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1カ月で1000個を販売
金沢カレーいかまんま/錢福屋(ぜにふくや)

更新日:2011年02月09日

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 甘辛いしょうゆで煮込んだいかと、スパイシーなカレーの絶妙なマッチング。水産加工品製造を手がける錢福屋(石川県白山市)が、「カレー」と「いかめし」を融合させ、ヒット商品をつくり出した。
 


 
 
金沢カレーいかまんま
■金沢カレーいかまんま
昔ながらの味の融合をイメージした、レトロ感あふれるパッケージ。「かわいらしい」と評判だという 680円/1個
 
 
錢福屋・西竹康生社長
錢福屋・西竹康生社長
チーズを乗せてトースターで焼く。温泉卵を乗せたり、きのことバターでホイル焼きにするなど、ちょっとの工夫で新しい美味しさも広がる。「食卓が楽しくなる提案をしていきたい」(西竹氏)
 
 
 
 
 

ひらめきは突然に

干物や塩辛などを扱ってきた錢福屋。当然のことながら、お酒をたしなむ中高年の男性が、購入者の中核をなしていた。

しかし同社・西竹康生社長は、もっと顧客に幅を持たせたいと考えていた。とはいえ「どうしても干物・塩辛という枠にとらわれていた」と西竹氏は当時を振り返る。

そんなある日「小腹が空いたから」という家族に、残りもののカレーをいかに詰めて出した。これが思った以上に好評で、特に子どもは喜んで食べている。その姿に「商品化できるのではないか?」とひらめいた。

いかめしというと北海道のものが有名。だが石川県もいかの漁獲高は全国で3位(※)。いかめしは郷土料理でもある。その頃「金沢カレー」がご当地グルメとしてメディアで取り上げられ、話題になっていた。この動きも西竹氏の背中を押した。

デパートの物産展に参加するために、地元の食材を使ったものにしたいとの構想もかねてから描いていた。

いかめしと金沢カレーを掛け合わせると、子どもが喜ぶものに。地元の食材が使われ、郷土料理が新しい味になる──。西竹氏の中で構想は固まった。

味のバランスの妙

デパートの物産展に参加するために、地元の食材を使ったものにしたいとの構想もかねてから描いていた。

いかめしと金沢カレーを掛け合わせると、子どもが喜ぶものに。地元の食材が使われ、郷土料理が新しい味になる──。西竹氏の中で構想は固まった。

カレーは味も香りも強い。それが、いか本来の味を消してしまっては意味がない。かといって、いかの味ばかりでは「金沢カレー」の名折れだ。「最大の難関は、この味のバランスだった」と西竹氏は言う。

いかめしとして美味しく、カレーご飯だけを食べても成立するものを目指した。「ウチはカレー専門店ではないが、やるならきちんとした金沢カレーを使って商品化したい」

そう考えた西竹氏は、地元の老舗洋食店「キッチンユキ」に相談を持ちかける。この店のカレーは、数ある金沢カレー店の中でも濃厚。いかめしと合うと考えたのだ。こうして、キッチンユキの金沢カレーとの連携が実現した。

錢福屋では、毎年12月におせち用の珍味を販売する際、来店者に料理を提供する「振る舞い鍋」を行っている。地元の人が集まるここで「カレーいかめし」の試食会を行った。

想定していたのは子どものいる家族だ。「子どもの夜食や家族でキャンプに出かけた時の携帯食にと考えた。調理不要で簡単にできることをアピールしたかった」(西竹氏)

試食会での評判は上々だった。アンケートで集まった意見を集約し、一番よいと思う形で商品をつくり込んだ。こうして2010年4月、発売に漕ぎ着けた。

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Company Profile

錢福屋
石川県白山市倉部町200
資本金 1000万円
従業員 8人
076-275-5931
http://zenifukuya.com/