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莫邦富的視点
日本も中国もブランド戦略の練り直しに迫られる
莫 邦富(Mo Bang-Fu)

更新日:2008年10月08日

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 米国人の対中国認識と知識の調査が行なわれた。その調査結果に莫氏は驚くとともに、米国、そして日本の企業の広報活動の問題点を感じることになったという。


 
莫邦富氏
 
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シンガポールは中国の都市?

北京で設立されたばかりの対外宣伝機構中国藍海国際伝播促進会が、米国の調査会社の協力を得て、米国人の対中国認識と知識を調査し、9月22日にその調査結果が発表された。その内容を見るとびっくりするものもあった。

たとえば、「米国人が知っている中国のブランドは?」という設問に対して、調査を受けた米国人の42%は何ひとつ思い浮かばない。逆に、サムソン、トヨタ、日産、Nikeを中国のブランドと思いこむ人がそれぞれ33%、25%、24%、16%にのぼった。

米国でもっとも流行っている中華料理はチャーハンと思う米国人が59%だ。春巻(44%)、汁なし麺(44%)、酢豚(33%)ワンタンスープ(31%)、たまごスープと北京ダック(それぞれ25%)が続く。

「中国の都市や景観を挙げてください」という設問に対しては、北京(70%)、長城(58%)、香港(46%)、上海(39%)、北京オリンピック大会のメインスタジアムである鳥の巣(23%)、故宮(23%)、チベット(22%)、天安門広場(21%)が挙がったが、シンガポールを中国の都市と間違えた米国人も22%におよぶ。

「米国でもっとも知られる中国人は?」に対しては、ジャッキー・チェン(43%)、すでに故人となったアクション映画スターのブルース・リーこと李小龍(40%)、毛沢東(39%)、孔子(33%)、アクション映画の現役スター李連傑(ジェットリー)(29%)、米国のNBAで活躍するプロバスケットボール選手姚明(29%)、仏教の象徴である仏(28%)、香港の映画女優ルーシー・リューこと劉玉玲(23%)、チンギス・ハン(22%)、周潤発(チョウ・ユンファ)(16%)となる。

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プロフィール

莫 邦富(Mo Bang-Fu):1953年中国・上海生まれ。上海外国語大学卒業後、同大学講師を経て、85年に来日。知日派ジャーナリストとして、政治経済から文化にいたるまで幅広い分野で発言を続け、「新華僑」や「蛇頭(スネークヘッド)」といった新語を日本に定着させた。
『蛇頭』『中国全省を読む地図』、翻訳書『ノーと言える中国』がベストセラーとなり、話題作には『日本企業がなぜ中国に敗れるのか』『これは私が愛した日本なのか』『新華僑』などがある。
現在、朝日新聞be(土曜版)にて「mo@china」を連載中。博報堂スーパバイザ。東京経営者協会評議委員。東京メトロポリタンテレビジョン放送番組審議委員。中国山東省青島市開発区顧問。三菱UFJ信託銀行業務顧問。
http://www.mo-office.jp/