい買われましたか?

上田:買った会社もしくは事業部で数えますと、10は超えている気はします。

新谷:今も残っているのは10のうちどれぐらいでいらっしゃるのですか?

上田:結構組み込んでいきますので、結構残っています。

新谷:そうですか。ご優秀でいらっしゃいますね。

上田:いえいえ、小っちゃくなったやつもありますけれども。キャッシュフローがある限りは無理して撤退はしませんので。

新谷:なるほど。