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ヒットの証
発売5年で販売数は125万枚に

更新日:2009年12月09日

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 タオル地でつくられたマフラー「たふら」。東進(大阪府田尻町)のアイデア商品はデザイン性や吸水性に優れた点が中高年を中心に支持され、順調に売り上げを伸ばしている。
 


 
 
どの詰め替え用パックにも対応できるよう工夫した
たふらは無地のため、服に合わせやすい。その点も消費者に支持されているという
 
 
東進の大和谷部長
「お客さまとの世間話が商品開発につながることもある」と東進の大和谷部長は語る
 
 
 「たふら」以外にも数多くのタオル製品を世に送り出している
1980年に設立して以来、東進は「たふら」以外にも数多くのタオル製品を世に送り出している
 

価格競争より大事なのは
付加価値のある商品づくり

冬場にウォーキングをする際、汗を吸わせるために首元にタオルを巻く。しかし見た目を考えると、もっとオシャレなものがほしい。

そんな中高年のニーズに応えるべく生まれたのが、タオル地でできたマフラー、「たふら」だ。タオル地でつくられているため、吸水性に優れ、洗濯も簡単。マフラーのような見た目なので街中で首に巻いて歩いても恥ずかしくない。

この商品を開発したのは、タオルメーカーの東進だ。開発のきっかけは、タオルの付加価値について考えたことだった。

安価な中国製の商品が大量に輸入されているタオル業界。そうした中、同社は「価格競争ではなく、付加価値を付ける」ことで、消費者に自社の商品を選んでもらおうと考えた。その考えを反映させた新商品の開発を進めることにした。

 

ターゲット層はウォーキングをする人

同社は商品開発の途中で、従来のタオルを改良し、抗菌効果がある繊維を織り込んだ「臭わないタオル」をつくり出した。このタオルを使い何かつくれないか。同社の大和谷進社長は、知恵を絞った。

タオルの特徴は洗いやすさ。この特性を生かしてマフラーをつくるというアイデアが、大和谷氏の頭に浮かんだ。

ターゲットは冬場にタオルやマフラーを首に巻いてウォーキングをする中高年。汗を吸わせる目的や防寒対策にタオルやマフラーを巻く人は多い。だが、タオルは吸水性に優れているものの、オシャレとは言いがたい。一方、マフラーは吸水性がタオルに比べ劣る。

この臭わないタオルをベースにすれば、汗を吸う上に臭わないマフラーができる。加えてデザイン面も追求すれば、マフラーを巻いている層にも訴求できる、と大和谷社長は確信した。

工夫はそれだけではない。冬場に使ってもらうならば、静電気を防止する効果もあった方がよい。そこで、静電気の防止効果があるルアナ糸をタオルに織り込んだ。
試作品は5、6種類作成。デザイン面でも試行錯誤を繰り返した。柄入りのものや織り方を変えたものも製作。しかし、リサーチをしたところ、柄入りのものは消費者の好き嫌いが分かれやすいことが判明したため、無地のみにした。

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会社概要

東進
大阪府泉南郡田尻町吉見110
資本金 1500万円
売上高 13億5000万円(2008年2月期)
従業員 43人
0724-65-3338
http://www.to-shin.jp/