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第10回 久野和禎氏(コノウェイ株式会社代表取締役社長)【後編】

更新日:2017年08月03日

今回はコノウェイ株式会社代表取締役、プロコーチの久野和禎氏にお越しいただきました。東京大学を卒業後、2社の起業、そして大企業での役員も経ながら、現在は認知科学を用いたコーチングを軸とした会社経営をされています。脳と心を上手に使い、自分の限界を越えて先に進んでいく方法とは?久野社長のインタビューをお聞きいただければ、何かヒントを得られるのではないでしょうか!
 

久野和禎氏(コノウェイ株式会社代表取締役社長)新谷:WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。

新谷:私も是非勉強したいなと思いましたけれども、このコーチングをご商売にしようと思われた理由とかは何かあられるのですか?

久野:子どもの頃から人にものを教えるのが得意で、好きだったのです。そういう意味でいうと20代に起業した最初の会社というのはボーカルスクールで、実際に10年間教えたのですね。それは歌を教えるのですけど、歌を通して人間の生活そのものに関わっていくところもあり、かなり情が深く入り込んで教えたりする場面もありました。あとは自分はそのビジネスという意味でいうと、MBAも取らせていただいたりして、経営のところを王道でやってきているので、根本から会社とか組織に働きかけるとすると、企業の上のほうの方と会話をするということが非常に効果があるなと思ったのです。

それもさかのぼると家族がちょっと体調を崩して、それを治すために脳の勉強をし始めたという経緯が実はあったりして。それで脳について理解していくと、その体調不良は緩和していって。それだったらこれ普通に元気な人にやったらどうなるかなと思ったら、元気な人に…部下達ですけども、当時会社勤めの時ですから。そうしたら非常に私の部署だけ成績が上がるのです。これは普通の人がやったらすごい効果があると理解して、もうちょっとやってみよう、もうちょっとやってみようとやっているうちに、会社勤めである会社の幹部とかやっている時もクライアントさんみたいな感じで依頼をされるので、それをやっているうちにこれは本当に本業にしたほうがいいのだろうなというふうに思うタイミングがありまして、それで踏み切りました。


新谷:なるほど。今お聞きしますと、久野さんに私も教えてもらったほうがいいのではないかと思うぐらいでございますが。

久野:ありがとうございます。

新谷:ちょっと全然違う質問もさせていただきたいなと思うのですけども、久野さんのお好きなことでお聞きしましたら、ひらめき、お手伝いとお答えでいらっしゃるのですが、お手伝い好きってちょっと珍しいお答えなのですが。

久野:そうですよね。

新谷:何でお手伝い好きなのかなと。

久野:もちろん趣味みたいなことはあるのですけども、せっかくご質問をいただいた中でいうと、人助けがもともと根っから好きでして、それが自然に自分にとっては毎日の生活なのです。なので結局は人のお手伝いをして喜んでくれると自分が嬉しいということなのでしょうけど、それが普通に自分に馴染んでしまっているので、もうそれ以上言いようがないのですけど。でも喜びを感じるタイプだと思います。

新谷:なるほど。では平野社長様に何でもご相談すればいいのかなというふうに。

久野:是非相談いただけると…。性格的にそうみたいです。

新谷:さらに東大ご出身でひらめき好きって、東大出身だと論理好きなのかなとふと思ったりしたのですが。

久野:なるほど。

新谷:ひらめき好きというのは、どこからきていらっしゃるのですか?

久野:自分がひらめくのも大好きだし、あと周りの方が何かひらめいて、あっわかったという時の顔を見たり、一緒に場を共有するのが楽しいです。コーチングというのはマンツーマンで座って話をしているのですけども、主に。そういう時にあっていうアハ体験ではないですけど、そういったものがあったりすると非常に驚く、喜びを感じる。それを共有できるというのも非常に醍醐味の1つですね。

新谷:なるほど。では今のコーチングのまさにお仕事にもひらめきも繋がっていらっしゃるということでいらっしゃいますね。

久野:そうなのです。

新谷:そうでいらっしゃいますか。大変面白いですね。さらに久野社長様の座右の銘は、自分以外の人の目線で考える、だそうですが、これは子どもの頃からそういうようなお考えでいらっしゃったのですか?

久野:そういうところがありました。私先程申し上げた通り、1歳〜6歳までアメリカにいまして、それ1970年代なのです。当然日本人なんて誰もいなくて、結構それなりに苦労をしたのです。それは何かというと、何だお前は何人だみたいな感じでいじめられたりもして、でも向こう側にも理由があるのだろうというのも考えることによって、それを乗り越えてきたというのがあります。日本に帰って来てからも6歳以降ですけれども、やっぱりちょっと頭の中がアメリカ人っぽいから何でもかんでも言ってしまったりするので、結構苦労をしたりして。友達だけではなくて先生からも、ちょっと困った子ねみたいな感じの扱いを受けて、どうしてかなと思ったりして。なるべく相手の立場で考えるというのが習慣化したというのはあると思います。

新谷:なるほど。先程お話に出ました、カーネギーの「人を動かす」も影響はされていらっしゃって、こんな座右の銘になっていらっしゃるのかなと勝手に思っていたのですけれども。

久野:そうですね。もう本当に15歳で読んだのですけど、それ以降は非常に大切な必読書で、カーネギーさんはですね。そんな中で常に相手の立場でものを考えるとか、勝ちすぎないとか、そういうことを教えてくれたので、非常に私としては逆にいうとそれを読んで救われたところがあったのです。

新谷:なるほど。次の質問なのですが、またちょっと変わっていまして、久野さんの本に書かれていらっしゃったのですが、政治家を目指されたこともあったというお話をお書きになっていらっしゃるのですが。

久野:そうですね。

新谷:それはいつぐらいに思われたと?

久野:それは完全にやめた訳ではないのですけれども、子どもの頃からずっと、物心ついた時から政治家が向いているかなと思って生きてきました。

新谷:そうでいらっしゃいますか。それは何か向いていると思われるところは、どういうところが政治家に向いているなと思われたのですか?

久野:自分の解釈なのですけども、広く人の役に立ちたい、人助けが好きとか、そういったことを総合すると自然とテレビに出てくるじゃないですか。だからああいうのがいいかなと思ったということなのです。

新谷:なるほど。では小池さんの次は久野さんが都知事ですかね?

久野:いや、皆さんが推していただければ。

新谷:楽しみにしております。最後の質問なのですが、是非これ経営者向け、社長様向けのインタビューなものですから、全国の社長様、もしくはこれから起業する方に起業の成功の秘訣をお教えいただけると嬉しいのですけども。

久野:起業をする時にはもちろん準備はしっかり必要なのですけども、私はそのコーチングとか脳とかの関わりで見てきた時に、自分のやることに100%の確信が持てた段階でスタートすると確実に成功するなと思っています。100%というと、ちょっと実は行きすぎで98%ぐらいですね。その残りは2%は何かというと、さすがに天変地異が起きたり、リーマンショックみたいなことが起きたりするということの時はしょうがないけれど、そうじゃない限り自分の力でやれる限りは全部上手くいかせられるというところまで持っていくと、その中身に対して非常にパワーがついて結果が出るというのは思っていますので。私の本の中で書かせていただいているのですけども、自分を信じる力という。高め方というのもちゃんとあるのですが、そういったものを高めることによって、安心して思い切って飛び込んでやっていけるというのが実感としてあります。

新谷:なるほど。自分を信じる。ちょっと私がちゃんと自分を信じないといけないなと今反省をさせていただきました。ありがとうございます。では最後に先日、本をご出版されたということで、私も読ませていただいて大変感銘を受けたのですけども、そちらの宣伝をお願いできればなというふうに思っております。

久野:ありがとうございます。2016年、昨年の末にPHP研究所から「GOLDVISION」というタイトルの本を発売させていただきました。「GOLDVISION」というのはGOLD、文字通り黄金のVISIONという言葉と、あとはGOLDという英語ですね。後ろにEDを付けると既にゴールされたというようなニュアンスです。実際にはGOLDという言葉はないのですけども、そういったニュアンスの言葉を造って、造語としてタイトルにしております。この本の中では、どうやったら私達が自分の限界を超えて先に進んでいけるかということをさまざまな事例を交えてお話しております。

新谷:是非皆様方、リスナーの皆様お買い求めいただいて勉強していただければなと思っています。またWizBizでは久野社長様講師のセミナーを毎月行っております。タイトルは「目標達成に欠かせない、たった3つの大切なこと!」ということで、3月22日に開催予定でございます。リスナーの皆様も是非ご参加くださいませ。本日はお忙しい中ありがとうございました。皆様も参考にしていただければと存じます。久野社長様、どうもありがとうございました。

久野:ありがとうございました。

【新谷の目】
新谷:久野社長様のインタビューをさせていただき、久野社長様の大変聡明なところに大変感銘を受けました。東大を出られて、学生の時からロックボーカリスト。2社を起業、その後大企業に勤められ、また起業される。普通の人では考えられないようないろんな人生を歩まれ、そして楽しみながら大変素晴らしい経営をなさっている。素晴らしい社長様で、かつ大変面白い社長様ということで、私も大変インタビューをさせていただき嬉しく思っております。皆様も是非参考にしていただければと思っております。
次回はまた来週水曜日配信でございます。お楽しみに。

プロフィール

久野 和禎 氏
コノウェイ株式会社 代表取締役社長/プロコーチ
一般社団法人コグニティブコーチング協会 副代表


1974年生まれ。東京大学経済学部卒。筑波大学MBA(International Business専攻)。
幼少期をサンフランシスコ(アメリカ)、中学高校生時代をロンドン(イギリス)で過ごす。
大学卒業後に起業、2社を並行して経営した後に人材系企業を経て、複数の外資系大企業で多様なマネジメントポジションを担う(タイコエレクトロニクス(米)にてファイナンス及びマーケティングマネージャー、フィリップス(蘭)にて経営企画、組織変革推進、営業企画、ロジスティクスの各分野の部門責任者及び新規事業立ち上げ、さらにビューローベリタス(仏)にて営業部長を担当)。その後、ProFuture(旧HRプロ)の常務取締役 兼 COOを経て、2015年12月にコーチングを軸としてコンサルティングを加えたサービスを提供する総合経営支援企業、コノウェイ株式会社を創業、代表取締役社長に就任。
認知科学を基礎とした最先端の「コグニティブコーチング(TM)」を習得し、自社ブランドの「CEOコーチング(R)」及び「ゴールドビジョン(R)メソッド」の普及を図っている。
また、コグニティブ・コーポレート・コーチングの発起人であり、苫米地英人氏の右腕としてプログラムの開発及び普及活動に尽力している。
大企業役員、中小企業社長からサラリーマン、OLまで幅広い対象のクライアント層に対してコーチングを行っており、グループ、マンツーマンで1000人以上に対してのコーチング実績を有する。企業に対しては、個々の強みを生かしながら組織にハイパフォーマンスカルチャーを醸成・定着させることを得意としている。
テンプル大学にて認知心理学(コーチング)の講義を担当。
2016年12月には著書 『ゴールドビジョン』をPHP研究所より出版。