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今日は何の日 12月10日

更新日:2010年10月25日

 

1933年―『春琴抄』刊行

この日、谷崎潤一郎の短編小説『春琴抄』が創元社から刊行された。この年の『中央公論』6月号に発表された美の永遠性を追求した小説だ。盲目の美女・春琴を奉公人・佐助が献身的に支える物語。谷崎のテーマであるマゾヒズムによる歓喜を描いて、作家・谷崎の地位を確固たるものにした。大評判となり、翌年には新劇座が上演。

1934年―『山羊の歌』刊行

文圃堂から中原中也の初の詩集『山羊の歌』が刊行された。1930年春までの中也の詩編が収められたもの。32年6月には編集は完了していたが、持ち込んだ2つの出版社に断られて頓挫。その後2年間、刊行できずにいた。しかし友人・小林秀雄の尽力でやっと刊行の運びに。装丁と題字は高村光太郎。これは中也の生前に刊行された唯一の詩集。

1938年―創元選書、創刊

創元社から「創元選書」(単行本)が刊行された。現代人の高き教養を養う書として柳田國男『昔話と文學』、野上豊一郎『世阿彌元清』、谷崎潤一郎『春琴抄』など8点を創刊(四六判・定価1円20銭)。翌年4月と6月には『北條民雄全集』全2巻刊行し、創元選書は「知識人の愛読書」と呼ばれた。

1952年―国際柔道連盟に加盟

国際柔道連盟(1951年設立)はこの日、パリで行なわれた年次総会で日本の加盟を承認した。同時に、会長に講道館館長であり全日本柔道連盟会長の嘉納履正(のりまさ)を選出した。嘉納は柔道の国際化を提唱し、柔道がオリンピック競技に入るよう尽力。その結果、1964年の東京大会から正式種目となった。

1956年―『挽歌』ブーム

東都書房から原田康子の小説『挽歌』が刊行された。北海道のガリ版刷り同人誌『北海文学』(発行部数約40部)に10回掲載された作品を東京の出版社が発行するという戦後文学史の大事件。少女が中年の建築家を愛するという異色の作品は70万部を超える大ベストセラーに。映画化もされ、挽歌ブームをまき起こした。

1959年―『朝日ソノラマ』発売

この日、朝日ソノプレス社(現・朝日ソノラマ)が音の出る月刊誌『朝日ソノラマ』(1冊360円)を発売した。これは、フランス生まれの「ソノシート」に出版物を組み合わせた「音の出る雑誌」。そのままレコードプレイヤーにかけて聞くことができた。「見て、読んで、聞く」が売りのニューメディアだった。

1968年―3億円事件発生

東京・府中市で、日本信託銀行の現金輸送車に積まれていた3億円が、白バイ警官に変装した男に強奪された。物証は多かったが、初動捜査の失敗などもあり犯人が捕まらず、75年12月10日に時効成立。お茶の間でもテレビでもさまざまな推理がなされた、国民的(?)大事件だった。