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<佐々木かをり>会社のビジョンにワクワクしない社員たち
企業倫理で、会社は強くなる

更新日:2008年04月03日

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佐々木 かをり(ささき かをり)
株式会社イー・ウーマン 代表取締役社長
株式会社ユニカルインターナショナル 代表取締役社長

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倫理基準が定められている企業も少なくないが……

佐々木かをり氏イー・ウーマンでは、今、ある大手上場企業の企業理念や倫理基準についての見直し及びコンサルティングを行なっている。この優良企業は、自社をより良い会社にしていくために、問題のない今、企業姿勢の見直しをしているのだ。企業の理念を、ビジョンやミッション、行動基準など総合的に点検し、筋の通った、パワフルなものにしていこうというのである。

倫理基準の重要性は、最近、多くの機会に語られ、多くの企業が、行動規範やコンプライアンス対策を考えている。コンプライアンス室などを設けたり、コンプライアンスマニュアルを作るなどの動きも増えてきた。実際、イー・ウーマンが2008年1月に行なった調査でも、53.8%の人が自分の勤める会社には、倫理基準が定められていると回答している(有効回答587名)。

しかし、一方で、会社の中ではどうだろう。同じイー・ウーマン調査の中で、「法に触れなくても、倫理的に疑問を持つような行為をする同僚、上司、部下を見たことがありますか?」という質問には、なんと、71.4%の人が、「ある」と答えている。

コンプライアンスとエシックスの違い

企業は、いそいでコンプライアンス室を作っているが、実は重要なのは、コンプライアンスと、エシックスの違いを理解して経営することだと、わたしは考えている。

コンプライアンスとは、法律を守るということ。経営幹部にとどまらず、従業員一人ひとりが、自分の仕事や生活に関連する法律を知り、守るということである。このために、企業ではコンプライアンス教育が重要であり、一人ひとりが守ることが大切なのである。

一方で、エシックスとは、倫理である。何が正しいのか、ということを考え、それに基づき行動できる心。道で倒れて苦しんでいる人がいたとき、なんら行動を起こさず、無視して通り過ぎても、法律には違反しない。しかし、倫理的な行動としては、声をかけ、必要なら救急車を呼ぶということになるだろう。
この違いを意識して経営していくことが大切なポイントだと思う。

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プロフィール

佐々木 かをり(ささき かをり)
株式会社イー・ウーマン 代表取締役社長
株式会社ユニカルインターナショナル 代表取締役社長
上智大学卒業後、87年に(株)ユニカルインターナショナルを設立。2000年に(株)イー・ウーマンを設立し、働く女性を中心にした意見交換の場「イー・ウーマン」を開設。さまざまな講座を行なうとともに、意識調査、商品開発、人材研修なども実施。オリジナル手帳も発売中。内閣府、法務省、金融庁などの委員のほか、上場企業など複数社の経営諮問委員、アドバイザリーボードをつとめる。多摩大学客員教授。著書に「佐々木かをりの手帳術」ほか多数。現在、TBSテレビ「ブロードキャスター」コメンテーター。ブログ「佐々木かをりの今日の想い」も公開中。2児の母。