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莫邦富的視点
タコ商品の開発から見る中国ビジネスのスピード

更新日:2010年08月03日

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知日派ジャーナリストとして、政治経済から文化にいたるまで幅広い分野で発言を続ける莫氏によるコラムです。
 W杯で話題になった「超能力タコ」パウル君。中国は世界の多くの国と違う反応を見せたという。
 


 
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W杯のスターはタコだ

2010年サッカーW杯南アフリカ大会が終わった。事前に優勝が期待されていたチームが相次いで敗退し、スペインが初めて優勝した今回の杯W大会は、スター選手のいない大会だとも言われている。

しかし、競技場外では超有名スターが誕生した。ドイツ・オーバーハウゼン水族館のタコ「パウル」だ。ドイツチームの試合を主とした8 試合を占い、すべて勝敗が的中した。世界から注目される中でのスペインーオランダ決勝戦についての占いも、優勝国はスペインだと迷わずに予言し見事に的中した。パウルは「超能力タコ」として世界から脚光を浴び、まさに南ア大会で最も輝いたスターだといってもいいだろう。

南ア大会終了後も引き続き話題を提供してくれている。スペインは、ドイツのサッカーファンからの被害を受ける恐れがあるとして、パウルに亡命先を提供する用意があると発表し、イタリアは、パウルは生後4週間で伊トスカーナ州エルバ島近海で捕獲されたと伝え、その出身地は「イタリア海域」だと誇らしげに宣告する。さらに、その本名はドイツ語名のパウルではなく、イタリア語名のパオロ(Paolo)だと主張する記事を多くの新聞に掲載した。それに対する反論も出ている。公式記録によればパウルはことし2歳で、イングランドのウェイマス(Weymouth)生まれだという。

以上が、おそらく「超能力タコ」であるパウルに対する国々の反応だ。楽しい報道でお酒を飲む時の肴にもなる。

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著者プロフィール

莫 邦富(Mo Bang-Fu)
1953年中国・上海生まれ。上海外国語大学卒業後、同大学講師を経て、85年に来日。知日派ジャーナリストとして、政治経済から文化にいたるまで幅広い分野で発言を続け、「新華僑」や「蛇頭(スネークヘッド)」といった新語を日本に定着させた。
『蛇頭』『中国全省を読む地図』、翻訳書『ノーと言える中国』がベストセラーとなり、話題作には『日本企業がなぜ中国に敗れるのか』『これは私が愛した日本なのか』『新華僑』などがある。
現在、朝日新聞be(土曜版)にて「mo@china」を連載中。博報堂スーパバイザ。東京経営者協会評議委員。東京メトロポリタンテレビジョン放送番組審議委員。中国山東省青島市開発区顧問。三菱UFJ信託銀行業務顧問。
http://www.mo-office.jp/