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莫邦富的視点
「世界の都市総合力ランキング」に思いを寄せる
莫 邦富(Mo Bang-Fu)

更新日:2009年12月16日

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 知日派ジャーナリストとして、政治経済から文化にいたるまで幅広い分野で発言を続ける莫氏によるコラムです。
 莫氏が「学びあうライバル上海・東京」というテーマで基調講演を行なった際に配られた資料に面白いものがあったという。今回はその資料を基に、日本や中国のアジアの都市に思いを寄せている。


 
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バックナンバー
 
「康師傅(カンシーフ)」のインスタントラーメンはなぜ売れたのか
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世界35都市の魅力競争ランキング

11月18日、六本木ヒルズで行なわれた上海東京グローバルコンファレンス(日本経済研究センター、第一財経、森ビル、日本経済新聞社主催)で、「学びあうライバル上海・東京」というテーマで基調講演を行なった。詳しくは、関連のサイトをご参照いただきたい。

その時配られた資料に面白いものがあった。財団法人森記念財団都市戦略研究所から出された「世界の都市総合力ランキング2009年版」だ。東京や世界の都市が持つ魅力や課題の再認識、都市の政策立案や企業戦略形成に役立てられることを期待してつくられたものだという。

都市の総合力を分析してランキングする調査研究を目指すこの試みは昨年から始まったもので、日本では初の取り組みだったそうだ。その意味では、2009年版はその続きだと見てよいだろう。

世界を代表する主要35都市を選定し、都市の力を表わす主要な6分野(経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通条件)と、現代の都市活動を牽引する4つのグローバルアクター(経営者、研究者、アーティスト、観光客)ならびに都市の生活者という5つのアクターの視点に基づき、複眼的に都市の総合力をランキングする資料である。都市の力を表わす主要な6分野にはさらに69の指標を用いている。
その算出された分野別総合ランキングは次のようになっている。

  2009年世界の都市総合力分野別総合ランキング
都市名
スコア
順位(昨年)
アジアの都市順位
ニューヨーク
330.4
1
 
ロンドン
322.3
2
 
パリ
317.8
3
 
東京
305.6
4
1
シンガポール
274.4
5(11)
2
ベルリン
259.3
6
 
ウィーン
255.1
7(5)
 
アムステルダム
250.5
8(7)
 
チューリッヒ
242.5
9(15)
 
香港
242.5
10(17)
3
マドリッド
242.5
11(19)
 
ソウル
241.1
12(13)
4
ロサンゼルス
240.0
13(9)
 
シドニー
237.3
14(12)
 
トロント
234.6
15(10)
 
フランクフルト
232.9
16
 
コペンハーゲン
231.7
17(18)
 
ブリュッセル
229.9
18(21)
 
ジュネーブ
229.7
19(22)
 
ボストン
226.2
20(8)
 
上海
224.1
21(25)
5
シカゴ
211.1
22(14)
 
バンクーバー
219.1
23
 
サンフランシスコ
218.1
24(20)
 
大阪
215.1
25
6
北京
211.4
26(28)
7
クアラルンプール
204.1
27(24)
8
ミラノ
203.5
28(27)
 
バンコック
199.1
29
9
福岡
196.5
30
10
台北
195.9
31(26)
11
モスクワ
179.5
32(23)
 
サンパウロ
177.7
33
 
ムンバイ
165.5
34(30)
12
カイロ
132.2
35
 
 
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プロフィール

莫 邦富(Mo Bang-Fu): 1953年中国・上海生まれ。上海外国語大学卒業後、同大学講師を経て、85年に来日。知日派ジャーナリストとして、政治経済から文化にいたるまで幅広い分野で発言を続け、「新華僑」や「蛇頭(スネークヘッド)」といった新語を日本に定着させた。
『蛇頭』『中国全省を読む地図』、翻訳書『ノーと言える中国』がベストセラーとなり、話題作には『日本企業がなぜ中国に敗れるのか』『これは私が愛した日本なのか』『新華僑』などがある。
現在、朝日新聞be(土曜版)にて「mo@china」を連載中。博報堂スーパバイザ。東京経営者協会評議委員。東京メトロポリタンテレビジョン放送番組審議委員。中国山東省青島市開発区顧問。三菱UFJ信託銀行業務顧問。
http://www.mo-office.jp/