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莫邦富的視点
横浜元町を元気づける私案
莫 邦富(Mo Bang-Fu)

更新日:2010年08月31日

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 知日派ジャーナリストとして、政治経済から文化にいたるまで幅広い分野で発言を続ける莫氏によるコラムです。
 中華街、山下公園、山手、みなとみらい21などをよく回るという筆者。先日、横浜元町のレストランで食事をした時、10数年ぶりのことだと気づき、なぜあまり元町に立ち寄らなかったかを考えた。
 


 
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なぜ横浜元町に立ち寄らなくなるのか

日本を訪れた友人を連れて横浜を案内する時は、中華街、山下公園と私が大好きな山手、みなとみらい21などをよく回る。何度も回っても飽きない。それほど人の心をひきつける魅力が横浜にはある。

一方、横浜開港の歴史を語る時、欠かさない存在として知られる元町には、以前は結構立ち寄ったのだが、ここ5、6年はお客さんを連れて行かなくなってしまった。なぜそのようになったのか、これまで一度も考えたことがなかった。

しかし、数カ月前に取材のため元町を訪れ、その裏の小路にあるレストラン「霧笛楼」で食事をした。その時、元町での食事は10数年ぶりのことだと気づき、時がたつのは早いと心の中で嘆いた。それと同時に、なぜ近年あまり元町に立ち寄らなかったかを考えた。

長い間、元町を包み込んでいた開港当時の文明開化を支えた空気と、数十年前まで日本をリードしていたファッション性がもうあまり感じられないのではないかと思う。個性的な商店も心なしか少なくなっているような気がする。

町のインフラ整備にも遅れている一面がある。一歩、裏路地に入ると、電線がクモの巣のように乱雑な空間を織りなし、殺風景な印象を与えている。

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著者略歴

莫 邦富(Mo Bang-Fu):
1953年中国・上海生まれ。上海外国語大学卒業後、同大学講師を経て、85年に来日。知日派ジャーナリストとして、政治経済から文化にいたるまで幅広い分野で発言を続け、「新華僑」や「蛇頭(スネークヘッド)」といった新語を日本に定着させた。
『蛇頭』『中国全省を読む地図』、翻訳書『ノーと言える中国』がベストセラーとなり、話題作には『日本企業がなぜ中国に敗れるのか』『これは私が愛した日本なのか』『新華僑』などがある。
現在、朝日新聞be(土曜版)にて「mo@china」を連載中。博報堂スーパバイザ。東京経営者協会評議委員。東京メトロポリタンテレビジョン放送番組審議委員。中国山東省青島市開発区顧問。三菱UFJ信託銀行業務顧問。
http://www.mo-office.jp/