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勝手企業研究〜その1 大和ハウス工業
役所広司・松坂桃李のCMで有名な大和ハウス工業は、なぜ「ビジネスマッチング」をキーワードにCM展開するのか?

更新日:2017年02月10日

昨今、よく目にするCMは大和ハウス工業のCMだ。特に、松坂桃李出演のCMをよく目にする。この若手No.1俳優を起用し、「ビジネスマッチング」をキーワードにしているのはなぜだろうか?
 

勝手企業研究 大和ハウス工業ビジネスマッチングのWizBizとしては大変気になり、調査研究をすることとした。(ちなみに、「ビジネスマッチング」をグーグルで検索するとWizBizは1位〜3位で出てくる。ライバルは東京三菱UFJ銀行、中小企業庁、日本政策金融公庫、全国取引振興協会等と1位を争っている)

大和ハウス工業は、元は奈良県の会社である。プレハブハウスで一気にTOP企業に躍り出た企業だ。現在、住宅着工数は積水ハウスについで第2位。売上高3兆円企業である。3年前は2兆円の売上高であるから、現在も急成長中である。日本の誇るTOP住宅メーカーである。

この大和ハウス工業がなぜ?「ビジネスマッチング」なのか?

実はダイワハウスグループはもう一つの得意分野がある。建設協力金方式(リースバック方式)を使った店舗(商業施設)分野だ。1970年代、チェーンストア理論が流行ったころ、今現在の有名企業たちがこぞって、この方式で出店をし、TOP企業になっていった。すかいら〜く、ロイヤルホスト、マクドナルド、ニトリ、吉野家……。枚挙に暇がない。それらの先導役だったダイワハウス。

そして今、ダイワハウスは商業関連を伸ばしている。商業関連で、1兆3千億円の売上高。今期は住宅より、商業関連の方が伸びている。そして、日本は人口減少時代。彼らの中期経営計画を見ると人口減少時代に合わせ、商業関連系強化、中古住宅強化を次から次へとうたっている。つまり、大和ハウス工業は、人口減少時代を見据え、「ビジネスマッチング」と言いだしているのだ。もちろん、住宅も捨てたわけではない。しかし、これからのTOP分野は商業施設と考えている風である。プレハブハウスから、一気に建設協力金方式(リースバック方式)を使った店舗(商業施設)分野を伸ばした時代とまさに一緒である。

この辺の戦略立案はさすが売上高3兆円企業と言わざるを得ない。しっかりしている。そして、この実現性も高いといえるのではないかと思われる。それは、松坂桃李に「ビジネスマッチング」を言わせ、消費者、特に主婦層のファンをつかみ、住宅の分野も、維持伸ばしながら、店舗ビジネス系等の商業施設を特に伸ばしていく戦略だからだ。

そう考えると、大企業たちの中期経営計画とCMを見て、時代背景を見ると、中小企業の皆様方の『自社の戦略をどうすべきか?』が見えてくるのかもしれない。大和ハウス工業が人口減少時代を見据え、松坂桃李と「ビジネスマッチング」をCM戦略に据えたことからも、よくわかるという話だ。ぜひ、他社も含め、たまにはCMをじっくり見てみてはどうだろうか?

文責:WizBiz株式会社 代表取締役社長 新谷 哲

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筆者略歴

新谷 哲(WizBiz株式会社代表取締役社長)新谷 哲 WizBiz株式会社 代表取締役社長
1971年 東京生まれ。大学卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。銀行、信用金庫の融資開拓コンサルタントを皮切りに、仙台支店長、東日本事業部長、執行役員を歴任。その後、常務執行役に就任し、経営コンサルティング部門や営業部門、サービス提供部門を統括。
2010年に独立し、WizBiz株式会社を設立。2017年現在、17万社の会員企業を組織する経営者向けネットメディア「WizBiz」を運営。WizBizは日本国内では、No.1の経営者向けネットメディアとなっている。また、経営者向けサービス提供としては、ネットだけでなく、リアルの場も力をいれており、年間300回以上のセミナーを開催し、年間4000名を越す経営者が参加。その集客力は、各方面からも注目を集めている。