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驚くべき販促効果を持つ新広告媒体 エスカレーターベルト広告

更新日:2013年10月09日

「特許をベースにした新しい広告メディアを創造し、ビジネス社会に提供する」という経営理念を掲げ、2002年に設立した株式会社エスカードは、『エスカレーターベルト広告』という新たな広告媒体を生み出した。
 


 
エスカレーターベルト広告
エスカレーターの手すり部分を広告スペースとするエスカレーターベルト広告
 
 
エスカレーターベルト広告の実例
エスカレーターベルト広告の実例
 
 
エスカレーターベルト広告の取り付け作業場面
エスカレーターベルト広告の取り付け作業場面
 
 
斉数社長
株式会社エスカードの斉数社長
 
 
 
 

アイディア実現まで

エスカレーターベルト広告という新広告媒体は、斉数会長が大手広告代理店に勤めていた頃から暖めていたアイディアだった。しかし、フィルムと機械の開発に時間を要し、実現化するまでには数年かかった。

実は、エスカレーターベルト広告にはいくつかの課題があった。エスカレーターは施設の営業時間内、絶え間なく稼働していため、フィルムの耐久性が高くなければ擦り切れてしまうのだ。また、事故の多いエスカレーターのベルトに?まることに対する抵抗感をなくすため抗菌処理を施したり、安全性を高めるために燃えない素材を使用することも必要だった。耐久性が高くかつ抗菌・不燃性のフィルムを開発するため、複数の企業から製品を取り寄せ、大手メーカーに通い詰めてフィルムの耐久テストを実施する日々が続いた。

最終的に5本のテープを大手交通機関に送ったところ、そのうち2本がテストに合格した。その後、そのフィルムをエスカレーターの手すりに張るラべリングロボットを開発し、日本と海外で特許を取得した。また海外においては、フィルムについても特許を取得した。

大手交通機関へ提案

製品が完成し、都内にある大手交通機関のトップにプレゼンテーションをして、採用が決定した。まずは、安全PRのために「手すりにつかまりましょう」というメッセージを記載したフィルムを製作し、2013年3月初めにトライアルを実施した。2010年暮れに開発を始めてからトライアルまでには2年以上かかった。長年の開発の甲斐あって、2013年には、440基の設置がスタートし、2015年には多くの駅でも導入される計画だという。

交通機関でのエスカレーターベルト広告の設置作業時間は、終電から始発までの間の数時間と短い。一晩で20基の設置をしてほしいという要望にも対応できるよう、1班2名の10班で施工にあたる体制を構築した。この実績を、他の交通機関にも広げていきたいと考えている。

エスカレーターベルト広告には類似品を扱う競合企業も存在する。実際、海外の競合企業から日本の複数の大手広告代理店などに警告書が送られてきた。それは、エスカレーターベルト広告については、自社が特許を持っているので、取り組むことはできないという内容であった。このため、その時の商談先には、弁理士事務所からのレポートと、特許庁からの「両社の商品は別物である」という証明書を提出し対応した。

最近では、国内の競合企業も現われてきており、競争は今後ますます激しくなりそうだ。新たなマーケットができる時は、同じような現象が見受けられるものだが、エスカード社では、より良い製品を作るべく日夜努力を続けている。

驚くべき販促効果

エスカレーターベルト広告は大変な効果をもたらす。エスカード社が実施した認知度調査によれば、駅のエスカレーターに食品メーカーや通信会社などの広告を掲載したところ、利用客の広告認知度は80%を超えていた。

また、ある大手スーパーでは、ドリンクメーカーのコマーシャルをベルト広告に掲載し、エスカレーターを降りた正面に商品を陳列したところ前年対比1400%も売上が伸びたという。そこで、同じ広告を10店舗で実施したところ、最も多い店舗では前年比3700%もの売上が上がったとのことだった。

エスカレーターベルト広告は、県が地方空港で地元産品をPRするための広告を出すなど、徐々に広がりを見せている。コンベンションセンターでは出展企業が広告を出し、百貨店ではテナントが広告を出すことも考えられ、既に多くの企業との商談も進んでいる。

また、エスカレーターという機械は導入後、多額のメンテナンス費用を必要とする。しかし、エスカレーターベルト広告を導入することで、メンテナンス費用負担の軽減や、さらなる収入にもつながる。

海外へも積極展開

株式会社エスカードは、海外での事業展開にも積極的だ。今年4月に斉数氏が会長に就任され、海外駐在経験の豊富な長澤氏が社長に就任されたのは、まさに海外での事業展開を予定してのことだった。海外にも積極的にアピールすることにより、アメリカ、東南アジア、中国からも引き合いが増えたという。

ニーズが高いのは、コンベンションセンターやショッピングセンターだ。日本ではエスカレーターベルトの長さは25メートル程度だが、アメリカのコンベンションセンターでは45メートルもの長さがある。また、中国やシンガポールでも、ショッピングセンターがエスカレーターベルト広告の導入を検討している。海外からの要請は増えており、斉数会長は、信頼できるパートナーを現地で発掘し、法人を設立し事業を拡大したいと考えている。

会社概要

企業名:株式会社エスカード
所在地:東京都港区西新橋2-6-1
代表者:斉数 直
URL:http://escard.jp