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純和風ホットドッグでおいしさと楽しさを提供
JAPADOG

更新日:2013年03月19日

大根おろし、お好み焼き、ネギミソなど、日本の味をホットドッグで味わう。バンクーバー生まれの「JAPADOG」が着々と店舗数を拡大。
 


 
田村徳樹氏
2005年にカナダでJAPADOGを創業した田村徳樹氏
 
 
若者が多いイーストビレッジにオープンしたJAPADOGニューヨーク店
若者が多いイーストビレッジにオープンしたJAPADOGニューヨーク店
 
 
定番の人気メニュー、テリマヨ(右)とオロシ(左)
定番の人気メニュー、テリマヨ(右)とオロシ(左)
 
 
揚げパンにアイスクリームを挟んだ「あげアイス」
揚げパンにアイスクリームを挟んだ「あげアイス」
 
 
カウンター越しにキッチンの様子が見える
カウンター越しにキッチンの様子が見える
 
 

おいしさとクオリティ重視のホットドッグ

ニューヨークではすっかり日本食が定着し、最近は庶民的な日本の味も台頭してきている。ここ数年は、ラーメン店も増えて味と個性を競い合うようになり、日本風カレーも上陸。そこに新しく登場したのが、和風ホットドッグ「JAPADOG」だ。去年の1月にニューヨークの若者の街、イーストビレッジにオープンしたJAPADOGは、クチコミだけでじわじわとリピーターを増やしている。

この店は、名前からも分かるとおり和風ホットドッグの店。ホットドッグと言えば、トッピングはマスタードかケチャップ、せいぜいザワークラウトくらいのものだが、この店のメニューには、テリマヨ、オロシ、オコノミ、トンカツ、ヤクニクライス、コロッケ、ネギミソ、ヤキソバ……と、日本の定食屋のようなメニューが並ぶ。

定番人気メニューは、ソーセージにマヨネーズと海苔がかかったテリマヨと、ソーセージの上に大根おろしと刻みネギがのったオロシ。ソーセージに大根おろしは日本人には想像がつく味で、実際に食べてみても想像通りにおいしいが、ソーセージにマヨネーズと海苔はちょっと考えると相性がいいとは思えない組み合わせ。だが、これも意表をつくおいしさだ。また、サイドメニューには、青のりやワサビ味のフライドポテト、揚げパンにアイスクリームをはさんだ「揚げアイス」などのユニークなものも。

ニューヨークではホットドッグは、ちょっと小腹がすいたときに屋台で買って食べる手軽なスナックという感覚で、ランチとして食べるほどのボリュームはなく、値段も2〜3ドル程度で、クオリティを期待して食べるものではないが、JAPADOGのホットドッグは、ビーフ、ポーク、チキン、ターキーなど、7種類のソーセージは特注で、うち黒豚、粗挽きなど5種類はオリジナルレシピ。パンも、おいしい日本のパンに近い味を出したいと独自に開発したものを使うなど、味とクオリティを重視している。また、ボリュームもたっぷりなので、ランチやディナーとしてのニーズが高い。この店では、ホットドッグとフライドポテト、ドリンクがセットになったコンボ(テリマヨのコンボ/$8.70)がよく出る。

2017年には北米に50店舗が目標

JAPADOGが誕生したのは、実はカナダのバンクーバー。2005年に海外で起業したいという夢を抱く田村徳樹夫妻が立ち上げたビジネス。「小さく初めて大きくしていきたい」と、屋台からスタートした。当初はニューヨークでの起業を考えたが、ビザの問題で断念し、お隣のカナダで起業する。また、ホットドッグを選んだ理由は、「当時は、ホットドッグしか許可が下りなかったから」。英語が苦手な田村氏には、「日本人が多いバンクーバーは、それだけ起業しやすいのでは」という思いもあったという。

「ホットドッグは安くければいいという感じで、下に見られがち。でも、そのホットドッグにこだわりをもって、おいしく、できるだけおしゃれに提供したい」という考えでスタートした。田村氏によると、カナダとニューヨーク、ロサンゼルスでは、ホットドッグ文化、とも言うべきものが大きく違う。ニューヨークではホットドッグは安くてあまりクオリティを求められないが、カナダではホットドッグの価格はニューヨークの2、3倍で、ボリュームもあり、「バンクーバーの人は品質を強く求めている」という。現在、田村氏は、北米各地への店舗展開を視野に、各地のホットドッグ文化について勉強中だという。

味とクオリティで勝負するホットドッグのファーストフードという以外に、JAPADOGにはもうひとつ、大きな特徴がある。楽しさを全面に押し出している点だ。月に1度程度はさまざまなイベントに出店しており、2010年の冬季オリンピックに屋台を出して好評を博した。また、去年は第1回目となるホットドッグの早食い競争を実施している。店はお客からホットドッグを作る様子が見えるオープンキッチンにして、客とスタッフのコンタクトが増えるように工夫したり、店内に田村氏が屋台を始めてからこれまでのヒストリーを、写真入りの年表にして展示するなど、客とスタッフ両方の「ワクワク感」を演出している。

今やバンクーバーではJAPADOGを知らない人はないほど。2年目で売り上げが2倍になり、以来、毎年売り上げは倍増している。現在は屋台も含め、計6店舗を展開しているが、2017年までには北米に50店舗まで増やす計画。また、2014年には日本にも進出を予定している。だが、フランチャイズは考えていないそうで、当面は直営店だけでやっていく考えだ。

会社概要

JAPADOG INC.
社長 田村徳樹
資本金 30万ドル
ニューヨーク店 30 St. Marks pl, New York, NY 10003
http://www.japadog.com/