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製造元から初年度約3万個出荷
ミスティガーデン/宮地商会

更新日:2010年10月05日

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 楽器販売店が加湿器のマーケティングに参入──。これだけを聞くと、「なぜ?」と疑問が浮かぶはず。その背景には消費者に楽器とそれにふさわしい環境を提供したいという思いが隠されていた。


 
 
ミスティガーデン 3150円(税込み)
■商品概要
ミスティガーデン 3150円(税込み)
■製造・販売元 ミクニ
 
 
宮地商会の馬場氏(左)と北出氏
宮地商会の馬場氏(左)と北出氏。「発売前、社内からは『売れるはずがない』という声もあったが、自信はあった」(馬場氏)
 
 
発売後もカラーバリエーションを増やす
発売後もカラーバリエーションを増やすといった工夫を重ねている
 
 
教室内だけではなく店内にもミスティガーデンを設置
素材の特長を生かして開発。その結果、幅広い層の消費者から支持を集めた
 

「音楽を楽しむために」環境づくりに乗り出す

東京・小金井市にある宮地商会(本社:東京都千代田区)のショールーム。店内にはピアノや弦楽器などがずらりと並ぶ。レッスン室やホールもあり、ここに来れば音楽に関するさまざまなことを楽しめる。

楽器の入ったショーケースの片隅には、白い器に入った、草を模したものが置かれている。実はこれ、同社が販売している加湿器なのだ。商品名は「ミスティガーデン」。発売以来、着実に人気を集めている商品だ。

「ミスティガーデン」が発売された背景には、経営企画室の馬場徹室長の「音楽を楽しむ人のために環境を整えたい」という思いがあった。

乾燥はピアノの音程を狂わせ、声楽を愛好する人ののどを痛める。楽器販売やレッスン教室の運営を手掛けているのに、乾燥が障害となってしまう。

「販売だけではなく、その先のことも考えるのが企業の務め」と馬場氏は加湿器を探し始めた。

開発のヒントはホテルでの乾燥防止策

電動の加湿器はいくつも販売されている。だが、長時間使用すると必要以上に加湿し、室内に結露が生じることもある。室内を一定の湿度に保つ加湿器はなかなか見つからなかった。

「乾燥対策」というキーワードから、馬場氏の脳裏にある光景が浮かんだ。ホテルの室内でタオルが干されている場面だった。

馬場氏はホテルに宿泊する際、乾燥防止にぬらしたタオルを室内に干していた。タオルに含まれる水分が蒸発し、室内が適切な湿度になるからだ。

とはいえ、楽器売り場やレッスン室でタオルを干せば見た目は悪い。加えてタオルに含まれている水が滴り落ち、床がぬれてしまう。

さまざまな方法を試みた結果たどりついたのが、ミクニが発売していた携帯加湿器「ちょこっとオアシス」に使われていた不織布(ふしよくふ)だった。長時間水につけていても品質が劣化しない点が決め手だった。

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Company Profile

宮地商会(宮地楽器)
東京都千代田区神田小川町1-4
資本金 4880万円
売上高 53億5900万円
従業員 329人
03-3255-2751
http://www.miyajimusic.com/