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座標軸のスタンダードを目指す“町の発明家”
有限会社NCプロジェクト 代表取締役社長 西岡 徹(にしおか・とおる)

更新日:2010年01月20日

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自分らしい仕事をしたいと考え、起業したシニアにエールを送るコーナーです。
交通標識のわかりにくさから、誰でもどこでも使える座標軸「Nコード」を確立した西岡徹氏。世界規模で使われる位置情報として普及することを目指し、59歳で起業を果たした。
 

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 有限会社NCプロジェクト 代表取締役社長 西岡 徹
堺市役所勤務の傍ら、町の発明家として、携帯用便座シートからNコードまで、さまざまなものを発明してきた西岡徹氏。Nコードは、国内だけでなく、米国など海外でも特許申請中だ
 
 
 各ユニットの大きさは約50km四方なので、ユニット番号の数字の違いから各地点間の方向や概算距離を容易に知ることができる
各ユニットの大きさは約50km四方なので、ユニット番号の数字の違いから各地点間の方向や概算距離を容易に知ることができる
 
 
 
 

無償提供で普及し、関連サービスの収益化を目指す

――これまでの導入実績は?
最初に導入されたのは、核燃料リサイクル開発機構で、原子力発電所の立地場所を示す手段として採用されました。その後、堺市の水道局で、全家屋の水道メーターの位置データ管理にも採用されたほか、兵庫県の防災地図にも採用されています。

――多方面で導入が進んでいるようですが、これに伴って業績も伸びているのでしょうか。
それが、実は、全然で・・・(笑)。核燃料サイクル開発機構で採用されていたときは、副業ができない公務員だったこともあり、無償でNコードの仕組みを提供したのですが、その後も結局、無償提供を続けているので、事務所の家賃などの経費はすべて持ち出しなのです(苦笑)。

――それは、厳しいですね。
ええ。ただし、無償提供は、将来を見込んで必要だと判断したからなのです。どんなことでもそうですが、広く使われるようになってはじめていろんな有償の関連サービスへの需要も生まれるのです。そのために、まずは、Nコードを無償で使ってもらい、利便性を実感する人が増えることで位置情報のデファクトスタンダードとなることを目指す必要があるのです。

――今後、どのような形でNコードを事業化されていく予定ですか。
現在、取り組んでいるのが、現在地のNコードを示す携帯端末の開発です。Nコードが表示された地図とこの携帯端末とを携行すれば、旅行先で道に迷ったり、山で遭難したりすることも減らせるのです。Nコードが座標軸として定着したら、こうしたNコード関連のサービスに対する需要も拡大すると思います。将来は、こうした関連サービスの販売で収益を得ていきたいと考えています。

 

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プロフィール&会社概要

プロフィール
1944年生まれ。大学卒業後、民間企業勤務を経て、堺市役所に勤務。59歳で退職し、NCプロジェクトを設立。

会社概要
会社名:(有)NCプロジェクト
設立:2004年4月
資本金:300万円
所在地:〒591-8025
大阪府堺市北区長曾根町130-42さかい新事業創造センター325号
TEL:072-240-0955
URL:http://www.ncproject.jp/