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TVショッピング10分で9000足完売の記録
リゲッタ/シューズ ・ ミニッシュ

更新日:2010年12月08日

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 大阪の小さな靴メーカーがつくった商品が、通信販売での靴の売り上げ上位に食い込んでいる。その商品の名は「リゲッタ(Re:getA)」。 オフィスで履いても疲れない、履き心地を下駄(げた)に似せたサンダルだ。
 


 
 
リゲッタ(Re:getA)
■リゲッタ(Re:getA)
ローリングサンダルR-12
4980円(税込み)
 
 
高本泰朗専務
シューズ・ミニッシュの高本泰朗専務。「サンダル業界では外国製のクロックスが売れている。日本製のリゲッタで一矢報いたい」と野望を語る
 
 
 
 
 

注文が殺到して電話回線がパンク

靴やサンダルの業界では、市場は大手メーカーが寡占している。アシックス、ナイキ、アディダスなど、大手メーカーや海外のブランドで流通のほとんどを占めているという。 そんな中、インターネット通販の楽天市場やアマゾンで、サンダルの人気ランキングに異変が起こった。大阪の小さな靴メーカーがつくったサンダルが上位に躍り出たのだ。

この快挙を実現したのがシューズ・ミニッシュ(大阪市生野区)の主力ブランド「リゲッタ(Re:getA)」だ。常時履いても疲れないように、履き心地に加え、歩き心地にも気を配ったサンダルなのだ。

リゲッタは、歩く時に足にかかる負担を軽減するため、長時間履いても疲れにくい。その上、靴職人が木型からハンドメイドで、見た目に高級感が漂う。にもかかわらず値段は5000円程度だ。

そのため職場で履くオフィス・サンダルとして、ビジネスマンやOLを中心に売り上げを伸ばす。

こんな逸話がある。通販会社を通じてテレビショッピングで販売した時のこと。開始10分で9000足を完売する快挙を遂げ、注文が殺到して電話がつながらなくなった。

2005年の販売開始から、累計で50万足を売り上げるヒット商品だ。

下駄の歩き方をコンセプトに

このリゲッタは、同社の高本泰朗(たかもと・やすお)専務が「下駄をもう一度」というコンセプトでつくり出したものだ。開発には4年を要したが、下駄の歩き方を再現するデザインにしたという。

下駄には台座に2本の歯が付いているが、歩く時にはかかとから後ろの歯で着地する。そして前へ転がるように2本の歯が接地する。最後に前歯だけが接地した状態で、つま先で地面を蹴って、身体を押し出すように前へ進む。この一連の動きが下駄で歩くメカニズムだ。

このように、かかとから着地する歩き方をローリング歩行と言う。「歩くことで血液を循環させるポンプの役割を果たす」と高本氏は解説する。

しかし、スリッパやパンプスなど、現代の履き物はかかとが平らな物ばかり。歩き方もすり足になりがちだ。かかとから着地できないこれらの履き物が血液循環の妨げになり「現代人に多い冷え性≠竍むくみ≠フ原因になる」と高本氏は指摘する。

そこでリゲッタは、靴底部分に下駄と同様の工夫を施した。かかと部分を円形に切り、歩いた時にかかとが着地するようにした。面で接地するため足への負担も大幅に軽減した。

また、つま先部分は斜めに切り上げた。これにより、かかとからつま先まで、足裏を転がすように踏み出すことが可能になる。ローリング歩行ができるようになるのだ。「冷え性やむくみが解消するだけでなく、頭痛や肩こりも治ったというユーザーの声も多い」(高本氏)という。

さらに、足裏部分のインソール(中敷部分)にも工夫を凝らした。靴の木型を削るところから手づくりすることにより、足型に合ったインソールの形を実現したのだ。

そうすることで、足裏の面積の80%以上で身体を支えられる。従来は足裏の4分の1の面積で、体重をすべて支えていたのだ。これでリゲッタを履くだけで、立ち続けても疲れにくくなる。バランスが良くなるので腰痛が軽くなったという声もある。履き心地を知って、リゲッタの「商品シリーズをすべて買いそろえるリゲッタマニアと呼ばれるコレクターも多い」(高本氏)という。

 


 

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Company Profile

シューズ ・ ミニッシュ
大阪府大阪市生野区小路3-12-5
資本金 300万円
売上高 6億5000万円
従業員 20人
06-6755-2430
http://mini-shu.com/