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WizBiz企業交流会に中国企業を呼べ
莫邦富的視点〜21世紀の大国・中国を見つめる〜

更新日:2011年07月13日

 1997年12月末からスタートしたこのコラムは、いく度かの全面リニューアルを経つつ最長連載記録を更新中である。莫邦富氏にとっても最長老のコラムであるという。
 


 
莫邦富氏
 
 
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日中「アジア・トップ」への条件
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灯台もと暗し

  このコラムは最初、友達の推薦で執筆を頼まれ、ネット雑誌のコンテンツとして1997年12月末からスタートした。時が経つのは怖いほど早いもので、すでに10数年続いてきた。私がもつコラムの中でも最長老となっている。サイトの運営母体である会社の社名やその会社の実態も当初からだいぶ変わった。最初の頃、講演も2、3回呼ばれたことがあったが、途中からサイトの運営母体との関係は原稿提供と掲載という単純な関係になっていた。

  だから時々、講演先などでこのコラムをアップしているサイトの運営会社について聞かれると答えに困ってしまう。予備知識をほとんど持っていないからだ。一種の灯台もと暗しとも言える状態である。不勉強だと編集部の担当者から怒られそうな気がするが、事実なので、批判を甘んじて受けるつもりで以上のことを書かせてもらった。

刺激的な交流会に感激

  6月16日、このサイトの運営会社によるWizBiz中国進出セミナーに、何年ぶりかでゲストスピーカーとして出てみてびっくりしてしまった。

  まず、その招客力に感心した。わずかな準備期間しかなかったのに、150社以上の会社が参加を申し込んでいた。夜の交流会のみ参加する企業を入れると、200社以上になった。

  次に、その運営形態に驚いた。

  同セミナーは二部構成で、前半はさらに二部に分かれていた。前半の第一部が私の基調講演で、第二部は、Ladex株式会社CEO/上海信息科技有限公司董事長の福家貴氏と株式会社東京マイツ取締役/公認会計士・税理士の松浦隆祐氏と私とのディスカッションだった。

  福家氏と松浦隆祐氏とのディスカッションのなかでいろいろ得るものがあった。お2人ともに中国ビジネス現場で百戦錬磨の経験をお持ちで、話の内容に引き込ませられてしまった。

  ただ、講演会の形態としては、多くの講演会で体験しているものなので、それほど驚かなかった。びっくりさせられたのはその後の「交流会」だ。てっきり立食パーティのような形で、参加者と名刺交換したり、雑談をしたりすればよいと思い込んでいた。

  しかし、その「交流会」がいざ始まると、私は思わず目を丸くした。10社前後の企業が壇上に上がり、自社のビジネスモデルや自社製品の紹介を始めた。つまり営業活動に入ったのである。それに興味を覚えた参加者、つまり他社の人がその発表した会社の人と名刺を交換したり、商品についての確認をしたりする。会場内は水が沸き立ったように賑やかで、興奮のるつぼに身を置いているような思いだった。

  会場の進行を見ながら、それに刺激されていろいろなアイディアも湧き上がってくる。たとえば、最大の市場である中国の企業をセミナーに呼び、互いに求める商品・製品を紹介したりする。そこからきっと新しいビジネスチャンスも生まれてくるし、視野も広げられる。これはWizBizにとっても新しい課題であるのではないかと思われる。

 

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著者プロフィール

莫 邦富(Mo Bang-Fu)

1953年中国・上海生まれ。上海外国語大学卒業後、同大学講師を経て、85年に来日。知日派ジャーナリストとして、政治経済から文化にいたるまで幅広い分野で発言を続け、「新華僑」や「蛇頭(スネークヘッド)」といった新語を日本に定着させた。
『蛇頭』『中国全省を読む地図』、翻訳書『ノーと言える中国』がベストセラーとなり、話題作には『日本企業がなぜ中国に敗れるのか』『これは私が愛した日本なのか』『新華僑』などがある。
現在、三井住友銀行グループ・SMBCコンサルティング会報誌の中国ビジネスクラブにて「データから見えてくる、これからの中国マーケット」、ダイヤモンド・オンラインにて「莫邦富の中国ビジネスおどろき新発見」、時事通信社の時事速報にて「莫邦富の『以心伝心』講座」などのコラムを好評連載中。
博報堂スーパバイザ。SMBCコンサルティング顧問。三菱UFJ信託銀行業務顧問。山梨県観光懇話会委員。石川県中国インバウンド研究会顧問。大妻女子大学特任教授。
http://www.mo-office.jp/