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莫邦富的視点
印象に残った2つの広告
莫 邦富(Mo Bang-Fu)

更新日:2010年07月06日

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 知日派ジャーナリストとして、政治経済から文化にいたるまで幅広い分野で発言を続ける莫氏によるコラムです。
 小さな女の子が空に向けてまっすぐに伸びるお父さんの足の上に乗って、両手を広げて飛行機が空を飛ぶような真似をしている広告を目にした。何か熱いものがこみ上げてきた。印象に残る広告はやはりいい。時間が経ってもその味わいは変わらないと思ったという。

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大事に保管してきたニッポンハムの広告の切り取り

私たちの日常生活を見ると、広告の洪水、といっても過言ではない。しかし、印象に残る広告がどれくらいあるのか、となると話は違ってくる。案外、印象には残らないのだ。その意味では、感動を覚える広告に出会うと、そのうれしさは、広告が伝えようとする商業的メッセージという狭い世界を飛び出していく。

私の書斎で新聞から切り抜いた一枚の広告がある。2008年11月13日付日本経済新聞に掲載された全面広告だ。若い女性飼育係に群がる豚たちの姿が写され、「育む。」という2文字だけが大きくプリントされている。女性の笑顔と豚たちの信頼を見せる目と表情に心が和む。

ニッポンハムの広告である。知床農場で撮影された写真のようだ。工業広告が多い日本で、畜産関連の広告を見る機会はあまりない。そのせいもあり、中国から日本へ帰る飛行機の中で目にしたこの広告は、若い女性の仕事に愛情をもつ優しい笑顔と豚たちの可愛さを心の奥に焼きつけた。いつかコラムで取り上げようと思って、新聞の切り取りを大事に保管してきた。

印象に残る広告はやはりいい。時間が経ってもその味わいは変わらない。

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著者プロフィール

莫 邦富(Mo Bang-Fu)
1953年中国・上海生まれ。上海外国語大学卒業後、同大学講師を経て、85年に来日。知日派ジャーナリストとして、政治経済から文化にいたるまで幅広い分野で発言を続け、「新華僑」や「蛇頭(スネークヘッド)」といった新語を日本に定着させた。
『蛇頭』『中国全省を読む地図』、翻訳書『ノーと言える中国』がベストセラーとなり、話題作には『日本企業がなぜ中国に敗れるのか』『これは私が愛した日本なのか』『新華僑』などがある。
現在、朝日新聞be(土曜版)にて「mo@china」を連載中。博報堂スーパバイザ。東京経営者協会評議委員。東京メトロポリタンテレビジョン放送番組審議委員。中国山東省青島市開発区顧問。三菱UFJ信託銀行業務顧問。
http://www.mo-office.jp/